機関誌ひかり 第776号 令和6年7・8月号
雲はれて
さやかに照らす
月かげを
清き光に
たぐひてや見む
『道詠集』二七四頁
〈意訳〉雲が晴れて、はっきりと清らかに照らす月の光は、〔そのまま如来の〕清き光と同様の〔光であると思い仰ぎ〕見ています。
機関誌ひかり第776号
7月1日 発行
表紙:弁栄上人筆「一輪明月照禅心」愛知県 法城寺蔵
〈現代語訳〉円満に照り輝く月〔のような如来の光明は、〕その麗しさのあまり、〔私の〕心を三昧へと導く。
〈解説〉鎌倉時代の曹洞宗の僧、大智禅師(一二九〇~一三六六)の偈頌、「千峰頂上白蓮華 十里松門入更深 僧社不留塵世客 一輪明月照禅心」の最後の一句である。月(仏)と我が心が融け合う心境を表現したこの句に弁栄上人は強く共感されたのであろう。
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