光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成24年9月

7月巡伝報告

大分地区 石崎秀篤

◇4日 善光寺 25名
◇5日 長昌寺 休会
◇5日 迎接寺 28名
◇6日 蓮華寺 45名

大分地区は、巡伝の前々日に大変な大雨による災害に見舞われており、心配しておりましたが、とても多くの参詣者があり、各寺院の住職の教化を感じました。三ヶ寺ともに「無礙光」についてお取次ぎさせて頂きました。

終了後は、諸先輩方に貴重な助言を頂き、勉強になった巡伝でありました。今後は、お念仏信仰を進めていけるような法話ができるように精進していきます。

五島地区 炭本義空

◇4日 阿弥陀寺 昼2席 75名
◇5日 阿弥陀寺 夜2席 45名
◇6日 善福寺 昼2席 55名
◇7日 善福寺 夜2席 30名

五島巡伝はこの度、初めてでした。阿弥陀寺様、善福寺様ともに2日間、各日 13時・19時の2席慧4席の法座でした。お寺に着いて、本堂にお参り頂いた時、三昧仏様がご本尊の前に掲げられており、感動して、身の引き締まる両寺の御住職のお念仏に対する思いを感得させられました。広々とした本堂で、大きな声でお念仏申させていただきました。

法話は、「不断光」についてお取次ぎさせていただきました。時間が十分にあたえられましたので、具体的な例話を聞いていただくように心がけて話をしました。

原青民師の『青民遺書」の中の一節に「念仏者にもかかわらず、道徳的でない人は念仏を称える口で他人を罵倒し、理屈で言い争いをし、十善に反し、数珠をもつ手で人を打つ。信仰と行為が背馳している。」というお言葉があります。

これは、私の心を写す鏡としていつも離れず心の内に於いておきたいものです。信仰についても、世俗のことについても、言葉ではいかなる事も表現できるけれども、実践し、実現することは至難です。お経にもとかれています。「難中の難、之に過ぎたるはなし。」と。

粕谷地区 川端勝教

◇13日 西林寺 120名
◇14日 殊林寺 30名

梅雨の大雨の中、西林寺様では「おせがき」の法要でした。珠林様は婦人会でした。九州では大雨の中、死傷者が有り雨の恐ろしさを改めて知らされました。

◇法話の内容 法然上人「我はただ仏にいつかあおいぐさ心のつまにかけぬ日ぞなき」の縁をいかすことについておてつぎいたしました。
あおい:会う、遇う、縁に会う
ぐさ:なくて7くせ、あって48くせのくせをつける
つま:端(はし)、心の隅に置いておく。会いたいという目的に向かって、心の隅っこに思っていると仏様に気付き仏様に対するヒラメキ!が伝わる。
縁の生かし方:柳生家の家訓「小才は縁に出会って縁に気づかず。中才は縁に気づいて縁を生かさず。大才は袖すり合った縁をもいかす。」
不可思議の縁:「袖すりあうも他生の縁」「心のつまにかける」ことが縁につながり、縁を生かすのは心のつまにかけるか?かけないか?によって、縁が出来るか、出来ないかになる。

  1. 心のつまにかけない時=無縁?素通りする。無関心。
  2. 心のつまにかけるが会いたいという気持ちが弱い時=縁を逃す。見逃し。
  3. 心のつまにかけて会いたいという気持ちが強い時=縁をいかす。一大事の因縁。

どうぞ縁を大切になさってください。

福岡地区 柏原寿美

◇15日 正法寺 休会
◇16日 福岡光明会 11名

「報恩」「知恩」、口では言い易いが実践することは容易ではない。「念仏停止」という厳しい弾圧下にあって「先師の恩徳に報いる」為にとのかたい決意のもと師の一周忌を迎えるまでに造立願文と46,000人にも及ぶ結縁交名状を胎内に収めた「報恩の阿弥陀如来立像」を見事に完成された勢観房源智上人の「赤誠と行動力」に感動させられる。

此の事が800年を経過し、「元祖大師八百年大遠忌」にあわせ「発見(真言宗玉桂寺)―修復―浄土宗にお還りになる」まことに慶事である。「収まるところに、収まった。」というおもいである。

各会所と同じ話になってとの思いもあるが源智上人報恩の阿弥陀如来立像と題してお伝え致しました。

筑後地区 永徳光明

◇19日 浄源寺 休会
◇20日 浄土寺 23名
◇20日 浄福寺 10名
◇20日 竜川寺 休会
◇22日 摂化院 休会

全ての会所とも実施を予定されていましたが、数日前の豪雨で近隣の集落や檀信徒の方々の被災で3会所が休会となった。
両会所とも歓喜光のおはたらきによって、「我等が苦悩が安らいで」ゆくことについて先達の例を引いてお取次ぎをさせていただきました。
時折降る雨、雷鳴も響くという天候の中を参詣下さった皆さんがメモを取って下さったりして熱心にご聴聞くださいました。

北九州地区 金田隆栄

◇20日 大願寺 21名
◇20日 戸畑光明会 休会
◇21日 円応寺 15名

大願寺 今回は別院浅川の観音寺、住職は花房尚美師の所で年一会念仏法話の会が勤まりました。
午前10時より念仏、昼食。13時より法話
講師:石崎秀篤師 講題:「無財の七施」
その後茶話会で、3時に解散。参加者21名。
地元の各宗派の方が参加して下さり、皆様に喜んでいただきました。

円応寺 最近本堂の前に地蔵堂が出来、お寺にお参りする方は地蔵様の前で手を合わせ、また、本堂にお参りしない方でも手を合わせ多くの方々に仏縁を結ぶことと思います。
講題は私どもが念仏すると仏さまがどんな働きをするかについてお話をさせて頂きました。

筑豊A地区 川端勝教

◇23日 定禅寺 9名
◇23日 福円寺 12名
◇24日 種善寺 18名

閑けさや岩にしみいる蝉の声。蝉達のコーラスの中の巡伝でした。梅雨明け一転して猛暑のお参りでした。各寺共「おせがき」法要の準備で忙しい時に巡伝をされていて頭が下がる思いでした。法話の内容は、粕屋地区に同じ。

諫早地区 慶田太龍

◇25日  慶巌寺 30名
◇25日  安祥寺 12名

例年より15日遅れの梅雨明け宣言(北部九州)が出された2日後の晴天に恵まれたなかでの代行巡業でした。

慶厳寺様では、境内に建立されている昭和32年の諫早大水害の犠牲者のうち、無縁仏三十八体が祀られている諫早大水害無縁仏納骨供養塔で回向供養が行われ、今もなお婦人会の方々が毎月交代で掃除を続け、香華を供えてお参りされている最中にお伺いしました。

安祥寺様では檀信徒の方々に、熱心に聴聞いただいたあまり、制限時間を超過してしまい申し訳無い事をしてしまいました。今回は、「念仏と五種正行」についてお話させて頂きました。    合掌

聖恵病院 西 徹空

◇27日  85名

病院という、布教の場としては特殊な会所ですが、院長の安松上人の情熱と努力を有難く感じます。患者の皆様も職員の方々も熱心に聴聞して下さいました。法話が終わって最後に「ふるさと」を皆で歌うことが恒例になっていますが、此の時は本当に元気一杯に歌っておられました。私の一席の法話が「いつの日にか帰らん」ふるさとの道標の一つにでもなることができたら幸せだと思ったことでした。

筑豊B地区 多賀学昭

◇25日 長安寺

お施餓鬼法要にお参り、参加。

佐世保地区 岩崎念唯

◇22日 善隣寺 20名

「九州北部豪雨」1週間後の梅雨明け前日の猛暑の中での、2年2ヶ月ぶりの巡伝でした。宮崎から400キロの道中、熊本、白川沿い、福岡八女川、筑後川沿いではまだ、豪雨災害の爪痕が生々しく残っていました。昨年3月31日に起きた東日本大震災の時も言われたことですが、「諸行無常」何時、何処で、何が起きるか全くわからない!ことをあらためて実感させられました。

善隣寺ご住職辻本光信上人のご母堂辻本安子様一周忌を終えられたばかりの本堂でお勤めの後、「炎王光仏」について約1時間話をさせて頂きました。特に、宗教、信仰について、弁栄聖者の「宗教は、人生の冥を照らす光明。また人類を苦悩より救い出す力ないり。」という文を中心に話をし、自分中心の深まりと、子や孫たちへ伝える大切さについて話をさせて頂きました。

合掌

  • おしらせ

  • 更新履歴

  •