光明の生活を伝えつなごう

中部支部だより

中部支部 平成20年12月

名古屋・西蓮寺会場

内藤 規利子

西蓮寺にはホトトギス(杜鵑草)が咲き、センリョウ(千両)の実が少し色づいていました。本堂には「合掌の暮らしの中にある笑顔」の警句が……。10月26日、大田敬光上人様ご指導で例会です。

初めに「般若心経」を皆でお唱えました。その中で「観自在菩薩」と「観(世)音菩薩」のお名前は訳した人によって違うけれど同じ菩薩というところから、弁栄聖者の「お慈悲のたより」を訳してお読み下さいました。

お慈悲のたより 九十六

大ミオヤは何ともいえない慈悲の笑顔をいつもあなたの真正面に向けてお守り下さっています。あなたはご存知のはずです。まばゆく輝く朝日のような慈悲のお顔に接する思いはいかに不思議で尊いことでしょう。

あなたはあの観世音菩薩の尊像に心をとどめて拝みになってますか?観音菩薩は御頭の宝冠に、一人の御仏を常に戴いています。その御仏こそは即ち我らが仰ぐ大ミオヤなる阿弥陀仏でございます。

観世音菩薩が常に弥陀尊を御頭に戴かれているのは、菩薩が心の内にいつも弥陀尊を念じて忘れることなく、深く深く弥陀尊を敬って信念されていることを形に表されているのです。

あなたも心に常に弥陀尊をお敬いし信念心を忘れない時は、あなたの御頭に弥陀尊は常にましますことになります。世間にて人の心は頭脳にありと申します。されば心に如来を臆念して忘れない時は如来はその人の頭に宿ることになります。そうなればその人は活きた観世音菩薩です。(心を込めてお念仏を称えて下さい)

博物館に西国三十三霊場の代表的な仏像が集めてあり、拝観できるとのこと。普段は拝めない秘仏もおいで下さるという。三十三霊場というけれど三十三の数はどこから出た?観音様は阿弥陀様の御心を受けて三十三通りのお姿となり衆生を救いに来られると云われている。

(私事)

小3の孫娘は「観音様」ということで興味深くお話を聞いていました。お上人様に、観音様の「のん」の漢字を問われ、「音楽のおん」と答えました。さらに観音様のことが気になったのか、お茶の時間にはお上人様と私の間に座ってお話を聞いていました。千手観音様のパンフレットを見てますます興味津々、「観音様を見に行きたいの?」と聞くと「見に行きたいけどー、お母さんのお許しがないといけない」、お許しは案外簡単に出たので喜んでいました。私もなかなか秘仏を拝むことができないので一緒に行きたいと思っています。思い出がまた一つ増えそうです。

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