光明の生活を伝えつなごう

中部支部だより

中部支部 平成23年4月

内藤 規利子

西蓮寺には赤の山茶花、白い椿、赤白の梅が咲き、赤白の枝垂梅にはかわいい蕾がいっぱい。赤白の枝垂梅の鉢植が幾つもまって咲くのが見られるといいなあと思いました。玄関の側には太い幹に大輪の白梅の盆栽が見事でした。厳寒には「よくばりはダメだよ」の標語が……。
2月20日大田敬光上人ご指導で例会が開かれました。御法話の一説です。

『礼拝儀』と浄土宗のお経を皆でおあげしました。「如来光明歎徳章」が光明会では一番大事なお経ということになっています。『仏説無量寿経』の中から弁栄聖者がここが大事ですよということで取り上げて下さっています。弁栄聖者は体を動かすことが健康のためにとても良いとお考えになって立礼拝をお勧め下さいました。そこで皆で十二光礼拝を立礼拝でおあげしました。浄土宗としては「一枚起請文」はとて大事なお言葉になっています。「一枚起請文」を皆でお読みしました。2月15日が涅槃会ということで『仏遺教経』をお読み下さいました。2月15日にお釈迦様は西向きで北枕でお亡くなりになりました。西を向いているということは極楽浄土が西の方にあるということでもあります。お釈迦様に習って偉い方がなさったことを少しでも自分も取り入れさせていただくことが大切なことだということでやるのですね。南方のほうではお釈迦様のお姿を表した大きな仏像がありますが目がパッチリと開いているようです。亡くなっているのに目がパッチリとはおかしいではないかと思うかもしれないが、それがお釈迦さまのありがたいところで、亡くなってからも皆さんのことを見守っていますよ。心が開いておりますよということです。亡くなったからわしは知らんよというような冷たいことではなく、いつも皆さんのことを見守っているからね、というような形になっています。

若奥様のオルガンで「灯」(涅槃会に)を二部合唱で「法然上人頌」「降誕讃歌」をうたいました。

私が歩く川沿いの散歩道には四季折々いろんな花が咲き、桜、癒しの木と言われている楠、どんぐりの木、楓、金木犀、木蓮、銀杏、山茶花、他いろんな木々があります。

野鳥もいろいろいて川には「鴨」「小鷺」などがいてたまに鵜がいることもあり鯉は沢山。以前大きな鰻がいてびっくり!その後は一度も見ません。柳の下にいつもどじょうはいない!昔の人はよく言ったものです。そこに頭ボサボサのひよどりに餌をあげているおじさんがいます。その方の姿を見ると追いかけてきて多い時は30羽ほど寄ってくるそうです。木にとまって待っていて、おじさんがパンを鳥の口の大きさに千切って投げ上げると何羽かが飛び交い空中で見事にキャッチ!取り合いの喧嘩などには全然ならず私は感心して見ています。“よくばりはダメだよ”お寺にあった標語が鳥には分かっているみたい。お腹がいっぱいになると去っていくのだそうです。

ひよどりの下に鳩、雀など、川には鴨がおこぼれ頂戴とばかりにいて、たまに落ちてくるパンをもらっています。そこには来ない一羽のひよどりが少し離れた橋で待っていてその子は手からパンを食べるそうで「かわいいよう」といかにもかわいくて……という顔を見てその時思いました。私たちがお念仏を称える時、ただお念仏を称えるだけでなく如来様をお慕いしてお念仏を称えると如来様は私たちが思う何倍も私たちを思って下さると聞いていますが、橋で待っているひよどりは特別かわいいとおっしゃるおじさんの飛び切りの笑顔にやっぱり!!と思った私でした。

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