光明の生活を伝えつなごう

中部支部だより

中部支部 平成19年2月

名古屋・西蓮寺会場

内藤 規利子

西蓮寺にはいろんな椿が咲き、木が真っ赤な実を沢山つけていました。木の名前は何だろう?

12月3日、一日早いけれど弁栄聖者ご祥当のお別時が大田敬光上人様のご指導でありました。ご法話の一部です。

(弁栄聖者略伝を読んで下さいました。いつものことながら涙が出ます。次にお慈悲の便りの57番を読んで下さいました)

法然上人のおうた、アミダ仏と染むる心の色にいでば秋の梢のたぐいならまし

「南無阿弥陀仏」をお称えしていれば、自然に仏様の温かい慈悲の心が伝わってきて、自分の心がだんだん染まってくる。阿弥陀様が皆を守っていて下さる。「ありがたいなぁ」という心に染まってくる。それが今日だけでなく明日も又何年も続いていくと「ありがたい、ありがたい」という心が、一言の「南無阿弥陀仏」で心の隅々まで行き渡るようになってくる。初めは青葉のような心が、秋の紅葉のように変わっていかないといけない。アミダ様が染めて下さる。ナムアミダ仏をお称えしていると自然に今まで腹立たしいような悲しい心であったのが、数十分、数時間のお念仏をお称えしていると満たされた心に変わっていく。すっかり違った心になり豊かな気持ちになって「やぁ!こんなことでうじうじしてはいかんな」「悲しんでいてはいかんな」ということになってくる。

本堂にちょこんと座っていた5歳の孫娘が、いつも一緒にいる小1のお姉ちゃんがいなくて調子が狂った?のか、礼拝儀をあげている時、いきなりかわいい声で唱和を始めたのでびっくり!お姉ちゃんはもっと小さいころより礼拝儀をあげていたので「この子は礼拝儀は知らないんだ」と思っていたのに・・・。母親も「私も初めて聞いた!きっと今までため込んでいたんだわ」とびっくりしていました。“門前の小僧習わぬ経を読む”なんですね。

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