光明の生活を伝えつなごう

子供と一緒に学びましょう

子どもと一緒に学びましょう No.9 仏さまって本当にいるの?

僕は子供の頃から、仏さまの前でおつとめをしている。
その仏さまを見つめながら、疑問に思うことが子供の頃あった。
あなたは本当にいるの?って。

お父さん・お母さん・お友だちはお話もできるし、
手をつないで遊ぶこともできる。だから本当にいる!
でも、仏さまは、お寺の本堂や、お仏壇の中にいるけれど、
お話もできないし、手をつなぐこともできない。
だから「本当にいるの?」と疑問に思っていたんだ。

でも今僕は大人になって、そして、お念仏をお称えするようになって
はっきり「仏さまはいるよ!」ということができるぞ!

本堂やお仏壇の仏さまは目に見えるね。
あの赤いリンゴも目に見えるね。
でも赤いリンゴの味ってどうやったらわかる?
目ではわからないね。お口の中に入れてはじめてわかる。
赤いリンゴの香りはどうだろう?このお鼻でわかるね。
リンゴの色が目がなかったらわからない。
味はお口がないとわからない。
香りは鼻がないとわからないんだ。

じゃあ仏さま。
仏さまを感じるのはこの眼やお口や鼻じゃないんだ。
仏さまを感じるのは心なんだな。昔の人がこんな詠をうたっている。

目に見えず (目には見えない)
耳に聞こえず(耳にも聞こえてこない)
手に触れず(手にも触れることができない)
心に触るる(でも、心で感じることができるんだ)
弥陀のおもかげ(仏さまがいらっしゃることを)

仏さまがいるってことは、
お念仏をお称えした人だけがしっているんだ。
リンゴを食べた人だけリンゴの味をしっている。
それと同じだ。
すぐにはわからないかもしれない。でもあきらめずに、
たくさんお念仏して、仏さまのことを心で感じていこう。

仏さまのことを感じられたら、本当に心が明るくなって、
とっても楽しくなってくるぞ。

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