11月巡伝報告
《北九州地区》 花房 尚美
◇20日 大願寺 40名
今月の巡伝は11月8日で「十夜法要」でした。法話は「歓喜光」についてのお話で、“あるがままに生きる・無いがままに生きる”をテーマに、「至心に勧請す」を忘れず何時も如来様と離れず、有りどうしの智慧の世界に住まわせて頂く喜びを皆様と分け合いました。この十日十夜は、皆でお念仏に励む法要としたいと話しました。参詣の皆様方に御礼申し上げます。
《大分地区》 岩崎 念唯
◇4日 善光寺 20名
コロナ禍の中での久し振りの巡伝法話でした。お十夜の時期で善光寺様のみの巡伝でした。秋晴れの清々しいお天気の中20名の参加者に、「至心に発願す」について「私達が生きてゆく為の核心となり指針となるもの」として「発願文」についてお話させて頂きました。今から約150年前に、今のコロナ感染症に怯える世の中を予見するような事をおっしゃっていた弁栄聖者のお言葉を紹介し「仏縁を求め、喜び勇みて信仰を発心すべきである」事をお伝えしました。合掌
《唐津地区》 川端 勝教
◇20日 安養寺 40名
◇21日 九品院 60名
唐津はお十夜の法要でした。コロナ禍と云いますが、コロナも私達と同じように生きています。心経にお念仏の心が有ります。般若心経には(1)ぎゃあていぎゃあてい はらぎゃあてい はらそうぎゃあてい ぼじそわか。往き往き彼岸に往きついた覚よ。(2)色即是空・空即是色の色受想行識の五縕も同じ空の思想。1は浄土的な思想、2は禅宗的な思想。お浄土に往生させて頂く、その為にはお念仏を称えて念仏を行じる。お念仏の心を心経は教えている。2も同じ空の思想。色―形有る物 受―受け入れる物心 想認める認知 行―行動する意思 識―八識(眼耳鼻舌身意・マナ識・アラヤ識)普段はマナ識まだが働いていますので、六識・六根が不浄になっている。お念仏をお称えする事によって、アラヤ識が活動し始めて六識六根が清浄になる。是を六根清浄という。現在は人工知能AIの時代に変化しようとしている。AIの時代に欠かせないのがアラヤ識である。お念仏でアラヤ識とAIの時代を共に歩もう。