1月巡伝報告
《筑後地区》 西 徹空
◇20日 浄土寺 30名
新年の鏡開きを兼ねての例会で、参詣者も多く賑やかな和やかなお集まりでした。
法話は念仏の深まりを「帰命・融合・安住」を主題としてお話ししました。皆様方の熱心に聴いて下さるお姿に有難いものを感じました。副住職上人も落ち着いてこられ、立派にお手伝いをされて居られました。益々のご活躍をお祈りしています。
《福岡地区》 稗貫 光遠
◇16日 正法寺 30名
今回尊い法縁を頂き福岡地区の巡伝を努めさせて頂きました。会所の正法寺様におかれましては、寒中にも拘わらず30名近い方々が参詣され盛会裡に終えることが出来ました。御当山は教化活動に大変熱心なお寺で、ご老僧の軍嶋上人には親しくご指導を賜り有難いことです。ご住職・寺族の皆様には種々ご高配を頂き、又温かいおもてなしを頂戴しました事を深謝申し上げます。今後とも如来様の大いなる光の中に、共に生きてゆくお念仏のみ教えを力強く説いてまいりたいと存じます。
《筑豊地区》 川端 勝教
◇23日 定禅寺 5名
◇23日 福圓寺 30名
◇24日 種善寺 18名
◇25日 長安寺 40名
令和2年初春の令月にして筑豊の巡伝を努めさせて頂きました。般若心経にお念仏の心があります。心経には①“ぎゃていぎゃてい はらぎゃあてい はらそうぎゃてい ぼでそわか”往き往き彼岸に往き 彼岸に往きついた覚よ ②色即是空・空即是色の色受想行識(五蘊)も同じ空の思想。①は浄土的な思想 ②は禅宗的な思想。浄土宗はぎゃていぎゃてい はらぎゃあてい はらそうぎゃてい ぼでいそわか 往き往き彼岸に往き 彼岸に往きついた覚よ。お浄土に往生させて頂く、その為にはお念仏をお称えして念仏行を行じる。お念仏の心を心経は教えている。②色即是空・空即是色の色受想行識(五蘊)も同じ空の思想。色―形の有る物 受―受け入れる物心 想―認める認知 行―行動する意思 識(八識)―眼耳鼻舌身意+マナ識+アラヤ識。マナ識とアラヤ識は心の奥底で表面の心を動かしている。マナ識―汚れている心(染汚意) アラヤ識―深い心(真善美)普段はマナ識までが働いていますので六識・六根が不浄となっている。お念仏をお称えする事によってアラヤ識が活動し始めて六識・六根が清浄となる。是を六根清浄という。現在は人工知能AIの時代に変化しようとしている。AIの時代に欠かせないのがアラヤ識である。お念仏でアラヤ識とAIの時代を共に歩もう。
《大分地区》 岩崎 祐三
◇4日 善光寺 40名
◇5日 蓮華寺 25名
◇6日 西福寺 10名
法話は『光明遍照 十方世界 念仏衆生 摂取不捨』を基にして、先日亡くなられました中村 哲先生の「照一隅」を交えながらの一席でした。阿弥陀様からの光明の恩恵を頂くのは念仏者のみである事、是が阿弥陀様のご本願である事をお話ししました。また真冬の12月4日東北・柏崎で吹雪の中、御伝道の中に尊い命を終わられました弁栄聖者の人に寄り添う布教活動に、私は昨年12月新潟を訪れ冬の厳しさを知り、あまりの尊さに涙がこぼれた事をお話しさせて頂きました。昨年に巡伝講師にさせて戴きましたので、弁栄聖者の光明主義を学ぶことが多く今後とも勉強して行く所存です。ご指導の程宜しくお願い申し上げます。