光明の生活を伝えつなごう

中部支部だより

中部支部 平成28年11月

西蓮寺例会

内藤規利子

 西蓮寺は花が少なくて少しのむくげ、少しの夾竹桃などが咲いていただけ。そのかわり、赤い実の木や幾鉢もの盆栽が目立っていました。天気予報はおおきな?マークなのに一日中降らずに良かったです。本堂には『当り前が有難い、あたり前を大切に』の標語がありました。
 9月11日は大田敬光上人様の御指導で例会が開かれました。御法語の一部です。
(お念仏をいつもより長時間した後で)40~50人おいでになるかと思ったらそんなにはいないですね(笑)皆さん元気がいいから一人が何人分かのお力で念仏を称えて下さった気がしました。なかなかやる気でやる時の念仏というものは有難いですね。このお集まりというものはいろんなお話も聞かせてもらたり、歌もうたったりするんですけれど一番中心になるのは木魚で南無阿弥陀佛、南無阿弥陀佛と念仏を称えるということが大事。そういうことを一生懸命やることを念仏三昧という。三昧はインドの言葉でサマーディーという。そのものになり切るという。南無阿弥陀佛、南無阿弥陀佛と一生懸命できるようになったらもうおまいりの目的は半分以上はできているぞと法然上人は念仏をお称え下さるころを喜んで下さった。お話は分かる人もあるし、分からない人もある。いろんな人が出てくるからお話を聞くのはいいか悪いか分からないけれども、とにかく念仏して生きられて命が大事だということがちゃんと受け取っていただける人になってもらえるのが、法然上人の一番の望みだからね。願いだから、そういう気持ちになってもらえるように私はこれを書いておくんだよ、言うとくんだよ、と言い残してある言葉がこの「一枚起請文」です。
 いつも歌をうたうんですけれども歌をうたうということは体にいいんですよ。私らお経をあげたり歌をうたっているせいかちょっと力を込めてうたわんでもうたえるからそれがやっぱり体の調子に関係してくるらしいですよ。奥様のオルガンで「聖夜」「燈炬讃」「四弘誓願」「月影のうた」を皆でうたいました。

ここから内藤のことです
 今年の夏の暑かったこと、日中外に出ると背中がジリジリして干物になりそうでした。そんな暑い日、病院に行きました。薬の副作用で皮膚が弱っているせいか、頬に小さな傷が出来たり治ったりを繰り返していることを先生に言うとカメラの望遠レンズみたいな物で見て、「ヒフ癌かもしれないから生検採ってみましょう」と。え~っ!!ヒフ癌? なんたるこっちゃ…。癌だったら手術かぁ。私は深い傷は跡が盛り上がる体質で頬にキズ…。考えただけで恐ろしい。結果がわかるまで三週間という。三週間も待つの…。私は結果を待つのがとにかく苦手。でもどうあがいたって待つより他にない。病院の図書館に行くと皮膚癌の本なんか見当たらない。主人が見つけてくれて「これ一冊で皮膚癌が分かる」。少しでも安心できる何かを見つけることができたらいいなと思って行ったのになんと悲惨なこと、よけいに落ち込んでがっくり。係の方が「まだ癌て決まった訳ではないからあまり心配しないように…」と慰めて下さいました。娘との電話で「元気?」と聞かれて「元気じゃないわ」「どうしたの?」しかじかかくかくと話すと娘は「お念仏さえしてお任せしていれば悪いようにはならないから…」と。お念仏を通しての話で励ましてくれました。「お兄ちゃんには分かるまで言わないでおこうと思っている。心配するだけだから…」と言うと「それでいいと思うよ、心配するだけだからね」と言ってくれ、本当は娘だって聞きたくなかっただろうに…娘の優しさだなと思いました。そして私の試練? の三週間が始まりました。
 とことんマイナス思考の私、でもいつからか「事が起こってから考えよう」って決めたはずなんです。でもやっぱり心配が頭をもたげます。だめだ! これじゃだめだ。お任せお任せお念仏を称えていると心が落ちついてきます。それで三週間待ち病院でドキドキしながら先生の前に行くと「ヒフ癌ではありませんでした」。ホッとしました。「でも癌になるかもしれないから治療しましょう」と塗り薬による治療となりました。私にとってはちょっとややこしい塗り薬ですが手術を免れたのだから…と頑張って塗っています。この間に背中が湿布によるかぶれが酷く通院、今までかぶれたことなど無いのに生検の他にもストレスがあって、そのせいでこんなことになってしまったんだと思いました。ストレス恐るべし…。その上昼食に日本そばを茹でてさあ出来上がりました。移しかけた時鍋が傾いてももに茹で湯がかかり「熱い!」今だどうしてそうなったのか分からない。そばもお湯もガス台、床にぶっちゃかった割には火傷も軽く「痛い!」と言いながら毎日通院通いです。でも何か感謝の心が増しているような気がしています。

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