光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成21年4月

2月巡伝報告

北九州地区 大谷 決正

20日 大願寺住職代講
20日 戸畑光明会 11名
21日 円応寺 休会

2月20日に浄土宗福岡教区檀信徒研修会が同じ北九州で開催されたため、日時が重なった関係で戸畑光明会だけの巡伝となりました。この会所では光明会の懐かしい方々にお目にかかります。私が初めてご縁を頂いたのは小学4年生の時、昭和34年(1959)に始まった福岡県宮田町の千谷峡少年別時でした。あれから50年、思い出し感謝しながら『礼拝儀』の中の「至心に勧請す」についてお話し致しました。

筑後地区 永徳 光明

19日 浄源寺 休会
20日 浄土寺 休会
20日 浄福寺 休会
20日 竜川寺 休会
22日 摂化院 8名

小雨の降る中を遠方より参会の熱心な方々ばかりで、頭の下がる想いでした。

「光明摂取の文」を讃題に、如来さまのお慈悲の光をどのように受け取るかについて、最近亡くなった一女性の生きざまを中心に話をさせて頂きました。

山のふもと、谷川の清流の傍に建つ「念仏道場」は、法然上人の「吉水の草庵」を想わせるたたずまいでした。散会前の茶話会など終始心あたたまるひとときを有難く過ごさせて頂きました。

筑豊A地区 炭本 義空

23日 定禅寺 12名
23日 福円寺 20名
24日 種善寺 35名

定禅寺様・福円寺様ともに暖かい日和に恵まれました。二カ寺ともに「不断光」について話をさせて頂きました。両寺ともに参詣の人は静かに聞いて下さり、住職様の日頃の教化がよく行き届いていることがしのばれました。

種善寺様でも暖かい日和でした。御忌併修でしたので、法然上人の御法語をお取次ぎさせて頂きました。

人の命は食事のときむせて死することも有るなり。南無阿弥陀仏と噛みて南無阿弥陀仏と飲み入るべきなり

阿弥陀如来化してこそ
本師源空としめしけれ
化縁すでにつきぬれば
浄土にかへりたまいにき

曠劫多生のあいだにも
出離の強縁しらざりき
本師源空いまさずは
このたびむなしくすぎなまし

筑豊B地区 辻本 光信

24日 西福寺 30名
24日 浄光寺 休会
25日 長安寺 20名

ここ数年よく耳にする「一生の終わりに残るものは我々が集めたものではなく、我々が与えたものである」 ジェラール・シャンドリーという人の言葉として三浦綾子さんが『続・氷点』の中で書いているということです。なかなか奥のある言葉、与えるといっても良きものばかりではなく、悪しきもの不快なものもあります。一生の間に何を与えるかは人生の大きな宿題、また生涯忘れがたき善きものは、その方が惜しげもなく与えて下さった賜物ということになります。

西福寺様では「至心に発願す」を題にしましたが、上記を例に挙げて話をしました。長安寺様では本堂に涅槃図の大幅がまつってありましたので、涅槃会の絵解き法話をしました。

両会所の皆さんが熱心に聴聞下さり、有難く感じました。

福岡地区 炭本 義空

15日 福岡光明会 13名
16日 正法寺 30名

2月といえば真冬であるが、二つの会所とも好天に恵まれ暖かな一日でした。

福岡光明会では、「不断光」について話をさせて頂きました。

正法寺様では、御本尊の前に涅槃図がかけられていましたから、涅槃会について話をさせて頂きました。

粕屋地区 金田 隆栄

13日 西林寺 80名
14日 珠林寺 41名

西林寺様では後継者として大樹様が決まり、ご住職は大変喜んでおられました。また昨年亡くなられた勇哲上人もお浄土でさぞ喜んでおられることと思います。

珠林寺様では、住職と檀信徒のお念仏が40分ばかりあり、その後、礼拝儀でのお勤めでした。本堂に大きな涅槃図が掛けてあり、あまりにも有難くその涅槃図について少しお話をさせて頂きました。

聖恵(めぐみ)病院 永徳 光明

27日 77名

玄関を入った正面に安置された観音像や会場の「三昧仏さま」など仏教精神を基調に運営されている病院ということで、心に遺るたたずまいの中での「めぐみのつどい」でした。お勤めの経本、終会前の『ふるさと』の斉唱など、よく工夫された取り組みがなされていると感じました。

「光明摂取の文」について「(生)・老・病・死」という人生の命題について、どう受け取っていくかということを話させて頂きました。職員の方々で立ったままで聴講して下さっている方も多く、心打たれました。

大分地区 今井 裕光

4日 善光寺 20名
5日 長昌寺 休会
5日 迎接寺 15名
6日 蓮華寺 30名

2月15日がご涅槃の日ですので、お釈迦様についてのお話でした。三身の中、応身の阿弥陀仏がまさに二千五百年前のお釈迦様である事、八万四千の法門の中、念仏一行を我々に残して下さった事などの内容でした。

願わくば 花のもとにて 春死なん

その如月の 望月のころ 西行法師)

大分の地元の巡伝、教えられる事ばかりでした。

諫早地区 安永 宏史

25日 慶厳寺 50名
25日 安祥寺 10名

梅の花が咲く2月、諫早の二カ寺をお参り致しました。

慶厳寺様の稲永上人は、前日にベトナム、カンボジア旅行からお帰りなさったばかりでしたが、お疲れのご様子もなく、法会を勤めておられました。

また、安祥寺様の森下上人からも、以前に旅行された世界三大遺跡のアンコールワットに魅了されたお話を伺い、私も一度は行ってみたいと思いました。

法話は元祖様の『登山状』にあります「難値得遇」と、聖者の「遇いがたき仏法にあうことを得たるの幸い」の御法語を頂きました。当たり前の日暮らしから、教法流布の世で念仏を申す我が身に、喜ぶことの大切さをお伝えしました。

佐世保地区 塩先 晋照

22日 善隣寺 20名

2月最後の日曜で、会所の善隣寺様もご多忙のご様子でした。久方のご縁で懐かしく時の流れを感じました。法話は、念仏の現世面での功徳についてお話し致しました。

宮崎地区 菅野 俊光

19日 円福寺 100名
20日 円浄寺 80名
21日 円光寺 80名

三ケ寺とも御忌会との併修でした。

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