光明の生活を伝えつなごう

発熱の文

発熱の文 68 光明の反映

 信仰の要、天体に太陽在りて、其発するエネルギーによらざれば、地上の万物は生存できぬと同じく、心霊界に無量光仏の霊光によらざれば霊性は生活できぬ。  天に太陽は、光放ちつつあるも、瓦や礫には反映せぬ。霊界の日輪は照らしあ…

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発熱の文 67 苦難を甘受する

 人が此世に生れついていでたるは、ただ肉体の快楽をもて、幸福と申すことにてはあらざるなり。此の世に出でたる目的は、種々の苦にも難にも遭遇して、一心を磨き、而して大ミオヤの御恵みと、御ひかりとをたのみて、大ミオヤの御むねに…

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発熱の文 66 安心と起行

あなたの安心は、かようでしょうか。  あみだ如来よ。あなたの外に決して他の神や仏におまかせ申しませぬ。  あなたの外に、私の大ミオヤは有りませぬ。  あなたの外に、妾の*魂を御まかせ申す御方は有りません。  あなたの外に…

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発熱の文 65 拍手の音

 禅の公案に「隻手の音を聞」と云うあり。禅は形式的の悟道なれば、自己の先天的の自性を開き、即ち無声の音を聞くに、無声の声を以て自性を見るの手段とす。  禅には宗教的客体の神を立てず。自己の本来の自性顕れ来る処に見性成仏す…

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発熱の文 64 霊の恋愛

 衆生と如来とは同一法身を体とするが故に、理性に於ては一致すべき理あるも、内容実質に於ては、如来の聖霊的純潔なると、衆生の内容の煩悩罪悪なるといかにして親愛相和することを得べきぞ、との疑問起らん。然れども、この反対せる異…

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発熱の文 63 宗教革命の準備

 此程、風邪に侵され、おしてやった為に大にいためられ候。されども時間をさまたげられぬは、これも大ミオヤの思召と存候て深く感謝する事に候。実におもえば、いつ何時に御引上の命令を賜わるかと存候えば、此捨果つる身体を何程たりと…

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発熱の文 62 主人公を主我から本尊に

 吾人、自己の心中に、帰命信頼すべき本尊いまだ安置せざるむかしをしのぶ時は、まことに自ら恥じ自ら恐る。むかしの生れしままの我心情のあさましさよ。面にこそあらわれね、いかり、憎、嫉、慢、貪などのすべての罪悪の要素として心裏…

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発熱の文 61 光明家庭の心得

光明家庭の意得 一、父母は慈悲と正義の観音勢至にて、実行の範を以て子女を光明に指導すべき事。 一、各自は闇黒の気質を淘汰し、光明の本心に基き平和たるべき事。 一、忿恨等を発し、衝突を為すは、光明を失う故なりと覚知すべき事…

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発熱の文 60 四種の光明

 世の人々を見るに、受がたき人身、遇がたき仏法にあうとも、仏の光明を仰ぐに由なく、闇きよりくらきに入りぬひとびとのあわれさよ。  仰ぐべきかな如来の光。我々は五塵六欲のちりの繁き中に六根常に心を汚しつつあり。若し如来清浄…

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発熱の文 59 道徳の根底

 今やわが国家、国民の体・知・徳の三育について大いに注意を払い、力を注ぐに至りては大いに喜ぶべきことにて、中について最も善良の国民を造るは、いまだ根底を確定せず。わが国民が、人生はいずれに向かって、何の帰着点を定めて、国…

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