7月巡伝報告
福岡地区 金田 恭俊
15日 福岡光明会 13名
16日 正法寺 休会
14日から鑑真和上展が始まり、また3連休・雨天と重なって、15日に福岡光明会に巡伝に行った際には、都市高速が渋滞して大変でした。
1時間一心にお念仏してからの法話でしたので、清々しい心でお話出来たように感じます。お話は「清浄光」について。今回は法話の原稿を見直して1/4程度に凝縮して、自らの体験・例話を増やして、ゆっくりと丁寧に板書することに心掛けました。参会されている皆様と、お念仏の教えを共感できたような気がいたして、非常に嬉しかったです。
「清浄光」と関連して、「普く一切に施す」ということにもお話させて頂きました。私達はお念仏をお称えしておりましても、なかなかそのお念仏が普く一切に施されているとは感じられません。何も世界は変わってないように感じられます。しかし、私達のお念仏は仏種となって本当に普く一切に施されて、生きとし生けるものを進化(如来化)していくということをお話させて頂きました。
会所の皆様には、心のこもったご接待を頂きました。至心に感謝致します。
筑後地区 辻本 良明
19日 浄源寺 昼席30名 夜席20名
20日 浄土寺 17名
20日 浄福寺 10名
20日 竜川寺 13名
22日 摂化院 15名
星野の浄源寺様は、十数年ぶりにお伺いしました。さすが茶所、大奥様がおいしくお淹れ下さったお茶うぃ頂戴し、茶の記念館にも案内頂きました。先代・中川修道上人とは布教師養成講座で知り合ってから随分永くご教導を受けたことを思い出しながら、お話をさせて頂きました。
浄土寺様では皆様の手作りの昼食をおいしく頂戴しました。
浄福寺様も大変賑やかな方々ばかりで、楽しく話をお伝えすることができました。
竜川寺様では、子供さん方が法話の席にもお出で下さり、パネルシアターを披露するのに何よりの力になりました。
1日おいて、新しい摂化院にお伺いしました。福岡や鷹栖の光明会の方々もご聴聞、会所の周りの草取り等、寺門継続に熱心に取り組んでおられるご様子でした。
各会所では、同体大悲の愛とは何かということと、人生の目的は何かという話を伝え、それぞれ不断光と智慧光についてお話をいたしました。
聖恵(めぐみ)病院 大和 顕栄
27日 74名
昨年7月に続き2度目のご縁を頂きました。会場は初回の時に比べ大ホールと変わり、職員・入院患者の他、グループホーム在住者、デイケアの方など大勢の前で、法話をさせて頂きました。
目先の幸福を求めるため、ただ物質的豊かさを追求する現代社会の風潮に対して、「小欲知足」の心構えが大切なことをお取り次ぎしました。
このような極めて有意義な例会を毎月継続して下さる院長先生ご夫婦のご尽力を心から感服しながら帰途につきました。
粕屋地区 冨永 秀元
13日 西林寺 100名
14日 珠林寺 休会
西林寺様では施餓鬼と併修法要で雨天の中にも100名を超す男女の参詣、何代にもわたる教化と実績の表れを実感致し大変参考になりました。
現今の社会は昔の善悪社会より損得社会に変わり、自己中心利得主義に変わりつつあります。故に利他がない共生を忘れている。それ故すぐ行き詰まる。施餓鬼会の法要は三界万霊有形無形すべてのお陰で生かされている。故にすべてを活かす。布施行の教えであり、現今とくに大胆な法要であることを説く。
なお今回参上致して慶賀に存じたことは良きご法嗣がお育ちになりつつあることである。合掌
筑豊(A)地区 鶴山 恒教
23日 定禅寺
23日 福円寺
24日 種善寺
聖名 2度の大風到来で、九州南部や四国で甚大な被害が出たそんな折り、筑豊A地区3会所にご縁を頂きました。当地区では、台風による大きな被害もなく、堂内に聞こえ始めたセミの声が、夏の日差しと暑さを彷彿させていました。
『かなかなや 遠き国より 母の声』
セミの声が聞こえてくると、お盆の近づいたサインであり、懐かしい方々が極楽世界より「ただいま」とお声をかけて下さっているようであると詠まれたのは、奥田幾治郎先生。妙なる世界(極楽)とは、人間の物差しで考えるところの有る無しを超えた世界、無ければならない世界であると釈尊はお示し下さいます。その妙なる世界に想いを寄せていく行事がお盆であり、墓参りでしょう。NHKの世論調査によると「習慣的に先祖の墓参りをする」と答えた方が、調査対象の9割を占めたそうです。人間崩壊が危惧されている昨今、まだまだ日本人も捨てたもんじゃありません。
今こそオオミオヤにおすがりし、お念仏の中にご教化を頂きましょう。ご聴聞、お世話頂きました皆さま、有難うございました。 合掌九拝
筑豊(B)地区 佐野 隆和
24日 西福寺 17名
24日 浄光寺 休会
25日 長安寺 休会
西福寺。塩先上人入山より初めての巡伝である。寺の環境、雰囲気は変わっていた。梅雨明けの暑い時期であったが、17名の信者の至心の念仏であった南無阿弥陀仏の声々大悲の霊養蒙る。念仏申す心構えを話す。故増谷上人へ至心に回向す。
北九州地区 岩沼 光裕
20日 大願寺 19名
20日 戸畑光明会 休会
21日 円応寺 15名
北九州地区は4~5年ぶりでした。大願寺様は会所が時期によって変わります。お寺、お堂(末庵)、個人宅と変わりまが、今回は八幡地区の浅川観音堂にての例会でした。昔、浅川の近所によく出掛けることがありましたが、今の発展変貌ぶりに驚かされました。この観音堂とは初めての出会いでしたが、大願寺様の檀家以外の方も多く、また全ての方が熱心な聴衆でありました。今回は念仏に限らずに進行に励みとなるような話として「物忘れを防ぐ、かきくけこ」という話をさせて頂きました。
円応寺様は幼稚園の夏祭りの用意の忙しい中、例会を催して頂きました。この会所の方々も前とは変わらずに熱心に聞いて下さいました。ちょうど大相撲の時期でありましたので土俵の屋根の四房(青赤白黒の房)の話から、年をとることの意義から念仏の勧め「かきくけこ」を話させて頂きました。
大分地区 安永 宏史
4日 善光寺 28名
5日 長昌寺 休会
5日 迎接寺 15名
6日 蓮華寺 35名
植えられて間もない早苗が、ゆらゆらと風になびくのどかな田園を通り、大分地区三ヶ寺に参りました。善光寺様では、お年を召されたご婦人より「ご遠方からようこそ」とニコッと声をかけて頂きました。その皺の1本1本にまで優しさが刻み込まれているような微笑みでありました。法話は「歓喜光」と「霊育」についてお取り次ぎをいたしました。
長崎地区 菅野 俊光
22日 善隣寺 20名
長崎地区の巡伝は久しぶりのご縁でした。日曜とてご住職は法務に多忙、それでも今春より法継淳雄師が来寺され、例会のすべてを仕切られ頼もしい限り。お師匠様も少しは楽になれそうと嬉しそうでした。昼のおときは手作りのおすしを頂いて、午後1時から和気あいあいの雰囲気のなかに勤めさせて頂きました。
島原区 冨永 秀元
25日 慶厳寺 30名
25日 安祥寺 15名
早朝の高速道路を諫早に向かう。
7月25日は昭和32年に起きた諫早大水害から満50年の祥月命日とのこと、午前10時より慶厳寺境内にある慰霊碑の前で法要が営まれ、その日一日中市内各地で災害を風化させないようにとの念いから様々な行事があるとのこと、合掌お十念させて頂いた。
五島地区 岩沼 光裕
4日~5日 阿弥陀寺 85名
6日~7日 日善福寺 65名
阿弥陀寺。30年ぶりの参加であった。なつかしい寺院である。寺族も信者もすべて代わっておられた。諸行無常如実に感ずる。しかし、念仏の教えは30年前も一貫して変わりなく活きている
身は水の泡 消えぬとも きらきら 夜明けの海きらきら 永遠に輝く大海原
(田中上人道詠)
善福寺。阿弥陀寺会所と同感である。九州一円大雨洪水警報の中、多くの信者が参詣し至心の念仏。ただ教えられるのみであった。