光明の生活を伝えつなごう

子供と一緒に学びましょう

子どもと一緒に学びましょう No.19 亡くなった人といつも一緒

「おじいちゃん、やったよ!」
この言葉はサッカー日本代表のキャプテン長谷部選手のこころの声。
その長谷部選手のサッカーを始めたきっかけは
3才の時にサッカーボールを、おじいちゃんに買ってもらったことから。
長谷部選手はおじいちゃんの事が大好きでいつも味方。
高校生のとき長谷部選手が「プロのサッカー選手になりたい」
そう家族につげたら大反対。でもおじいちゃんだけが、
「人生は一度しかない、やるなら本気でやってみなさい!」
そういって背中をおしてくれました。

プロのサッカー選手になった長谷部選手。
1年目は、まったく試合に出してもらえませんでした。
それでも、おじいちゃんはチームの試合を毎日見に来てくれました。
だけど自分は試合に出ていない。おじいちゃんに、自分の姿を見せてあげられない。
それが悔しくてしかたがなかった。だから早く試合を見せたかった。

そんなことを思っているある日、おじいちゃんは
病気をわずらって亡くなってしまいました。
長谷部選手、悲しくて、悔しくて泣きそうになりました。
そんなとき、子どもの頃におじいちゃんにいつも言われていた
言葉を思い出しました。
「男の子は泣いてはダメだよ」ぐっと涙をこらえた長谷部選手は、
「いつもおじいちゃんは見てくれている。だからどんなときでも、恥ずかしくない行動をしよう!」
その思いで長谷部選手は悲しみを乗り越えました。
とってもがんばって練習をしました。

そして、プロ2年目からは試合にだんだんと出場するようになりました。
試合の入場のとき、いつも空を見上げて、
「おじいちゃん、今日もよろしく」そう思って入場しているそうです。
そして、試合でゴールを決めたとき、
天を指さして、「おじいちゃん、やったよ」。
こんな感じで、長谷部選手はいつも、亡くなったおじいちゃんとお話をしています。
だから試合も練習もがんばることができる。普段の生活もとってもまじめ。
食事ではご飯粒一つのこさない。遅刻もいっさいしない。
なぜなら、いつも大好きなおじいちゃんが見ているからね。

みんなもこの長谷部選手みたいに、亡くなった大切な人、ご先祖さま
そしてなにより仏さまが見守っていることを感じる生活をしようね。
もしかしたらそれが立派な大人に、一流のプロになる秘訣かもしれないよ。

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