光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成22年1月

11月巡伝報告

山口地区 大和 顕栄

25日 長命寺 18名
25日 西蓮寺 30名
26日 極楽寺 日程変更

晩秋の小春日和の25日 山口県柳井・大島地区に巡伝で初めて訪れました。

長命寺 当日朝、濃い霧が発生したため電車の到着時刻が大分遅れて会所に着いた時は、お念仏は終わったところでした。恐縮しながら法話は「回向」についてお取り次ぎいたしました。ご住職川端上人の寺門興隆と光明主義の普及に大いに尽力されている様子を拝見して大いに頼もしく思いました。

西蓮寺 仏教大学教授の藤本浄彦ご住職はご自坊に居られ、ご一緒に礼拝儀によるお勤めをさせて頂きました。さすが浄本上人・浄源上人・浄彦上人三代にわたる教化薫陶の実りが信者の勤行態度に見受けられ、称名の声も高らかに打つ木魚もよく揃った素晴らしい念仏会でした。終わってからの茶話会は和やかな雰囲気のうちに催されていましたが、 の一人103歳を越えてなお元気溌剌としている篤信の藤岡さんから信仰談や元気の秘訣など伺い感服しました。

極楽寺 12月に実施予定。

熊本地区 菅野 俊光

22日 荘厳寺 30名
23日 善樹院 25名

今回は二ヶ寺とも十夜法要の法座でした。

荘厳寺 午後1時開白、長年お別時を厳修されたお寺だけに木魚念仏に熱気あり、有難し。前住職秀明上人もお元気で明博上人をサポート、また不自由な眞津子奥様の献身的介護に頭が下がりました。

善樹院 午後1時開白、前住職奥様の葉末様はご入院とのこと、お会いできずに残念。住職ご兄弟、お檀家あげて、法要を支えられていました。

大分地区 辻本 良明 

4日 善光寺 23名
5日 長昌寺 休会
5日 迎接寺 22名
6日 蓮華寺 休会

善光寺 久しぶりにお伺いしました。方丈様は浄土宗の役職でも御活躍ですが、直近の出来事について色々教えていただき大変勉強になりました。また光友の方々の法話を聞こうというお姿に触れて、私の中の思いを引き出していただいたように感じました。

迎接寺 副住職様から児童教化への取り組みや今後の活動についてお聞きし、子供たちへの関わりの重要性を再認識させていただきました。

両会所とも、讃題に礼拝儀の「至心に回向す」を拝読し、少年院での子供たちへの取り組みや、次の一歩を踏み出すためには今のままの自分を丸ごと認めて貰う体験が必要であること、そしてそのまま受け止め抱きかかえる心がそのまま如来様の心であることをお伝えいたしました。

最後に大谷仙界上人の「臨終と 我は思わじ 大ミオヤの 産みの悩みに 只感謝して」「死してゆく 用意の棺と思うなよ 生まれし時の 産湯盥ぞ」をご紹介申し上げました。

北九州地区 熊野 忠道

20日 大願寺 28名
20日 戸畑光明会 5名
21日 円応寺 休会

大願寺 午前中は金田師の指導により「写仏」の会、若い女性の参加も多く他処には見られぬ独特の雰囲気に包まれた会所であった。念仏の信仰に関しては未だ未熟な若人も多く、「初心者向きの法話が望ましい」との会主の要望により、小生得意?のカラオケ等を交え、面白く可笑しい法話を実施。出席者の諸者も同調し、極めて和やかな会合であった。

高野山真言宗の出家と称する若い能化が1名参加されて居り、大願寺にて目下修行中と承わり実に感激の至りであった。「弘法大師と念仏」という事について会後しばらく談合したが互いに意見も合致し予想外の功果を得ることが出来たと満足している。また他宗の若い僧侶が訪れて指導を求める等、現在では珍しい所業と今更ながら金田上人の法格の高さに深い感銘をうけた。

戸畑光明会 当地は何年ぶりか忘れるほど久しぶりの巡伝で、場主岸田氏や大和氏のご指導により何十年と続行されている会所である。当日は芦屋聖堂の別時会参加のため大和氏令室、令息等欠席、また家族旅行のため欠席等もあって が極めて少数であったが、何れも長年の篤信者ばかりで、巡伝側にも非常に心易かった。

「光明主義と従来の浄土教義の相違について」の法話、かなり高度な専門的内容であったが、何れもご理解いただけるものと自負している。

何れにしろ、今回の巡伝は老先短い小生にとって、誠に痛快な1ページであったと思われる。

筑後地区 西 徹空 

19日 浄源寺 休会
20日 浄土寺 休会
20日 浄福寺 休会
20日 竜川寺 休会
22日 摂化院 10名

摂化院 秋の別時会が中止になったために通常の例会が開催され、川端上人の代講を務めました。晩秋の冷たい雨の中を久留米や福岡から常連の方々が参集なさいました。そういう方々はお会いする毎に、念仏の同志、光友という懐かしさが深まってゆきます。それだけに法話にも失敗は許されないという気持ちで1席を務めさせていただきました。

この会をお世話下さる下司さんが、小学2年生の孫娘さんを同伴なさって私のお世話を言いつけておられました。挨拶から襖の開け方まで、作法に則った立派な所作なので大変感心いたしました。「誰に教わりましたか」と尋ねると「忘れました」という返事。あどけなく見えてもそつがない。お念仏の環境の中で立派な仏の子を育てておられます。何よりの花を添えて下さいました。

福岡地区 岩沼 光裕 

15日 福岡光明会 12名
16日 正法寺 休会

福岡巡伝は、初めてのご縁でした。前回、前々回は、休会などなかなかご縁を結べませんでした。今回やっと、ご縁を結べたことをうれしく光栄に思います。

私としては高度な話は出来ないので基本的な話、日頃疑問に思うこと、しきたり作法等々の事をお話しました。

今回は、「お供えについて」(三具足の意義とお念仏)という題でした。私には、仏事の時には必ず 灯明、お香、花をお供えする何故なのかという疑問がありました。それは三宝とは(仏、法、僧)仏教者が守るべき三つの宝であり明るく、正しく、仲良くという目的がお供えすることに備わっているということをお話しました。

話の最後、下司先生と中陰中の会員の方の御回向をさせていただきました。茶話会では、会員の方の念仏生活(自転車念仏)を聞かせていただき大変勉強になりました。

翌日の正法寺様は十夜法要のため休会でしたが、昔よく行った所でしたので、お参りだけさせていただきました。16年ぶりの福岡市南区は大変な変貌ぶりでした。町の発展ぶりと自分を比べて進歩していない自分を反省し更に精進したいと思います。

諫早地区 辻本 光信 

25日 慶厳寺 30名
25日 安祥寺 休会

稲永慈行ご住職は私とほぼ同世代。先代ご遷化により後を継がれてまだ数年ですが、歴史ある寺の継持に熱心で仏像、仏殿の復元など訪問の度にどこかが改修されています。作事の現場も見学、色々と教えて頂きました。

今回の話は礼拝儀の中の「超日月光仏」。お念仏を続ける暮らしを例話に取り上げ、つまずきながらも歩み行くことを話しました。

唐津地区 鶴山 恒教

19日 安養寺 36名
20日 浄泰寺 105名
21日 九品院 63名

秋深まる季節、唐津地区巡伝にご縁をいただき、十夜法要の会座として高座に上がりました。思い起こせば前回は平成16年の春季彼岸法要の折でした。3月20日午前10時53分頃、浄泰寺様の高座に上がる直前に「福岡県西方沖地震」が起こり、揺れ動く堂内で肝を冷やした記憶がございます。一度あることは二度あると臆病風を吹かせながら布教に望みましたが、おかげさまで無事勤めることができました。

人間とは自己中心的な愚痴な存在であるとされていますが、それは誰でもない、前回あの様な怖い経験をしながらも、心中では「自分のところは大丈夫」と横着な解釈をし、防災対策をすることなく6年ぶりに彼の地に立って初めて、「しまった」と感じている私のことを指しているのです。

そのような愚痴な私でも救いたいと大慈悲を起こし、私の代わりに六度万行を修めとられたのが阿弥陀親さま。愚鈍であるからこそ親さまのご本願にかない、愚鈍であるからこそ大悲代修のお念仏に縁の深い我が身であるもったいなさを、法然上人御法語を讃題といただき、お取り次ぎさせていただきました。

お世話いただきました皆さま有難うございました。

佐世保地区 永徳 光明 

22日 善隣寺 15名

外は時雨て、少々寒かっただけに気密性に富む本堂のほどよい暖かさが有難く、そして立派なご相好の弥陀三尊像を拝しての椅子席、木魚台……と整えられた会座でした。光信上人、良明上人、そして(光信上人のご子息の)若上人と3気筒でご教導に邁進されているすばらしさを実感しました。

「光明摂取の文」を基に、日暮らしの中で如来さまのお慈悲の光がどのように照らして下さっているかについて先人の生きざまを例に引きながらの60分間でしたが、終始熱心にご聴聞をいただきました。

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