光明の生活を伝えつなごう

中部支部だより

中部支部 平成21年4月

名古屋・西蓮寺会場

内藤 規利子

西蓮寺には紅梅、白梅、咲き分けの梅、枝垂れ梅などが美しく咲き、いろいろな椿もとても美しくなっていて、先月からの私の期待を裏切りませんでした。

2月22日、大田敬光上人様ご指導で例会が開かれました。お上人様はお勤めに行かれると、浄土宗のお経本の所々に礼拝儀を入れてお上げするとのことです。

皆で『浄土宗日常勤行聖典』と『礼拝儀』をお上げしました。ご法話の一部です。

香偈

八下とは鉦を八つ打つこと。打っている間にざわついた心が落ち着いてくる。必ずお香をたきしめる。明りを上げる。お花を供える。仏前に座って(お経を)すぐ始めてもいいかもしれないけれど、そのための仕組みを揃えると、一層お参りする気持ちになってくる。

礼拝も立ってする。中膝でするなどいろいろあるが、礼拝すると良い体操にもなって膝などもスッと動けるということにもなる。声を出すことも体にいい。座っている時は姿勢を正し、少し膝を開いて腰と両膝が三角形になるように座るとグラグラしないで声が出しやすくなる。

〈三宝礼〉〈四奉請〉〈懺悔偈〉

礼拝儀の「至心に帰命す」「至心に懺悔す」「至心に讃礼す」
浄土宗のお経と礼拝儀でお勤めしていくととても良い内容になるのではないかと思い、試みとしてやっております。

〈開経偈〉〈四誓偈〉〈本誓偈〉〈十念(南無阿弥陀仏)〉〈一枚起請文〉〈攝益文〉

如来の光明は遍く十方の世界を照らして念仏の衆生を攝取して捨てたまわず

〈念仏一会〉

木魚又は鉦によって数百遍、数千遍申しましょう。

「至心に回向す」

(私事)

最近、法事にお呼ばれしました。炒めた膝小僧を気にしながら長時間お経を聞いていましたが、情けないことにほとんど分からずじまいでした。その点礼拝儀は分かりやすいので、初めての方にも少しは分かるのではないかと思いました。昔主人が礼拝儀をお見せした方が、同席されていました。その方は一度読んだだけで「悩みが解決した・・・」とのことで、「へぇ、すごい人がいるんだねぇ」と感心した私でした。その方が法事後に「難しいお経で分からなかった」と言われました。それを聞いて、敬光上人様が申されているように、浄土宗のお経の中に礼拝儀を入れてお上げするということはとてもいいことではないかと思いました。分からなくても聞いているだけでも有難いお経だとのことですが、分かったらもっと有難いことではないかと思いました。

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