光明の生活を伝えつなごう

発熱の文

発熱の文 24 勤苦六年

 外衣を装うよりは内性の妙服を厳にせよ。傲慢の頭髪を除きて謙遜にして道を求め、剛石の上にも六年の勤苦を経て霊性を鍛え、五濁の汚を此俗を、霊なる流れにて浴ぎ、人間を以て神に近づくに随って、禽獣も尚親しむばかりに一心を金剛石…

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発熱の文 23 三昧

 三昧とは物我無二生仏一致の心理なり。光明讃称の時は讃声に神が入って声と心と共に仏となるなり。無量光の声に心も仏心と相応することなり。讃礼の時は即心仏と一致して、無二となることなり。日光を見れば日と心と冥合し、然らば日光…

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発熱の文 22 愛

 吾人如来を愛し真実に愛する時は、どうしても彼と離れようとは思われぬ。どうしても彼を断念することはできぬ。たとえ死んでも彼と離れられぬ。彼とならば共に地獄に陥入も甘んずる。真実に弥陀を愛する心念が、すべてに超て強からば身…

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発熱の文 21 心本尊

 心本尊と申ことは、吾曹が心中に何時も離るることなき活ける本尊さまをおすえ申置事にて候。例えば本堂の中心中台に御尊像を安置する如くに、私共の頭の中台に、みだ世尊を安置して、常にその活ける本尊の威神と慈悲との光明に照されて…

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発熱の文 20 念仏三昧門

 受けがたき人身をうけ遇いがたき仏法にあうことを得たるの幸、人身の頭脳奥に秘める如来の子たる霊性を開発し、現在より通じて永遠不滅の生命を発得せられんことを祈り候。その霊性開発する時は絶対大霊なる無量光にして無量寿の如来と…

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発熱の文 19 光栄の務め

 大ミオヤなる如来は、我ら一切衆生の心霊を麗しく染なされんが為に、清浄歓喜智慧不断の光明を以て永しえに照し給うも、我らはその霊光中に在り乍ら、ただ世の五塵六欲に眼に耳に染汚されて幾年月を経ても、弥陀の霊光に浄化せらるる光…

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発熱の文 18 至心に回向す

至心に回向す至善に在ます如来よ 我らは曾て心闇くして如来の在ますことを識らざりき 然るに如来の大悲招喚の声に驚きて 至心に如来に帰依し奉れり 願くは我らを無限の光明の中に永遠の生命を与え給え 又願わくは上は如来の聖寵を被…

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発熱の文 17 至心に懺悔す

至心に懺悔す法身と智慧と解脱の 三徳を備え給う如来に告白し奉つる 自身は現に是れ罪悪の凡夫 心の至らざるよりして作す可らざる罪を造り 作すべき事を怠るの罪に陥いれり 是れ皆な自らの過なり 実に大いなる過りなることを感じて…

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発熱の文 16 至心に感謝す

至心に感謝す大慈悲に在ます我らが如来よ 如来が与え給える明き光と清きえい(さんずいに影)気と新しき糧とに依て 今日一日の務めを果したる恩徳を感謝し奉つる 又如来の神聖と正義と恩寵との光明を被むり今日聖意に契う務めを得たり…

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発熱の文 15 至心に発願す

至心に発願す智慧と慈悲とに在ます如来よ 教主世尊が六根常に清らかに光顔永しなえに麗わしく在ししは 内霊応に充給いければなり 我らも完徳の鑑たる世尊に傚いて如何なる境遇にも姿色を換えざることを誓い奉つる 願わくは常に慈悲 …

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