光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成23年9月

7月巡伝報告

五島地区 菅野 俊光

7月4~5日 阿弥陀寺 140名
7月6~7日 善福寺 110名

両寺とも初のご縁、佐世保より高速船にて約1時間にて到着。各寺2日間、昼夜2席の念仏修養会、聖者御真筆の三昧仏様を掲げ礼拝儀にて勤行、木魚念仏後法話、約40~50年の間相続される別時会の歴史は古く、それ故に参拝される人々の態度は真剣そのもの、梅雨末期の豪雨の降りしきる中多くの方々熱心に聴聞くださる。

巡伝に従事させて頂く者の責任大と思わず襟を正さざるをえない。

両耳の歴代ご住職の永年に渡る教化、また木叉上人のご出身地の縁、諸々もご縁が相まって相続して頂いている念仏修養会に感銘を覚えました。

また阿弥陀寺副住職の中村好秀師、善福寺住職盛岡正雄師の若き、熱心な指導者の今後の教化に期待いたします。

糟屋地区 石原 義堂

13日 西林寺 約100名
14日 珠林寺 25名

檀家人数百名ほどの出席で仏縁の大切さ等の敬いお説法を戴き檀家出席者も有難いお説法を拝聴して感銘して拝聴させて戴きました。

御施餓鬼法要の目的も原点は「お念仏」のご縁づくり。ご供養にあたって大切な事は自分自身がまずお念仏を喜ぶ人となりましょう。

お寺の婦人会の皆々様お参りの組織がしっかりしているので参詣も多く聴聞もとても上手でした。

北九州地区 多賀 学昭

20日大願寺 20名
20日 戸畑光明会 8名
21日 円応寺 25名

台風が通り過ぎた後で、曇り空で風も残っておりおかげで7月にしては涼しい例会となりました。大願寺での例会は末庵の浅川観音堂で実施。地区の方を中心に20名程の方が参加して下さりなごやかな例会であった。出家されて間もない若い尼僧さんが一生懸命観音堂のお守りをされ、地区の方が暖かい目で見守っておられるのが印象的であった。

夜、戸畑光明会では和尚さんを中心に8名の方が参加。道場の岸田邸の控え室に備え付けてある図書の中から山本空外上人著の『無二的人間』を引っ張り出してきて再読。年齢を加える毎に空外上人の力説されるところが段々と理解できるようになった気がして感謝。ここでも夜、涼しい風が吹いて、気持ちよくお念仏させて頂いた。

円応寺では25名の方が参加。お勤めのときの御住職矢野上人の独特の節回しと御回向が、わかりやすく有難く、控え室で拝聴しながら脱帽。「先代の方丈様と良く似てこられたなぁ」と一人感慨にふける。

午後の例会であったが、ここでも涼しい風が入って、皆さん居眠りもなく(?)良く聞いて下さって感謝。

佐世保地区 今井 裕光

22日 善隣寺 20名

『礼拝儀』の中の「至心に○○す」についての一席。至心に回向すの所で亡くなった方への回向が大層な盛り上がりでした。なるほど、「皆さんの聞きたい事はここか!!」と思った次第です。

次回は亡くなった方の回向のお話させていただく約束をして失礼しました。ご母堂様のご葬儀間もないこの時に善隣寺様の厚いおもてなしに感謝申し上げます。

大分地区 鶴山 瑞教

5日 迎接寺 22名
6日 蓮華寺 35名

善隣寺辻本光信上人の当番月でしたが、善隣寺様では山門御不幸で急遽代講をつとめました。

迎接寺様にはいよいよ後継者が引き揚げてきてお手伝いできるようになったので、寺内共々にご安心のことです。参詣者の皆さん、みな如法でいつもながら感心させられます。法話終了後、皆で音楽に合わせてダンスをやっておられるようで、とてもよい試みだと思います。法話は「南無阿弥陀仏」のはなし。念仏する人は不求自得の益として転迷開悟のめぐみをいただく話でした。

筑豊地区 菅野 浄光

19日 浄源寺 38名
20日 浄土寺 休会
20日 浄福寺 13名
20日 竜川寺 9名
17日 摂化院

摂化院 おつとめ、礼拝、念仏、如法になさり、一席の話をさせていただいた。先達の方々の御顔が浮かび、ご回向させていただきました。

浄福寺 初めて伺う事ができました。寺観、お参りの方も熱心に聴聞下さった。

浄源寺 二席のお話、夜の席には、多くの人が参詣。頭が下がる。

竜川寺 夜席に人数が少ないと言いながら支えて下さる方々に手が合わさる思いであった。

福岡地区 松岡 光規

15日 福岡光明会 10名
16日 正法寺 30名

「至心に帰命す」を讃題として、その中の「我が身と心との総てを捧げて仕え奉らん」を中心として素直に阿弥陀様の本願を信じ念仏相続することの大切さを話させていただきました。両会所とも熱心に聴聞下さりありがとうございました。

聖恵(めぐみ)病院 金田 恭俊

22日 94名

三度目のご縁となりました。今回は「南無」についてお話をさせて頂きました。「南無」というのは漢訳すると「帰命」となります。命を帰投していくとはどのような事か、またそれによって、私達にどのような変化が生じてくるか、という事を中心にお取り次ぎ致しました。

会場は皆様のおもいにあふれ、また病院もとても清浄かつ神聖さを感じました。聖恵病院の「聖」にはそのような思いが込められているのかなと、思いました。 合 掌

筑豊A地区 鶴山 恒教

23日 定禅寺 6名
23日 福円寺 19名
24日 種善寺 22名

聖名 お盆の季節を前に夕暮れ時にはカナカナと蜩が鳴いております。その情景を奥田幾治郎先生は。「かなかなや 遠き国より 母の声」と詠まれました。そのような時節に、2年ぶりに筑豊地区にお邪魔をいたしました。前回のご縁も7月の例会であったと記憶しておりますが、毎々暑い中熱心にご聴聞いただくこと感謝いたします。

さて、どこの会所にも言えることでしょうが、お寺に参詣者の皆さんが高齢化しています。次世代に信仰のバトンタッチをいかにしていくかは、仏教教団にとって重要な課題です。このたびお邪魔した会所におかれましては、それらの問題に熱心に取り組まれているようでして、定例の法要(季節法要・例会・朝念仏会)はもとより定期的に文化講座(コーラス写経etc)を企画され、老若男女、宗派を越えてお寺に足を運んでもらう活動をしているそうです。「あきらめずに、しつこく活動案内をしていれば、必ずこちらを向いてくれます。粘りと熱意が重要です。」とのご意見を拝聴し、もっと積極的な教化活動姿勢が私にも必要であると感じた次第です。

お世話になりました。合 掌

諫早地区 山上 光俊

25日 慶厳寺 30名
25日 安祥寺 9名

今回の巡伝は第54回諌早万灯川まつりの日でした。昭和57年7月25日諫早市の中心を流れる本明川が集中豪雨で氾濫して640名の犠往者を出しました。河川敷を見渡せるホテルの窓から鎮魂の2千発の花火が打ち上げられ、河川敷には2万3千灯の蝋燭が灯され、灯篭流しが行われているのが見えました。毎年市民が慰霊祭をこのようにおこなわれてきましたと慶巌寺ご住職・稲永滋行上人から聞きました。3・11東北大震災の犠牲者の事が思い出されて合わせて御回向させていただきました。当曰、慰霊の法要にあわせて巡伝の念仏会が催されますので稲永滋行上人はご多用の様子でした。でも歓談の時間を持ってくださり、五重相伝や授戒会を数年おきに開筵なさり、またこの度本堂に冷房施設を設置されたと拝聴しました。益々檀信徒教化に意欲を注がれておられることに感動しました。安祥寺様会所では森下一枝上人が優しく迎えて下さり、自分が準備しなくても会員が自発的に念仏会の準備をして自主的に本堂で念仏される会員であることを喜んでおられました。そこまで会員をお育てになるのには長い年月会員に慈愛をお注ぎになられたことでしょう。法話は両会所とも「法爾の道理と救済の法則」を中心に話しました。話材としては東北大震災被災地に贈った詩「絆―手と手を結んで」、「祈り」や、「断捨離」の人生観、念の大切さなどを使用しました。この度も過分なるご厚情に浴し心からお礼を申し上げます。

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