光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成19年2月

豊前善光寺年頭別時に参加して

浅草 源空寺 金田昭教

本物になりたい!昨年の12月、ふと善光寺先代の菅野真定上人の本を手にとってしまった。そこに、何名かの方が真定上人の思い出を語られていました。その中で2、3名の方が真定上人晩年の「本物になってください」とのご教示に深く心を動かされたとの、内容が書いてありました。私もその文章を通して、その言葉に動かされて真定上人に導かれて本年ついに年頭別時に参加させていただきました。

今回も、聖光上人の「別時には何か目的を持って臨みなさい」とのご指導にしたがって別時にとある一つの目的を持って臨んでみました。私にとってこの年頭別時が初めての寒い中でのお別時です。法然上人は寒中に汗をかきながら念仏されていたと伝えられています。そこで私もこの別時で汗をかくまで思いっきり念仏しようと思い、努めてみました。しかしまったく、汗をかく気配なし。まったく駄目でした。

しかし、そんな変な目的を立てたお蔭で得るものもありました。ちょっと想像してみてください。寒い中で汗を流している法然上人の真剣な表情や姿を。勝手な想像ですが、それだけで、お別時中、寒さと同時にシャキッと引き締められるものがありました。

住職の菅野上人のすぐ横でお念仏させていただいたのは本当に有難かった。大木魚の菅野上人が中心におられるお蔭で、私本当にやりたい放題お念仏させていただきました。むちゃくちゃ突っ走っても、くたびれてさぼっているときも、いつも不動の菅野上人が中心にいて、声があって、大木魚がなっている。こんなに有難い環境は他にないですね。

また、食事をつくって下さった皆さん、本当においしくいただきました。私の場合、食事がおいしくて心がこもっていると、食後の言葉にいつもより気持ちを込めて、きよき命のちからとしなければと思い、称えることができます。

来年は是非全日参加の方が多くなることを、期待します。別時は3日目ぐらいから何かお念仏が変わってくる気がします。皆さん一緒に本物になりましょう。

往生はよにやすけれとみなひとの まことの心(本物)なくてこそせね 法然上人

11月巡伝報告

北九州地区 大和 顕栄

19日 舎月庵 23人
20日 大願寺 18人
20日 戸畑光明会 11人
21日 円応寺 休会

久し振りに地元北九州地区の巡伝でありました。

舎月庵 日曜日であったためか、雨天にもかかわらず多数の参詣があり、穴生弘善寺住職の維那指導のもと熱心なお勤め、聴聞がなされました。長年継続された当庵の巡伝例会が今回で中止となること誠に残念である。
大願寺 今回の例会はお檀家の吉住様宅で催されました。勤行・法話の後での茶話会で、ご参加の皆様が大変喜んで下さっている様子をうかがい、お念仏の縁びのためにはなかなか良い試みだと感服しました。
戸畑光明会 夜席でありますが、福岡市から1名の参加もあり、本当に久し振りに10名を超す盛況となりました。今後ともこれくらいの人数を維持されたいものだと願っています。

三会所とも皆様の熱心な聴聞を厚く感謝しております。

聖恵(めぐみ)病院 鶴山 恒教

24日 60人

今回2度目のご縁となりました。前回は別邸にて、今回は病院本館のホールにての伝道となりました。会場も広くなりましたが、聴衆も格段に増え、院長先生の意気込みがひしひしと感じられました。参加の8割は高齢の方ですが、2割の方は20代から40代の職員さんです。信者さんの高齢化が進む中、自発的でないかもしれないけれど、お念仏とのご縁が若い世代の方々と結ばれていくことは、誠に喜ばしいことであり、また伝道者としての責任を深く感じるところです。

老若男女皆一応に此土の喜怒哀楽を体験し、悩める毎日を過ごしております。弱く醜い私は自らは尊くはなれませんが、アミダ親さまの手引きにより、必ず明るく正しく和やかな生活にお進めいただけることを、タイムリーかつ普遍的な話題を中心にお伝えさせて頂きました。 合掌九拝

筑豊(A)地区 大谷 決正

23日 定禅寺 8人
23日 福円寺 17人
24日 種善寺 12人

急なご要請で大谷決正上人の代講で種善寺はご住職西上人のお話にて、故「大谷仙界上人」の事をお取り次ぎさせていただきました。「死してゆく用意の棺・・・」の表書きと「臨終とわれは思わじ大ミオヤの産みの悩みを只感謝して」の表書きとを。(今井裕光)

筑豊(B)地区 大谷 決正

24日 西福寺 20人
24日 浄光寺 休会
25日 長安寺 休会

大分地区 岩沼 光裕

4日 善光寺 20人
5日 長昌寺 休会
5日 迎接寺 19人
6日 蓮華寺 44人

今回は土曜・日曜で各々の会所の方丈様方は、ご法務また近くの五重相伝等のお忙しい中での例会でありました。お忙しい中、例会にお招きいただき感謝致しております。今回は初めての迎接寺様にお参りさせて頂きました。夜遅い時間なのに多くの聴衆に出会えてうれしく思いました。 

合掌

山口地区 金田 隆栄

25日 長命寺 40人
25日 西蓮寺 24人
12月10日 極楽寺 48人

本年より山口光明修養会が九州の巡回伝道に仲間入りをして下さり、11月より巡回させていただきました。極楽寺様は26日の予定でしたが、都合により12月になりました。

25日午前中の長命えら様は足が不自由な方でも一緒に参加しやすいようにすべてイスが用意してあり、また本堂内の横の方には有名な木喰上人の如意輪・准胝観音の木像2体が安置されて、いつもいつも念仏している人を護って下さっているようでした。

午後の西蓮寺様は山の上の風光明媚な所にあり、光明会上首でありました藤本浄本上人のお寺でもあります。今回お参りされた方の中に百歳を超える信者がおられ、西蓮寺様の光明会の歴史をいろいろお話をして下さいました。皆様自然にお念仏の出来る方で、その念仏の声が生き生きとし、非常にお話がしやすい会所でありました。

極楽寺様の住職は私の従兄で何度かお話したお寺です。その度いつも思うことでありますが、お寺の雰囲気がとてもソフトで、また檀信徒の教化が行き届いて皆様熱心に聞いてくださり有難く思っております。お話は午前と午後の2回に渡ってさせて頂きました。

熊本地区 菅野 俊光

22日 荘厳寺 35人
23日 善樹院 30人

両寺ともお十夜法要併修。

荘厳寺様。明博上人・先代秀明上人に久し振りにお会いする。秀明上人ご内室入院中、快方に向かわれている由、一安心。「難思光」をテーマに信心喚起をお取り次ぎ、熱心に聞いてくださる。

善樹院様。信照上人・ご母堂葉末様・妹様が雨の中法要準備に大忙し、とくに妹様は法要の度に福岡からお手伝いのために年7回帰られる由、頭の下がる思い・・・ご苦労様。法話内容は同じく「難思光」3時半にお暇して土砂降りの高速道を・・・6時40分帰寺、熊本巡伝は遠いな・・・

両寺の皆様お世話になりました。

佐賀地区 多賀 学昭

19日 安養寺 40人
20日 浄泰寺 85人
21日 九品院 60人

三ヶ寺ともお十夜法要の布教として実施されたので、お十夜の起源、意義等について説明してからのお話となる。そのせいで少々時間を超過してしまい申し訳なく感じた。

安養寺では雨の中、熱心な皆さんのお参りがあり塔婆回向等勤められた。ご住職善達司上人に代替わりしてから初めての巡伝結縁。情熱を持って教化、寺門の経営に取り組んでおられる様子を拝見し有難く頼もしく思われた。良き同志が増えた感あり。

九品院、冨田孝暎上人と久し振りにお会いして歓談。浄土宗と禅宗の比較など話に花が咲く。相変わらずの博覧強記ぶりにはただただ脱帽するばかり。奥様から「あなた多賀上人にお会いして嬉しくてそんなに夢中になってお話して・・・」とやんわり釘を刺されるひと幕もあって可笑しかった。

最初の安要寺での伝道の日だけは雨で寒い日であったが、残りの二日間は好天に恵まれ夕暮れどきに一人で虹の松原を散策。誰もいない広大な松林の中を潮騒の音を聞きながら歩んでいると、大いに俗塵を離れ浩然の気を養うことができた。貴重なひと時であった。

長崎地区 柏原 寿美

24日 善隣寺 20人

いつしかと今年も暮れぬ今年はと思いながらもいたずらにして(福田行誡)

何をして暮らすともなき月日かな積もるばかりを身に教えつつ(古歌)

月日のみなす事なくて明け暮れね悔しかるべき身の行くえかな(古歌)

恥ずかしやおらが心と秋の空(一茶)

共感させられるお歌ばかりであります。一人一日八億四千の念あり。念々の所作皆三塗の業なりと。年の瀬と共にこの一年犯した罪の重さを反省し懺悔せずにはおられません。

今回は『礼拝儀』「至心に懺悔す」を拝読し「懺悔」についてお取り次ぎいたしました。

対馬地区 炭本 義空

19日 修善寺 休会
19日 海岸寺 15人

自然と歴史の町、対馬でした。晴天に恵まれて少し海岸をブラブラしてみましたが素晴らしい眺望でした。海岸寺も歴史のあるお寺らしく、庭石の風情にその古さが偲ばれました。住職が入られた時は荒れていたそうですが、整備されていました。住職のご供養が感じられました。十夜法要でしたので十夜の内容、特にお念仏を申すことに重点を置き、お話させていただきました。

島原地区 慶田 太龍

25日 慶厳寺 休会
25日 安祥寺 休会

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