光明の生活を伝えつなごう

中部支部だより

中部支部 平成28年5月

西蓮寺例会

内藤規利子

 西蓮寺はすっかり春。ソメイヨシノ、枝垂桜が咲き始め、木蓮、沈丁花、ツツジ、コブシ、ボケ、桃、アセビ、大輪の赤白染分け、赤の椿、シャガ、ちょうど咲く時季と合ったのか「こんな色の椿、初めて見たよね」というくすんだピンクの椿、とてもきれいでした。3月27日大田敬光上人御指導で例会が開かれました御法話の一部です。

三宝礼
一心敬礼 十方法界 常住仏
一心敬礼 十方法界 常住法
一心敬礼 十方法界 常住僧

 この三つはお宝物でありますよ。三宝礼とは南無阿弥陀仏という言葉。ひとつで言えば南無阿弥陀仏となるのだけれど、もうひとつ分けて拝ませてもらうと仏法僧ということを大切にする生き方に頭をさげさせていただきますということ。
 これはお宗旨に関係なく三宝礼ということを忘れないようにということで、お経の最初のところでこれを称える。
 常住仏とはいつもあるということ、いつでもこれがあると人間の生き方がきちっとうまく納まっているんですよ。そういうものが仏であり法であり僧である。
 仏法僧は三つの宝物である。普通は宝物といえば宝石とかお金、貯金通帳などですが、仏様の教えからいくと仏法僧の三つを拝むような心を持ったということが宝物をいただいたということですよ。人の心の中にこれがちゃんと有るか無いかでその人がね、お寺へ来て下さった方としての資格を得られる尊い方になっていただけますよ。法をいただくと皆んな心が明るくなれる。そして仏様の説かれた内容はお経という形でまとまっています。昔から仏様の教えを仏法というんですね。法ということで言い表しているんです。これは世の中のあり方自分の生き方の正しい生き方がこれで分かるんですね。それでこの法というものは一般の法律というものもあるけれどそれは人間がやってはいけないことを一応法律で決めてあるのだけれど、そういうことではまだ狭い範囲で仏様の教えの上でというと仏法の法というものは仏様の説かれた広大無辺の宇宙全体というかね、自然の方にも応用できるとても大事な仏様の教えがこれが正しく物事を見る一番の拠り所として教えてあるんですよ。これが正しい物の見方ができる大事なものが仏法ということで言い表している。そういうものを大事にする人達を僧(サンガ)という。お坊さんだけではなく皆さんのようにここに来て下さるような方もサンガという。皆んな仲良くということが大事になっている。本当に仲良くしていくためには仏法これをしっかり皆んなが受けとるような気持ちになってサンガを大事なものとして集まりをしっかり守っていくような人になって下さいよという願いを込めて明るく正しく仲良くということで昔から三宝礼ということが教えられている。明るく正しく仲良く仏法僧ということをちゃんと身に付けられるように仏様は願っておられるんですよ。
 奥様のオルガンで「降誕讃歌」「灯」「法然上人頌」を皆でうたいました。
 ここから内藤のことです
 テレビのドラマ「フラジャイル」長瀬智也さん主演の病理の先生の話。去年私の病気が何度もの検査入院でも分からずとても大変だったこともあって、なるほどそうだったなぁ。あの時は主治医の先生だけではなく病理の先生にもとてもお世話になっていたんだなぁと思いながら毎回身につまされて見ていました。
 ある日、娘からとんでもないことを聞いてしまいました。中2の孫娘が魚の目と思われるものが足の裏にできて皮膚科へ何ヶ月も通っていたが治らず先生から「悪性のものかもしれないから大きな病院へ行くように言われた…」と。「悪性」と名の付くものが怖くて仕方がない私はびっくり仰天!! 自分のことを気にしていたことなんて吹っ飛んでしまいました。
 娘はすぐ大病院へ行く前に「良い先生」と言われている皮膚科に行き「多分大丈夫と思うけれど…」と治療していただいたけれど治ってこないので患部を採って「病理」に出したそうです。さて結果はいつ分かるのか。孫娘は続いて通院、娘はちくいち報告してくれ娘は先生の言葉で大して心配はしていない様子。でも私は「マイナス思考」悪性=癌=万が一のことがあると足の切断、まてよ運が悪ければ命が…。なんて考えていく。自分でも「取り越し苦労なんかするじゃない、心配するなお任せお任せ」と思ってお念仏を称えている時は落ちついているのですがどうも…。
 2週間も待って娘から電話「良性だったって心配いらないって…」。あ~よかった!! 如来様ありがとうございました。孫娘は部活で朝練放課後土日祭も休みなくコントラバスと仲良しで踏ん張っているせいじゃないかとのこと。先日定期演奏会に行くと大きなコントラバスを元気に弾いていて本当によかったです。

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