光明の生活を伝えつなごう

関東支部だより

関東支部 平成25年8月

(1)一行三昧の会

佐藤 蓮洋

◇日 時:6月2日(日)
◇会 場:光明園
◇講 師:谷 慈義師
◇参加者:15名

午前中はお念仏、如来光明礼拝儀を称え、聖歌を唱いました。午後は、お念仏と谷氏のお話がありました。谷師は、弁栄聖者のご遺稿を約1000項目のテーマに整理し、現代語に意訳し、将来的には「弁栄聖者・問答集」を完成させたいと思っているとのことです。まず、初回として「所求(しょぐ)・所帰(しょき)・去行(こぎょう)」についてお話がありました。

例えば、

問:宗教はどのような真理を教えるものですか」
聖者:答「身と心の向上を得るために、偉大(おおい)なる力をもつ霊格に帰依して、これによって永遠の生命(いのち)と常住の平和(よろこび)と円満なる人格の形成とに入る道を教えるものです。」

というように、問答を重ねていきます。

聖者がいろいろなところでご説明されている内容を集め、項目別に整理し、それを体系的に現代語で作成される問答集は、聖者の教えを初心者が学ぶよいテキストにもなると思います。谷師の労力は計り知れないと思いますが、是非、完成させていただきたいと思います。

茶話会は皆が一重円(場所が狭く窮屈でしたが)となって、谷師のお話に対するQ&A、あるいは情報交換の場となり盛り上がりました。

(2)念仏と法話の会

山本 サチ子

◇日 時:6月23日(日)
◇会 場:光明園
◇講 師:河波定昌上首
◇参加者:28名

ご法話

今日のお話の切り出しは山崎弁栄聖者記念館(岐阜)の創立から話されました。

記念館は浄土宗で作ったものではない。若松英輔先生が先頭になり作られたものであります。若松先生はクリスチャンでありながら光明主義を重要であると考えられこの記念館作りに貢献なされました。

今、山崎弁栄聖者の教えは世界に広まり始めました。その一つが第2バチカン公会議です。仏教の中にキリスト教があるといった弁栄聖者の教えは普遍的です。また光明主義はこれまでの人間中心主義を如何にして脱却するか弁栄聖者が念仏を通して体現なされました。そのことは道元禅師もまったく弁栄聖者と同じですべてを大ミオヤにお任せ申し上げて(仏教の基本)念仏をしていくのであります。お念仏を徹底していくと禅も念仏もありません。

禅宗は第四租、道信により確立されていきますがその道信も念仏をして悟りを得ました。これらのことは『楞伽師資記』に詳しく記されており禅宗がどのように成立されていったかが解かります。法然上人は名号の徳を『選択本願念仏集』の中で、

弥陀一仏の所有の四智・三身・十力・四無畏等の一切の内証の功徳、相好・光明・説法・利生等の一切の外用の功徳は、皆悉く阿弥陀仏の名号の中に摂在せり

と仰せられています。光明主義は単なるイデオロギーではなく念仏の一声ひとこえの中に完全性が成就し、そして近代を脱却していく教えであります。

皆さん、ここはそういう道場なのです。と締めくくられました。

茶話会

茶話会では、佐藤蓮洋さんが光明園の庭でとれた「びわの実」や菓子を準備して下さいました。甘酸っぱいびわの味が爽やかで参加者から喜びの声があがりました。

また、本日は長野から古田上人も午前から出席して大木魚を担当してくださいました。すばらしい念仏と法話の会となりました。

関東支部総会

出席者は23名。委任状にて総会は成立しました。

24年度事業報告と会計報告の後、25年度の事業報告予定と予算予定内容を審議し可決されました。会員からは光明会発展のためのPR活動について光明会書籍販売(代官山蔦屋書店)で聖者のこれまでの書籍販売状況とその販売数や今後の方針等の説明がされました。またこの他にも皆様から多数の貴重な意見が出され活気ある総会となりました。

合 掌

  • おしらせ

  • 更新履歴

  •