西蓮寺例会
内藤規利子
西蓮寺にはろう梅が咲き、ちょっと変わった花びらの濃いピンクの椿が咲いて赤白の梅の蕾が付いていました。玄関前には幾鉢もの葉牡丹がきれいでした。1月25日大田敬光上人御指導で例会が開かれました。御法話の一部です。
無量寿経の一部分を弁栄聖者がそれを大事にされて今の「如来光明歎徳章」というこのお経様はね全部がどこにあるかというとこの無量寿経のこれがこのお経様の内容です。漢文で全部書かれていますよ。だから読むのは大変だわ。今からこの漢文を読めと言っても読めるものではない。この中にもどこにそういうお互い同志仏様の所へ行ったらね平和な気持ちにならなければ仏様の目から見たら落第生になるぞということでまとめてある所が今ここにございますこの文章ですよ。お釈迦様の教えがこういうことになっているんですね。
天下和順日月清明風雨以時災厲不起國豊民安兵戈無用祟徳興仁務修禮讓佛言我哀愍汝等諸天人民甚於父母念子
この中味はねぇ仏様(お釈迦様)のお歩きになる所はどうやって行くかそういう所はどの国でもあぁお釈迦様のありがたいお話が聞けたということでどういう人になられたかそのお釈迦様の温かい心が皆さんの心にだんだんと広がっていくとねぇ天から穏やかな和やかに皆んなが順序立てたような世の中になっていく。そして日や月がちゃんと天に輝くような日になる。この頃日本では天候が不順ですね。大雪になったり大嵐が吹いたり大水が出たり地震が起こったり人間も変なことばかりやっている。そういうことがお釈迦様のおいでになった所ではだんだん無くなっていってね風もちょうどよく吹くし雨も降ってくれる。そういう時を同じうしていいことが起こる。災害が起こらない。国民が皆豊かになって皆んなが気持ちが安らかになって安心した生活が送れる。そうすると軍隊なんか持つ必要もなくなるだろう。武器も必要ないじゃない。人々は徳を尊び仁を起こし一人一人がいい所を身に付けていくような人があっちにもこっちにもおって下さる。皆んなが相手を敬う礼儀作法がきちんとできればだいたい悪い人ではないということがすぐ分かりましょう? 人に譲ってそんなに高ぶらない生き方に持っていかれるようなそういうようなことがだんだんその人の日常生活の中に多くなっておる。お釈迦様の影響を受けた方は皆んなそんな人になって下さるんですよ。だから戦争も無くしていくようなことになっていく。そういうことでお経様がとても皆さんから大事にされたということがそういうことから分かるんですねぇ。仏教の教えでは軍隊を持ったり武器を手にするということは絶対にいけない。お父さんお母さんは子供のことを考えて育ててくれているけれども子を思う親の心よりもお釈迦様仏様のお心というものはもっと温かい気持ちで皆んなを包んでいて下さるんだよということがお経にちゃんと書いてあるんですねぇ。
奥様のオルガンで「降誕讃歌」と「法然上人頌」を皆でうたいました。
ここから内藤のことです
昨年「お念仏がしたい…」と言う娘と「御祥当りんご念仏会」に参加させていただきました。車窓から見る山々は紅葉してきれいでした。長野駅に着くとナント雨…。「え~りんご狩りができない…」と思いましたが昼食、お念仏を称えている間に雨も止みりんご狩りができてよかったです。真っ赤な大きなりんごは美味でした。
古田幸隆上人が書かれた米粒名号のお守りをいただきとても嬉しくお念仏も称えることができ皆様に実りあるお話も聞くことができとても中身の濃い二日間で娘と共に喜びました。
帰りに善光寺さんへお詣りし戒壇巡りもしました。紅葉がきれいでした。その一週間後「長野北部に震度6弱の地震」のニュースに「えっ! この前行った所だ!」とびっくり。古田上人にお電話で伺うと「棚の上の物は全部落ちました」とのことでしたがお世話下さった浄光尼様の所と共に大事にはならなかったとのことでとりあえずホッとしました。
善光寺さんでは沢山の灯籠が倒れたとのことニュースで見たという娘は「あれが倒れたんだね」と言っていました。倒壊した家屋も沢山あったのに新聞には「奇跡的死者ゼロ」「家倒壊絆の救出」と記載されていましたがそれは多いにあると思いますが絆だけでは計り知れない善光寺さんの仏様のお守りがあったからだと私には思えてならないのです。近いうち必ず起こるといわれている東海地震その時は仏様に守っていただきたいと願っています。