光明の生活を伝えつなごう

近畿支部だより

近畿支部 平成24年8月

徳林院念仏会

佐野成昭

6月18日、今年3月全面新築された徳本行者の寺、大阪府豊中市徳林院で金田隆栄理事長上人をお迎えし、佐々木隆昌ご住職の主催にて念仏会が開催されました。佐々木隆将上首の十二回忌を迎え年1回のお念仏会が上人次男である金田上人と弟のご住職他、19名の出席者で行われました。2階建てで立派になったお寺は、以前と比べ、2倍程広くなり、大きく念仏し易い本堂に変わりました。柱や家具は白色。玄関を入った正面の壁には、この住職の好きな言葉をNHKドラマ平清盛の題字の書家・金沢翔子さんによって「一切唯心造」(一切はただその人の心が造っている)と書かれてあった。

この日の時間割は、11時より晨朝の礼拝、念仏及び写仏、午後1時から昼食、1時半より昏暮の礼拝、2時より金田上人のご法話、3時念仏、そしてご住職によるご回向があり、3時過ぎに終了。その後1階に降り、4時まで茶話会がありました。

金田上人のご法話の概略は以下のようなものでした。

ご法話

仏教は簡単な方が良い。最も簡単なもの程尊い。「南無阿弥陀仏」という短くてシンプルな六字の名号。それを称えれば、如来様は、①来て、②守って、③働いて、下さる。そして、私が、④変わって、⑤育って、⑥生まれる。現世往生と臨終往生とで、「来て」とは、如来様が来現、来入と来迎、諸仏諸菩薩が百巻き千巻きする(阿弥陀経より)。

茶話会

三時過ぎから四時に茶話会があり、佐々木隆将上人の法話テープで流され語られていたように「婦人の宗教の大切さ」を近畿支部長が語り、次に金田理事長が関西の婦人部結成を提案。関東から参加された植西武子様が関西婦人部の状況を説明された。参加者のご婦人で手を挙げる人は無かったが、結成の努力をしようということでこの話を結んだ。意見として次が何人かで話された。

イ)この立派な会場でお念仏会、勉強会、簡単な写経や写仏、音楽等と何らかにより、子供や家族の集まる会を作るべきだ。
ロ)好月先生が創設された茨木市の婦人会館の婦人部が途絶えたが、なぜ途絶えたか? 活動を復活出来れば、是非孫に参加させたい。そこの少年別時で育った子供が今親になっている。その親もそこに呼べば、人が集まる。
ハ)教会のように家族で参加しやすい方式が必要。

以上のような意見があがったが、いづれももっともで重要なことである。今は無理でも1~3年後実現したい。

徳本上人から佐々木上人迄お念仏の声の滲みた古いお寺の柱を材料にした数珠を記念のお土産に皆に下さいました。そのご住職と奥様、世話役の岩月様、それにわざわざ写仏を用意して下さった金田隆栄上人に心より感謝申し上げます。

合掌

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