光明の生活を伝えつなごう

中部支部だより

中部支部 平成27年8月

西蓮寺例会

内藤規利子

 西蓮寺は緑がとても深くなっていました。まん丸のかわいい紫陽花がいろいろ咲き一番目立ったのが真赤なアメリカディゴ、空に向かって真っすぐにますます元気に咲き私は見上げて元気でいいなぁと思いました。陰で真赤なカンナが咲き、こんな所できれいにひっそり咲いているんだかわいい!! と思いました。ピンククリーム色の夾竹桃がきれいでした。 
 6月21日大田敬光上人御指導で例会が開かれました。本堂はほとんどの日は静かなのですが今日は外から入るスピーカーで何となく騒がしく落ちつかない日でした。でもその中の一時を少し生き方がしっかりしたものにならないと思うことでこうして毎月一回の光明会の例会をして下さるのは有難いことだと思います。悟られてしっかりしたお釈迦様がお歩きになってね、人の値うちというのはこういうことなんだよ。そしていろんな人の問いかけに応じて遠くでも何でもちゃんと行ってはそういうことをお話し下さる。お歩きになるということはしょっちゅうしておられたようですね。
 お釈迦様は軽い気持ちであちこちおいでになって人々はお釈迦様がお歩きになることを有り難がった。身分の上の人も下の人もどっちも皆んな和やかなそしてお互い同志を「どうぞどうぞ」と譲り合いをやるようなそういう人達になって穏やかな世の中が広まっていくんですよ。お釈迦様のお歩きになる所は大きな車の輪が回りを平にしていくようにお釈迦様のお歩きになった後はみんなが守るようないい心の人ばかりになるから石ころにもつまずいて転ぶようなことにはならないような平坦な住み安い所になる。お釈迦様がお歩きになる所は和やかに皆んなが順序をうまくお互い同志譲り合ってそういう気になって順番をうまくいくようなことになっていく。ある時は降って、ある時は照って暑いも寒いもうまく調節できるようになる。国豊かに民やすくそんなに贅沢しないんだけど皆んながそれなり生活ができてくる。そして一人一人の生活が安楽になっていく。生きやすいようになってくる。日本では二宮尊徳さんが出られ農業をしっかりやれるようになって、この土地は豊かになった。そうすると皆の気持ちも徳を大事にするという人徳を人柄というものを大事にするように回りをだんだんよくしていってくれるようになる。 
 奥様のオルガンで「まことのみ国」「ほとけはつねに」「四弘誓願」を皆でうたいました。 
 ここから内藤のことです 
 今日も例会に出席できてよかったです。具合の悪いことは変わりなし。二度目の検査は一泊二日で背中の患部の5ヶ所から細胞を採ってくるというものでした。咳が出る出る!! 先生は「咳が出る時は言って下さい」と。「ハイ」と返事はしたもののそんなうまくはいきません。いきなりコンコンコンですから。これはうまくいかないと気胸、脳梗塞、心筋梗塞などが起こるやもと。くわばらくわばら。それがお陰様で採っている間中「コン」とも出ずに「うまく採れましたよ」とのこと。やれやれ。命拾いした気持ちでした。それがです。採った細胞から癌が見つからなかったという結果にがっくり!! PETではあんなにはっきり撮っていたのに…。「今度は全身麻酔で肺を直接えぐってくるか。もう一度同じ検査をやってみますか?」ということで、え~っ。もう一度同じ生検をするということになって又入院して採っていただきました。先生に「肺の悪いのってこんなにだるいのですか?」と伺うと「検査の結果がなかなか出ないのが原因かもしれませんね」と。あまりのだるさに明朝目が覚めるんかいな…なんて思うことも。その時の結果はまだ出ていません。そして肺をえぐって調べるというのが残っています。さてどうするか? リスクはだんだん大きくなってくるといいます。行く先が分からないほど不安なことはありません。暗闇の中に一人放り出されているみたいです。以前お上人様が「お念仏はあまり辛く苦しい時もあまりにも幸せな時も出来ないものなんですよ」とおっしゃいましたが本当だと思いました。「すべてを如来様にお任せ申しあげて!! なんて思えども心は上の空「助けてぇ!! 助けてぇ!!」なんて言っている。これで助けていただけるかもしれない…。でもそれもやっぱり情けないかな?。長い長い不安のトンネル。たまに落ちついている時もありますがやっぱり不安。でも田中木叉上人様のお歌をうたって頑張りたいと思います。 

大本願の 汽車の中
アナタおつれの 旅なれば
苦楽はしばし 窓げしき
ゆくては華の よしの山

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