平成23年10月巡伝報告
筑後地区 辻本光信
◇19日 13時 浄源寺 休会
◇20日 11時 浄土寺 休会
◇20日 13時 浄福寺 休会
◇20日 19時 竜川寺 10名
◇23日 13時 摂化院 13名
今回、両会所共、本当に久々の御縁でした。特に摂化院様は移転後の現在地には初めてでしたので、少なくとも17年は経っているようです。竜川寺先代の岩橋法雄上人や、摂化院世話人の吉松喜久造先生のことがとても懐かしく、思いで話もさせて頂きました。 法友の方々が集い一座の法縁を結ばれる姿はなんとも嬉しいもの。法話後も茶菓を頂きながらゆっくりお話が出来たことも、良き余韻となりました。
糟屋地区 菅野俊光
◇13日 10時 西林寺 70名
◇14日 13時 珠林寺 60名
西林寺
お十夜法要の盛んな地域とて、十一月の十夜法要を控え、今月は前(プレ)十夜法要を兼ね例会。午前十時より礼拝儀にてお勤め念仏の後、一席の法話。参拝者約70名。熱心に聞いて下さる。後「おとき」を頂いて散会。
珠林寺
10月は「念仏と法話の集い」にて二席、午後一時より礼拝儀にてお勤め、念仏の後、ティータイムをはさんでの法話、参拝者約60 名、加藤哲道上人75歳を過ぎても、朗々としたお声に只々敬服…まいりました。 今の若いお坊さんはマイクに頼り過ぎる…。肝に銘ずべし…。両寺ともアットホームの雰囲気、まだ若い法嗣が頑張っていました。
北九州地区 鶴山恒教
◇20日 13時 大願寺 25名
◇20日 19時 戸畑光明会 休会
◇21日 13時半 円応寺 16名 炭本義空代講
聖名 さわやかな秋晴れの中、芦屋町・大願寺さまにお邪魔しました。2年ぶりのご縁です。正午すぎに到着したのですが、午前中に写仏会を催したらしく、会場の設え替えがなされておりました。写仏会に参加される方の中には、通勤前に写したいという方もいらっしゃるようで、それに合わせて早朝よりお寺を開放しているそのご教化の姿勢に、感銘を受けました。ご住職さまより、ありがたくも写仏のお手本をお分けいただいたので、大願寺さまを見習って、自坊においても教化を進めたいと考えています。 写仏会に引き続いて例会にご参加いただいた皆さんには、お疲れのところ一時間ほどの法話にお付き合いいただき感謝いたします。宗祖上人と開祖上人の御法語をいただきながら「機」についてお取次ぎをさせていただきました。お世話になりました。合掌 円応寺 炭本義空 雨降りにもかかわらず参加者多数でありがたい思いをしました。住職様の教化が行き届いているのでしょう。此の度も不断光についてお取り次ぎさせていただきました。
佐世保地区 菅野眞慧
◇ 24 日 13時 善隣寺 19名
地蔵盆 午前10時~
光明会例会 11時~
法話 11時半より1時間
お膳 午後1時~
自分で車を運転して大分から長崎の佐世保まで行くのは初めてのことなので、念の為に朝の6時に出発し、幸い渋滞もなく、十時前には善隣寺様に到着出来ました。年に一度の地蔵盆の法要にも参加させて戴き、一緒にお参りする保育園の子ども達に心がほぐされました。 本堂で、礼拝儀のお参りの後、自己紹介を兼ねてのお話しを致しました。ご年配の方々の前で、自分が二〇代の頃に体験したことを話して、内心「こんな話は退屈ではないだろうか」とも思いましたが、お話しを聞いて下さる皆さんの目がとても温かかったので、途中からそんな不安は無くなってしまいました。講師部屋にて、善隣寺様で歴代に渡り、布教されたお講師様が文をしたためられた『一筆帳』? を手にとり、亡き祖父眞定和尚、空外先生、橋爪勇哲上人の文を目にしたときは、心の奥底から熱いものがこみ上げてくるのを感じました。…が、この有難いお帳面に私も一筆かかねば帰れないと気付いたときには、青ざめ、筆と硯を手に途方に暮れてしまいました。南無阿弥陀仏
大分地区 辻本良明
◇4日 13時 善光寺 40名
◇5日 10時 長昌寺 休会
◇5日 13時 迎接寺 20名
◇6日 11時 蓮華寺 30名
善光寺 当日は、法話後に檀信徒総会が予定されていたこともあり、普段は参詣されない方も含めての四〇名ということでした。法話後、眞恵上人より善光寺だより五十三号をいただく。九州一周ウォーキングをされているグループとの関わりから巡礼の話になり、弁栄上人の文章につなげる、読みやすく心にしみいる文章でした。毎月発行されているとのこと、継続から生まれる力強さを感じました。
迎接寺 聴衆の反応がよく、大変話しやすい会所でした。法話後には賑やかな音楽と声が響き、何事かと思ってお尋ねすると、歌と健康体操を皆さんで楽しんでいらっしゃるとのこと、参詣へつなげるための工夫をなされていることに感心いたしました。
蓮華寺 ご住職は浄土宗青年会のソフトボールでご活躍の後、当日朝からお会いしました。よく整えられた堂内、食事の準備の賑やかな声が聞こえる台所、法の話を真剣に聞き取ろうとする聴衆の皆さん、良き緊張に包まれながらお話させていただきました。庭の碑に刻まれた先々代初代夫人のお名前を、初代(しょだい)と読み違えて大笑いしたことでした。 三会所とも、パネルシアターで心を柔らかくした後、命と向き合う、という内容で智慧光のお話をいたしました。
福岡地区 炭本義空
◇15日 13時 福岡光明会 10名
◇16日 10時 正法寺 休会
天気もよく、秋の空気が清浄でした。この度は不断光について、お取り次ぎさせていただきました。 お念仏中心(念仏為先)の生活が大切なのですが、なかなか凡夫の私は実現できているか心もとないのであります。日々反省の私であります。 たった一つの拠り所が口称念仏。声を出してお念仏を称えることであります。 あすがある あさってがあると考えている間は なんにもありはしない かんじんの今さえないんだから。一生を一日として計算してみると、もう、残りは、いくばくもないのであります。残されている、与えられている時間のうちで、ただお念仏申すことと、実感いたしております。南無阿弥陀仏 ありがとうございます。合掌
聖恵病院 山上光俊
◇28日 14時 87名
合掌 秋雨が少し降りましたが聖恵病院に着くと止みました。浄土宗僧侶であり院長である安松聖高上人に、久しぶりにご尊顔拝眉できました。二回目ですねといいましたら、いいえ三度目ですよと仰って、優しく笑っておられました。 院長先生と短い時間でしたが、これから益々増加する認知症の高齢者のこと、ターミナルケアのこと、患者に死に向き合い臨終行儀を実践されておられること、病院内にスピリチャルソーン( 本堂) を建設予定であることなどを拝聴出来て感動いたしました。 今回の法話は、認知症の方々も聴衆に半分( ? )くらいおられることもあり、お勤めを短くし法話(30分) と合わせて40分以内で終えるようにしました。特に心掛けたことはアメリカのソーシャルワーカー、ナオミ・フェイルさんが始められたバリデーシヨンというコミュニケーションの技術が認知症の方々に非常に有効でありますから法話にも応用しました。そのコミュニケーションの技術は「真心をこめたアイコンタクト( 目を目を合わせること) を保つ」こと、「低い、優しい声で話す」こと、「タッチング( 触れる)」といった振る舞いなどで、「受け入れて、共感する」ための技術として考案されました。法話のときは出来るだけ共感を引き出す話材でストーリーを作ること、深い情緒を引き出すような音楽や歌を取り入れることに配慮いたしました。法話は「感動する心と共感共苦の心」についてでした。 あとで担当の先生から「こんなに皆が大きな声で歌ったり話を聞いて喜んでくれたのは初めてでした」と何度もお礼を申されました。皆さんにまたお会いしたいなと思いながら、また過分なるご厚情に感謝して会場を後にしました。九拝
筑豊A地区 今井裕光
◇23日 13時半 定禅寺 10名
◇23日 19時 福円寺 20名
◇24日 13時 種善寺 20名
戒名は必要ですか? お布施はいかほどすればいいんでしょうか? お葬式はしなければなにか不都合がありますか? お仏壇は無くても差し支えありませんか? なぜ中陰(七日まいり)をつとめなければいけないの? お浄土に往生した方にご回向は必要ですか? 亡くなった方は今、何処におられるのですか? お墓に(石に)お経を読むことに必要はありますか? 何回忌までつとめればいいんです? 枕経の意味を教えて下さい。まくら(病院で亡くなる人ばかりの現代ですが?) 弁栄上人は何故、亡者回向の事をお説きにならなかったのでしょうか?
筑豊B地区 金田隆栄
◇24日 13時 西福寺 休会
◇24日 19時 浄光寺 休会
◇25日 13時 長安寺 45名
当日は天気も良く、婦人会の心づくしの昼食をおいしく皆様と御一緒に頂きました。 本堂の方では礼拝儀を拝読し、私の法話は『阿弥陀経』。内容は所求の極楽浄土、所帰の阿弥陀仏。去行の南無阿弥陀仏を中心にお話をさせて頂きました。
諫早地区 菅野浄光
◇25日 10時 慶巌寺 40名
◇25日 13時 安祥寺 10名
秋晴れの一日、十時定刻に到着。おつとめの後、一時間ほど話す。終わって昼食をいただき、つぎの安祥寺へ。また、おつとめの後、一時間くらい話す。 あわただしい一日ではあったが、慶巌寺では、たくさんの方が熱心に聴聞下さり、頭が下がる思いです。 仏様のお教えは速効性はなくとも、無くなりません。日々、お念仏の精進を誓った一日でした。