恋いしけれ
西にかたぶく
夕日かけ
さすかにみだを
したふ身なれば
『道詠集』一三六頁
〈意訳〉夕日が明々と西に沈んでいく様子を通しても、恋しく思うのです。その夕日の光がさすその彼方に在すという阿弥陀如来をお慕い申し上げている我が身でありますから。
著 者 藤堂恭俊
発 行 てるふる
定 価 2,750円(税込)
昭和34年に、弁栄聖者生誕百年記念として出版され、長らく絶版となっていた藤堂恭俊著『弁栄聖者』の改訂増補版(A5サイズ、ハードカバー、約380頁)が「てるふる(為先会)」より復刊。木叉上人著の弁栄上人伝『日本の光』には記されていない史実など、その生涯を伝える貴重な文献の一つ。また著者が本誌に寄稿されたものや著者が遷化の直前に記した手記(詩歌)など「光明随筆」として増補しています。
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