光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成28年4月

2月巡伝報告

《筑後地区》 金田 恭俊

◇19日 浄源寺 休会
◇20日 浄土寺 26名
◇20日 浄福寺 15名
◇20日 龍川寺 休会
◇21日 摂化院 休会

 「至心に深く信ず」についてお話しさせて頂きました。今回の前半は、特に阿弥陀様が真正面に在すことを信じてお念仏することの大切さを。後半は、阿弥陀様にお任せしてお念仏していく事の大切さについてお取次ぎ致しました。「お任せできない私を、さらにお任せしていく」。このことが阿弥陀様にお任せするコツだと思いますが、このあたりをもう少し体験を交えて、分かり易く説得力をもってお伝えしていきたいと思いました。浄土寺・浄福寺の皆様には本当にお世話になりました。このご縁を大切にして、お念仏に励んでいきたいと思います。合掌

《糟屋地区》 西 悠哉

◇13日 西林寺 25名
◇14日 珠林寺 25名

 両会所共に「ご涅槃会」でした。立派な涅槃図を前に、お釈迦さまのお話と「自灯明・法灯明」のお話をさせて頂きました。2月の冷え込みの厳しい中多くの方がお参りに来られていました。二ヶ寺様ともご高配頂きまして、厚く御礼申し上げます。
【九州支部より】
さる2月9日、西林寺先々住橋爪勇哲上人内室橋爪弘子様が102歳で正念往生の素懐を遂げられました。
葬儀は、2月12日、菅野俊光上人導師の許、礼拝儀お念仏裡に執行されました。
常稱院弘譽禅悦法喜大姉 南無阿弥陀仏

《福岡地区》 鶴山 恒教

◇15日 福岡光明会 8名
◇16日 正法寺 20名

 世間では(私もそうですが)、2月14日はチョコレートを送る日として大騒ぎしていますが、仏教徒にとっては次の2月15日の方が大切です。その日は仏教三大記念日の一つ、お釈迦様が入滅された日です。釈尊入滅以来今年で2560年。そんな節目の日(2月15日~16日)に、福岡地区の会所を4年ぶりに訪れました。三寒四温の寒の日にも拘らず、多くの方々がお集り下さいました。一期一会の大切なご縁であるにも拘わらず、役不足の反省しきりでした。法話は浄土信仰の大原則、阿弥陀様にすがり西方浄土への往生を願い、口称念仏の実践をしていく事についてお取次ぎ致しました。合掌

《佐世保地区》 石埼 秀篤

◇22日 善隣寺 11名

 今回は、法然上人の一枚起請文より「ただ一向に念仏すべし」を讃題にして、観仏三昧と念仏三昧の異なる点・同じ点についてお話し致しました。弁栄聖者は、観仏三昧と念仏三昧は始別同終であると云われています。入門当初の修行方法は違いますが、目的とするところは共に同じ三昧正受の見仏にある。そして、見仏してからの後の成仏を目指す修業は同じであると説明されておられます。念仏三昧はあらかじめ三昧心を養うのではなく、散心のままで如来様は〝今現に此処に存ます〟と信じて、心には如来様をお慕いし口にはお念仏を称えることが必要であると申されている事をお伝えしました。
 辻本上人より色々とご指導を頂き誠に有難うございました。

《諫早地区》 金田 隆栄

◇25日 慶巖寺 16名
◇25日 安祥寺 10名

 慶巖寺様 現在巡伝会所で弁栄聖者のご縁のある寺は数ヶ寺で、その内慶巖寺様には大正8年7月に来られています。今なおそのご縁を大切にされ、今回弁栄聖者が描かれた観音様を複製し掛け軸に、また色紙にされ大変素晴らしい作品が出来上がっております。是非拝見されて下さい。
 安祥寺様 ご住職を亡くされ、その後奥様が住職になり、何もかも一人で寺務をなされ、その中巡伝会所として念仏法話の会を続けておられるこ事は色々大変であろうかと思います。それはどこの会所でも同じ事だと思いますが、今回は特に私共巡伝師は一期一会の気持ちで少しでも会所にこたえていかなくてはいけないと思いました。

《北九州地区》 大谷 決正

◇20日 大願寺 31名
◇20日 戸畑光明会 9名
◇21日 円応寺 休会

 煩悩深き私達ですが、「心我に有ればこれ凡夫、思いを転じて仏に在ればこれ仏」をテーマに、お念仏の尊さをお取次ぎ致しました。合掌
【九州支部より】
北九州市における光明会の布教の中心でありました、岸田圭生様宅での巡回伝道会処が、今年3月をもちまして、ご夫婦の体調、諸般の事情で休会されることになりました。先代ご夫婦(峰吉様・多由子様)とともに在家信者の拠点として永きにわたり光明主義の啓発に努められ、また布教師の宿泊のお世話を頂いた下座行に対し只々感謝を申し上げます。合掌

《筑豊地区》 稗貫 光遠

◇定禅寺 6名
◇福圓寺 18名
◇種善寺 40名
◇長安寺 40名

 尊い法縁を頂きました。遠くの山々にうっすらと雪の積もる時季では有りましたが、各会所共に盛会で、お念仏の例会に40人近い方がお参りされている事に驚きを覚えました。九州と云う土壌・土地柄も有るでしょうが、各寺院の住職が熱意を持って法を伝え、長い時間をかけて大事に育成されて来た賜であり、生きた念仏信仰の息吹を感じます。各会所・各上人には種々のご高配を賜り、またお導き頂きました事に心より感謝申し上げます。今後とも如来様の大いなる光の中に、共に生きて行く「現当二世を貫くお念仏の教え」を力強く説いて参りたいと存じます。合掌

《大分地区》 山上 光俊

◇4日 善光寺 25名
◇5日 迎接寺 15名
◇6日 蓮華寺 38名

 こん会は三か寺とも「マインドフルネスと念仏」についてお話しさせて頂きました。アメリカの仏教事情と光明主義の「念」について焦点をあてて具体例を交えて分かり易くお伝えしました。菅野上人の大木は変わらずご健在で参加者と快適にお念仏されておられました。迎接寺上人は、法話に合わせて聖歌を選ばれて盛り上げてくださいました。故別府上人が若き頃お参りされ、熱心にお念仏された事を尊く拝聴しました。蓮華寺上人は住職として、光明会の事務局長として、さらに布教等々にご活躍されており今後の光明会のホープとして期待されると思いました。御内室様も御詠歌等、色々とご活躍されて参加者の皆様も喜んでおられました。三日間、つたない法話にもかかわらず過分なるご厚情に浴し心から御礼申し上げます。

《宮崎地区》 菅野 浄光

◇18日 天徳寺 休会
◇19日 円福寺 午前60名 午後30名
◇20日 円浄寺 午前40名 午後20名
◇21日 円光寺 午前33名 午後25名
◇22日 自然寺 休会

 初めての宮崎の巡伝でした。三ヶ寺様とも御忌の法要でした。どちら様も熱心に聴聞をして頂き、話しやすくいい雰囲気でした。日頃のご教化の賜と頭の下がる思いでした。

第三回 弁栄聖者百回忌企画委員会報告書

日程:平成28年2月5日(金) 於 光明園
【敬称略】
出席 矢野司空 伊藤力 石川乗願 志村稔 亀山政臣 金田昭教 西悠哉
欠席 金田隆栄 鶴山豊教
一、開会 同称十念
二、委員長挨拶
三、議題審議

(1)理事会報告
弁栄聖者百回忌について、昨年末に行われた光明修養会 理事会にて以下の内容が承認されたことが報告された。
日程:2019年5月11日(土)~13日(月)
場所:東京 大本山 増上寺
(2)担当委員経過報告
a百回忌法要・シンポジウム
11日 シンポジウム 午前 若松英輔氏による基調講演 午後 シンポジウム
12日 午前 お別時と法話 午後 音楽法要 お別時と法話
13日 遺跡参拝 大型バス2台を予定

b遺墨展
展示物の暫定リストが提示される。
増上寺の展示室の利用が困難であること、より多くの人に弁栄聖者の遺墨に触れてもらいたい、という点からも美術館等のより開かれた場での展示を検討している。

c出版・資料公開
弁栄聖者の遺墨・原稿等、現在までに全国150ヶ所での調査を終えている。すでに二冊分の内容が集まっており、出版に関して、できれば百回忌への呼び水となるよう、今年から毎年一冊のペースで刊行したい。目標としては遺墨集二冊、著作集二冊。

dその他
2017年5月頃、岩波文庫より 山崎弁栄『人生の帰趣─弁栄聖者遺稿要集』が刊行予定 解説:河波昌 注解:藤堂俊英

四、閉会 同称十念

次回の会議は平成28年5月21日 於:知恩寺
以上 記録:西悠哉

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