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子供と一緒に学びましょう

子どもと一緒に学びましょう No.12 仏さまって本当にいるの?4

人を存在させている何か。
世界を存在させている何か。
それを阿弥陀さまって呼んでいる。そんな話を今までしてきました。

じゃあ「阿弥陀」って漢字はどんな意味なの?
また「南無阿弥陀仏」ってどういう意味なの?
そんな疑問がおこってくるよね。

「南無阿弥陀仏」の「南無」というのは、
「すべてお任せいたします。どうぞよろしくお願いいたします」
そんな意味なんだ。
そして「阿」というのは、
「~できません」という否定の意味。
「弥陀」というのは、
「計量する」、「量をはかる」という意味なんだ。
ものさしのこと、長さをはかることを英語で「メジャー」
というよね。実は同じ言葉からできているんだ。
すこしだけ似ているよね。「弥陀」と「メジャー」
だから「阿弥陀」というのは「量り知れない」という意味になる。
それで、「仏」とは「真実を悟った方」という意味。

『礼拝儀』の「無量光仏」=量ることができない無限の光の仏さま。
というのも「阿弥陀仏」と同じ意味になる。

ぜんぶ合わせて「南無阿弥陀仏」とは、
「量り知れない仏さまに、私はすべてお任せいたします。
どうぞよろしくお願いいたします」
そんな意味なんだ。

「量り知れない」から、仏さまは「いるんだ」と、
理解する(量り知る)ことはなかなかできない。
理解することはできないけれども、できることが一つだけある!

「信じる」ことだけはできるんだ。
もしくは「信じたい」と思うことはできるんだ。
その「信じたい」が仏教の大切な、大切な入口なんだな。
仏教の教えの入口にいる人は、
仏さまは「いるんだ」と理解できる人じゃない!
「信じたい」と思える人、そんな人が入口に入っていくんだ。
人や世界を存在させている何か。何かわからないから「量り知れない方」
偉大な何かが存在するはずだと思えるから「信じたい」。そう思えてくるんだ。

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