光明の生活を伝えつなごう

中部支部だより

中部支部 平成25年7月

西蓮寺例会

内藤 規利子

西蓮寺は緑が深くなり庭師さんが入っていました。つつじが咲き紫陽花が咲き始めていて中庭には孟宗竹の若竹が空に伸びていました。5月26日、大田敬光上人様御指導で例会が開かれました。御法話の一部です。弁栄聖者お慈悲のたより(3)をお読み下さいました。

四弘誓願
衆生無辺誓願度 煩悩無数誓願断
法門無尽誓願学 仏道無上誓願成

生きているものは数限りない終わりがない。誓って生きている皆んなを救って守っていきましょう。それが仏教の一番大きいお釈迦様の心でもあるし一人一人がその気持ちでいかないといけない。人助けをする気持ちでいなければいけない。自分よりも人様を助けるという気持ちで生きるのが本当の生き方なんだよとお釈迦様は言っておられた。そのためには迷った心がいっぱい誰にもあるけれどそんなことでは人様を救うことなどできない何とかそれをひとつでもいいから無くして迷った心を断ち切っていかなければならない。煩悩は数限りなくあるけれども断ち切っていこう。

いろんな方面のことを勉強をしていかなければいけないよ。勉強しないで分かることはありはしない。皆さんはお寺へ来て下さって大事な時間を守って下さっているのは仏道修行という一番大事なことを受け取っていただく何十分かで大事なこういうことをせずして宗教の道など分かりはしない。いわんや宗教が分からなければ、そういう人が政治をやったり、いろんな事をやったりしても、やっていることが中途半端で間違った事ばかりやる、今の政治を見ても外交の問題でも中国韓国との関係やらいろいろあるけれども仲良くということが仏道修行ということでもあるんですよ。そのためには勉強をしっかりやらなければいけないよ。仏教の修行はなかなか限りがなく、ここら辺で終わりということは無い。どこまで行っても不充(十)分だなぁという気持ちにならなければいけないよ。こういう四つに分けて言っているのが四弘誓願・四つの弘(広)いというか大きいというか、そういう願いそれがこの深い願い。仏様の願われたことはこうなんだよ。

全部がこのようにいかないけれども何分かは自分でもさせてもらいますという一日であり一年である一生でなければいかんというのがこの歌ですね。これは大事な仏教の原点のような歌ですよ。

奥様のオルガンで「四弘誓願」「月かげの歌」「燈炬讃」「ほとけはつねに」を皆でうたいました。

ここからは内藤のことです。

「元キャンディーズ」のスーちゃんこと田中好子さんの三回忌が過ぎました。スーちゃんはいつも明かるく笑っていてスタッフ、キャストをとても大事にし、あんなに良い人はなかなかいない。スーちゃんのような女性になりたい、人間がこんなにも美しく生きれるんだって改めて教えていただく方ですね等々、口々に皆さんが誉めたたえたそうです。そのスーちゃんの葬儀には全国から千人を超える人が駆けつけたという。その時本人の声で亡くなる少し前原稿を用意することもなく語ったというメッセージが流れました。

こんにちは 田中好子です。今日は3月29日東日本大震災から2週間たちました。被災された皆様のことを思うと心が破裂するように痛み、ただただ亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。私も一生懸命病気と闘ってきましたがもしかすると負けてしまうかもしれません、でもその時は必ず天国で被災された方のお役に立ちたいと思います。それが私の務めと思っています。

今日お集まりいただいている皆様にお礼を伝えたくてこのテープを託します。キャンディーズでデビューして以来本当に長い間お世話になりました。幸せな幸せな人生でした。心の底から感謝してます。特に蘭さん美樹さんありがとう、二人が大好きでした。映画にもっと出たかった、テレビでもっと演じたかった、もっともっと女優を続けたかった、お礼の言葉をいつまでもいつまでも皆様に伝えたいのですが息苦しくなってきました。いつの日か義妹夏目雅子のように支えて下さった皆様に社会に少しでも恩返しできるように復活したいと思ってます。カズさんよろしくね。その日までさようなら。

こんなことを考えていたスーちゃんはきっと観音様だったのでしょう。スーちゃんの遺志を継いで御主人が「田中好子“いつもいっしょだよ”基金」を設立されたそうです。すごい方だったと心から尊敬し御冥福をお祈り致します。

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