アハハ。イヒヒ。ウフフ。エヘヘ。オホホ。
ニヤニヤ。シメシメ。ワッハッハ。・・・・。
人の笑っている声や様子を、
文字にするとこんなにたくさんあるんだね。
それと同じだけ、いろんな笑顔があるよね。
テレビの面白い番組で笑う。
好きな人に会って自然に笑う。
遊んでいて友達と笑い合う。
赤ちゃんがイナイイナイバーで笑う。
こんな楽しい笑いもあるけれど、イヤな笑いもあるね。
友達がすべってころんで、つい笑っちゃう。
うそで笑うときもあるね。
できたらイヤな笑いじゃなくて、楽しい、明るい笑いがいいね。
そんな優しい笑顔でいつもいたいし、まわりの人もいてほしい。
今、3月に東日本でおきた地震で、たくさんの日本の人が、
悲しくつらい思いをしていて、くじけそうになっている。
家がなくなって、大切なものがなくなったんだ。
だから学校の体育館などで沢山の人が一緒に生活しているんだ。
そんなだから、みんな笑顔があまりないんだ。
そして、その周りの子供たちも、大人が暗い雰囲気だから
笑顔でいちゃいけないと思って、だれも笑わないんだ。
いつまでも、こんな暗い気持ちじゃだめだ!と思ったお兄さんが、
子供達と遊びはじめたんだ。
すると子供達にだんだんと笑顔が出てきたんだ。
そうしたら、はじめてお話した子ともみんな
いつのまにか友達になってたんだ。
子供達は遊ぶことで、友達をたくさん作るんだな。
そしてさらに笑顔がはじけてくる!
そしたら大人の人達も、子供の明るい声と笑顔にさそわれて、
笑顔がこぼれてきて、暗いところが明るくなってくるんだ。
知ってた?みんなが楽しく笑顔でいることで、
大人の人は、実は笑顔と元気をもらっているんだよ。
そして、「よーし、子供達が笑顔でくらせるようにがんばるぞー!」
って立ち上がることができるんだ。
谷川俊太郎さんという人がこんな詩をつくっている。
子どもはなおもひとつの喜び
あらゆる恐怖のただなかにさえ
本当にそうなんだよ!
みんなが遊んで、笑顔になって、友達もつくる。
そして、大人も元気にする。
だから、お友達と仲良く遊ぶことは、みんなの大切な仕事なんだな。
もちろん勉強も!
いつもニコニコでいられるように、
優しい仏さまをおもって「南無阿弥陀仏」と称えよう!