光明の生活を伝えつなごう

発熱の文

発熱の文 51 霊乳(ちち)

 私どもには霊性と肉体とがありて、肉体は人の子で、霊性は如来の子である。肉体も母親の乳汁にて養われるように、霊性は如来の光明にて育てられるのである。肉体も赤児がはじめて産声を揚げたときには、母の顔さえ見えねども、なく声を…

(続きを読む)

発熱の文 50 天地の気にかなう

 歓喜光裡に新年を迎え、無量寿の聖名を称えて寿ほぎ奉つり候。  寒風肌にさむき夜も、あたたかなる大ミオヤの慈悲のふところにすむこころよさ。  其のちはいかが在らせ候哉。きょうはよき御天気とおもえば、また翌日は風がふき出す…

(続きを読む)

発熱の文 49 救我と度我

 若し念仏は、救我の一面にして真の幸福を得るのみを以て目的とする時は、此の娑婆、即ち忍土に処して空しく生活の苦を受くるよりは、疾く浄土に往きて法性の常楽を受くるに如かじ。其反面なる度我の念仏、即ち人生を光明中に向上の行路…

(続きを読む)

発熱の文 48 微妙の霊感

 私には御名を呼び上る毎に微妙の霊感を以て答え玉うことなれば、ましてあなたに対して御答ない筈はない。然れば如何に心を致して御名を呼び上ぐれば、ミオヤの御答の響が聞えあげられるであろうとなれば、私は斯ように心を至して念じ上…

(続きを読む)

発熱の文 47 念仏の姿勢

 念仏の行者一心金剛の如く、勇猛精進なること不動明王の如くなるべし。脳裡に一物もおかず。只能帰の心、所帰あみだ仏の真金色、円光徹照するを執持し、一心不乱に脳裡に充る力、眼睛を電掣。眼睛の掣電するは、能帰の心が所帰のあみだ…

(続きを読む)

発熱の文 46 如来のお答え

 大なるミオヤは十方法界を遍く照し、わけて我名を呼びて頼む者に答うる心光を以て衆生の心霊に霊妙の響を与え玉う。されば、あなたが一心に余念なく称名する時、あなたの一心、弥陀に対して真正面に心を向けて念ずる時は、あなたの真正…

(続きを読む)

発熱の文 45 食作法の意

 進みゆく世に処してうかうか日を暮しあると、竟には世の厄介物と成りて仕舞候。折角大ミオヤの命令を以て人間にまで生れ出し甲斐もなく、世の為にも人の為にも何らの功もなく、只生涯世の厄介物となりておわるは、実に世の人の精神上に…

(続きを読む)

発熱の文 44 光明会

 流行感冒で若い人が死んだと聞いても死ぬという事はよその人にばかりあるので、自分の身にはまだまだ千年も後のように思うている。全体人間は何れから出て来たので、いかにしたならば真理にかなう人生を果すことが出来るでしょうと思わ…

(続きを読む)

発熱の文 43 私の信仰

 愚衲の信仰は斯ようである。宇宙の大ミオヤは唯一りに在ます。即ち十方一切諸仏の本地なるあみだ如来にて、其心霊の大ミオヤを信念する時は、私の心があなたの霊的光明に常に養わるる故に、我が仏性が漸々に増長して、真の仏子と成りて…

(続きを読む)

発熱の文 42 九箇条の誓い

今日より誓って此条目を守らん。 一、時間は生命なり。大切なる時間、寸陰も無益に徒費せざらん。 二、婦人の弱点なる虚栄心を離れん。己に実力実行なくして名誉を望むが如きは全く人格の修養に害ありと雖、益なし。 三、堅く信実を守…

(続きを読む)
  • おしらせ

  • 更新履歴

  •