光明の生活を伝えつなごう

子供と一緒に学びましょう

子どもと一緒に学びましょう No.30 お盆のお話

お盆といえば、お寺にお参りしたり、お墓にお参りしたり、お仏壇をしっかりとお参りをする日です。
この「お盆」という言葉はもともと「ウランバーナ」といって「つらい苦しみ」という意味なのです。
その「お盆」の由来はお釈迦さまの弟子、目連さまとそのお母さまとの物語からきています。

この目連さまは、お釈迦さまの弟子の中で、一番の超能力者としてたたえられていました。
たとえば、亡くなった人と会うことできたり、他人の心の中をよむことができたり、この世界に生まれてくる前のことがわかったりします。
その目連さま、ある時その超能力を使って、亡くなったお母さんが今どうしているか探してみると、なんと、餓鬼道という苦しみの世界にいました。身体はやせ細り、骨と皮だけのような姿です。
おどろいた目連さまは急いでご飯を準備しました。そのご飯をみたお母さんは、とても喜び、そのご飯に飛びつくようにして、食べようとしました。
すると、口に入れる前に、そのご飯は燃え、灰になってしまいます。お水を差し上げようとしても、沸騰してなくなってしまいます。目連さまはお母さんを助ける方法がわからず泣き叫んでいました。
そして、泣きながらお釈迦さまのもとに行き、お母さんを救う方法を教えて下さいとお願いをします。
するとお釈迦さま「あなたのお母さんは人であるとき、多くの罪を犯しました。そして、あれもほしい、これもほしいとむさぼりの心がとても強く、人に物をわける優しさがあまりなかった。だから、むさぼりの世界である餓鬼道に生まれ変わったのです。
そんなお母さんを救う方法が一つある。
七月十五日にたくさんのお坊さんが九十日間の修行を終えてやってくる。そのお坊さんに心をこめて、食事を供養すれば、お母さんだけでなく、親しき多くのものが救われるでしょう」
目連さまはそのお釈迦さまの教えの通りに準備しました。
そしてお釈迦さまは、お坊さんたちに言いました。
「この食事を頂く前に、目連の母が救われるように、
祈りの言葉を称えて下さい。そして、座禅をして、心を静めた後、この食事の供養を受けて下さい」
そのとおりにお坊さんは祈り、座禅をして、そして楽しく食事をいただきました。
その食事を供養した後、目連さまはすぐに、超能力を使って母のもとに行きました。
すると、お母さんはお釈迦さまの言うとおり、苦しみの世界から離れ、喜びの世界へと救われていました。
目連さまとお母さんはあまりに嬉しくて、抱き合いそして踊りました。
そんな二人の姿が今の盆踊りの始まりではないかと言う人もいます。

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