前回は、お念仏の入り口は「信じたい」と思える人。
そんなお話をいたしました。
太陽があって、木や山、海があって、お父さんお母さん、私もいる。
そして、目には見えないけれど、
私達を存在させている何かがいる。
そんな偉大な何かが存在していると思うから「信じたい」と思えるんだ。
また、さらにいうと、
人は光が必要になってくるんだな。
悲しいとき、あったかい光がほしくなる。
道に迷ったとき、正しい道を照らしてくれる光がほしくなる。
大人になってくると、色々な悩みや苦しみが増えてくんだ。
そんなとき、自分を支えてくれるなにかがほしくなる。
自分一人の力じゃどうしようもなくなるんだ。
お米は農家の方が作っているよね。
でも人ができることってちょっとしかないんだ。
お水を引いてきたり、田植えをしたりね。
お米がちゃんとできるためには、
お水も必要だし、お日様の光も必要、土の栄養も必要だね。
お米を作るためにはいろんな力が必要なんだ。
それと同じで、私達の心をちゃんと成長させるためには、
太陽の光のような、仏さまの光が必要なんだ。
汚い心じゃいやだ。きれいな心でいたい。
悲しい心じゃいやだ。楽しい心でいたい。
暗くて悪い心じゃいやだ。明るくて正しい心でいたい。
サボる心じゃいやだ。いつもがんばる心でいたい。
そんな自分でいたいよね。
でも、自分一人の力じゃ変われないんだ。
そこでみんな苦しむんだ。
そこから、みんな仏さまを「信じたい」と思い始めるんだ。
日本の大人の人たちが今たくさん心の病気にかかっているんだ。
その心の病気を治すのは、私は仏さまの光だと信じてる。
また、君たちが、そんな心の病気になることなく、
きれいで、楽しく、明るく、強い心で生きていくために、
しっかり、仏さまの光を浴びていこう。
光を浴びる方法、それは、
仏さまを見て「南無阿弥陀仏」。
一緒にお念仏して立派な心をもった大人になろうね!