光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成22年7月

5月巡伝報告

聖恵(めぐみ)病院 石原 義堂

28日 97名

短い法話の時間、易しくと思いつつ構えてしまい、少々むずかしくなってしまいました。時間も少々オーバーしてしまい皆様には解りづらい法話となってしまいました。反省、反省、今後は作る説法ではなく、出来る話を心掛けたいと思いました。

筑後地区 冨永 秀元

19日 浄源寺 休会
20日 浄土寺 休会
20日 浄福寺 8名
20日 竜川寺 6名
20日 摂化院 休会

毎日、時間に追われながら過ごしていると、巡伝中のゆっくりとした時間が何とも新鮮に感じられる。

会所の方々には迷惑を掛けっぱなしだが、この一時は有難い。

熊本地区 炭本 義空

22日 荘厳寺 休会
23日 善樹寺 20名

善樹院様とのご縁は、今回初めてでございました。悪天候に見舞われ、大雨洪水注意報がでておりました。しかし、雨の日には雨の日の生き方があります。

花祭りと併修でしたので、無量寿経の中の「所以出興於世、光闡道教、欲極群萌恵以真実之利」(私は「恵以真実之利」とは本願念仏の教えである、といただいております)を、本願念仏の教えといただいて、称名念仏にはげむ、そして本願念仏の教えを、真直ぐにいただく。如来、すなわち釈尊は仏法伝道とわれわれ衆生を救わんがためにこの世に出世されたのであることを、お取り次ぎさせていただきました。

大分地区 金田 恭栄

4日 善光寺 10名
5日 長昌寺 休会
5日 迎接寺 20名
6日 蓮華寺 30名

大分地区では、1月の巡伝でもお世話になりました。その際は「光明の生活」をテーマにお話させて頂きました。この度の巡伝では『礼拝儀』の「至心に帰命す」をテーマにお話いたしました。「至心」とは真(実)のこと、どこまでも偽りの心である私たちですが、如来様へ自らの命を帰投していくとき、その偽りの心がなくなって、如来様の真実の心に充たされていきます。この私の手柄で、心が真実になっていくのでもなく、心が清浄になっていくのでもなく、如来様によって充たされていくのですから、そのようになっていくのです。しかし、如来様への帰命のないお念仏をしますと、すべてが自らの手柄のような錯覚をし傲慢になってしまいます。人は一日に「八憶四千」の心の動きがあると言われています。これには無意識的な心の動きが含まれていますが、私たちが理性によってコントロールできる心の動きは、それに対し、ほんの一部に過ぎません。

人間は他の動物と違い、理性が発達していますが、理性だけがいくら発達しても、八億四千の心の動きは統御できません。ですから、私たちは『礼拝儀』を拝読し、『礼拝儀』の如く礼拝し、お念仏していくことが大切です。理性では統御できない心が、如来様のお育てによって往生極楽・光明の生活へと向かっていきます。

合掌

福岡地区 佐野 隆和

15日 福岡光明会 20名
16日 正法寺 休会

1時~2時 至心に念仏三昧
2時~ 礼拝儀 2時30分~3時30分 法話 至心に聞法 在家の会場であるのに至心の法座である。

法話内容

金子みすずの略伝の後詩、

昼の星は眼に見えぬ
海の小石のその様に
夜が来るまで沈んで
眼には見えねどあるんだよ
散ったかれたたんぽぽの
土の下にだまって
春が来るまで待っている
強いその根は眼に見えぬ
雨も嵐もあったらう
照る日曇る日
それぞれ生き抜く道をば恵まれて
陰に不思議な力添え
眼には見えねどあるんだよ

金子みすずは誰にでもわかる平易な詩で信仰の世界を顕している。

北九州地区 塩先 晋照

20日 大願寺 休会
20日 戸畑光明会 6名
21日 円応寺 55名

久方に北九州地区巡伝の御縁をいただきました。大願寺様では、法嗣恭俊上人の可愛らしい御子様を拝見し、頼もしく、また心慰められる思いが致しました。

ひかり編集、寺務、等々、御多忙を極める日常を勢力的に勤められるお姿に敬服いたします。岸田様宅では、奥様の心づくしの御料理をとても美味しく頂き、勿体なく思いました。改めて年月の迅さを実感し驚きました。巡伝は法要の御説教とはまた一味違った真剣行心、引き締まる思いで帰りました。有難うございました。

佐世保地区 岩崎 念唯

22日 善隣寺 15名

3年ぶりの佐世保地区巡伝でした。麦秋の熊本平野、筑後平野、佐賀平野を通り、片道約5時間の車の旅で、なつかしいお顔に出会え約1時間のお話をさせていただきました。

今回は「至心に発願す」を拝読の後、「発願」について話をし、「上求菩提」「下化衆生」の内、特に「下化衆生」を中心に、現代社会のおかしな事件等の因果関係「信仰へのめざめ」「菩薩道の実践」等について話させて戴きました。

筑豊A地区 岩崎 念唯

23日 定禅寺 4名
23日 福円寺 18名
24日 種善寺 20名

筑豊A地区も3年3ヶ月ぶりの巡伝でした。
5月23日(日)は九州各地、大雨で、定禅寺様のお参りの時もすごい雨模様でした。久しぶりにお会いするお顔ばかりで、「発願」=「願を発す」ことについて1時間お話をして、法話の後、しばらくお茶をいただきながら座談させていただきました。
福円寺様もしばらくぶりでした。夜席、小雨の降る中、18名のお参りがあり、7時から約1時間のお別時、お勤めの後、午後8時から1時間「至心に発願す」讃題のもと、「願を発すことの大切さ」についてお話させていただきました。
種善寺様も本当に久しぶりの巡伝法話でした。午後1時から約1時間の別時、お勤め、詠唱の後、約1時間「至心に発願す」ということについて話させていただきました。

※久しぶりの筑豊A地区の巡伝でしたが、お参りのお檀家さま信者さま、皆様それぞれ一所懸命にお念仏、お勤めされ話を一生懸命に聞いて下さるお姿に接し、しっかりとした法話をしなければならないな、というはげみと共に、自坊での日頃の教化活動をもっとしっかりとしなければならないという自覚をさせられたところでした。

筑豊B地区 永徳 光明

24日 西福寺 休会
24日 浄光寺 休会
25日 長安寺 27名

「光明摂取の文」を讃題に、念仏の相続によって、安心が培われ、老・病・死を正受(正観)できるようになってゆくであろうことを、先人の例を引きながらお取次ぎさせていただきました。

当番の地区の人たちが、持ち寄った食材で、手作りのお斎を準備して下さった由、よき伝統がしっかりと受け継がれており、有難く感じられました。

山口地区 辻本 光信

24日 長命寺 14時・20時 40名・15名
25日 西蓮寺 20名
26日 極楽寺 30名

巡伝では初めて山口県に参りました。車で片道4時間半、自分で運転してみて、今あmで講師の方が佐世保までお越し下さる大変さに気付かなかったことを知りました。

今回の3ヶ寺は、これまでも御縁の数々を頂いた御住職方ばかり、ご自坊をお尋ねし、それぞれに教化の工夫を拝見し、大いに刺激を受けました。各会所には、本当に御親切にして頂きました。また、川端勝教上人には宿の手配をはじめとして、夕食その多全期間にわたり、本当にお世話になりました。この場を借り、御礼申し上げます。

各会所は、法要の趣味や御住職の希望もあり、お話はそれぞれ別でしたが、礼拝儀の十二光の中から選んで申し上げました。

諫早地区 岩沼 光裕

25日 慶厳寺 50名
25日 安祥寺 25名

聖名 今回長崎の諫早地区は2回目の巡伝でした。今回は、自家用車で山口より片道350キロの道のりでしたが、熱心な聴衆の方々の気持ちに助けられ、運転の疲れも和らぎ楽しくお話させていただいたような気がします。私たち話し手は聴衆により話を引き出して戴いている事をあらためて自覚しました。

慶厳寺様は、五重相伝同行会の定例会でありました。三宝(佛・法・僧)明るく正しく仲良くに、三具足(灯明立・香炉・花立)を関連付けて話しました。

安祥寺様は、来月に授戒会を厳修の為にこの日に足揃えの打合会を開き、定例会の方々に加え、その打合会の方々もお話を聞いて戴きました。更に有難く思いました。

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