聖者の偉業はなんといってもやはり『光明主義』によって如来様が今現に此処に在すことをこの娑婆世界に知らせにこられた事なのではないでしょうか。
光明主義の主張を表現する一つに新・真・深の法門があります。
- 新の法門
- 「自然教」(素朴な自然崇拝)や「未来教」(来世を願う教え)を止揚し、現実の生活を充実させ、また永遠の生命を実現する「円具教」(円満具足の教え)を示したこと。
- 真の法門
- 仏法に小乗仏教・大乗仏教・聖道門・浄土門等の特色区別があるが、それらの真理の特色を破るのではなく、悉く活かして、之を整理統一し、哲学も、そして科学さえも総合して、宇宙の真理を悉く統摂する活動を興したこと。
- 深の法門
- 錆びた伝統の中から念仏の法門を洗練して、法然上人に還元し、善導大師に還元し、そしてまた根本の釈迦牟尼仏の成正覚の内容に還元して、更にその本源の阿弥陀仏の真意を開顕したこと。