金田 昭教
令和6年8月20日~26日まで、長野県上諏訪市の阿弥陀寺にて、如法なる別時を勤めることができました。23名のご参加をいただき、途中、断水の日もありましたが、無事に如来さまと聖聚の加護、そして雷鳴の祝福もいただきながら無事に成満することができました。至らない若僧の世話人衆で、参加者の皆さまに色々とご不便をおけしてしまいました。それでも清浄・歓喜の麗しき表情をもって成満を迎え、下山する参加者の皆さまを見送ることができ、世話人として安堵しておりました。
今回は世話人の視点から若干の報告をさせていただけたらと存じます。
第百回の今回は入山のその時から、私語を慎み、念仏を一心に称えるという最重要の掟(如法の誓い)を遵守していただけるよう、受け付けからセルフサービスとさせていただきました。如法別時修行の「おもてなし」としては至高のサービスですが、世俗の「おもてなし」としてははっきりいって、最悪のサービスであることは間違いありません。
この私語厳禁への「とまどい」の軽減や、私語に陥ってしまう「誘惑」に流れないような道場の環境づくりも今後、試行錯誤していきたいといました。〔次号につづく〕