4月巡伝報告
《筑後地区》 石崎 秀篤
◇20日 浄土寺 16名
今回の巡伝は石原上人の代講でした。法話は「それ衆生有りて・・・善心生ぜん」を讃題にして、以前“ひかり誌”に石原上人のお話がありましたので、それを例え話として「拝受」についてお話をさせて頂きました。心を広くして自分の身体から解き放つと、人生の生き方も百八十度変わって見えてくるが、是を「正受」といい、それのみならず、是を拝んで受け止めていく事を「拝受」という。その様に受け止めていく事が出来るのも阿弥陀様の光明のお陰です。そんな話でしたがよく聴いて頂き有難いことです。
《粕屋地区》 石崎 秀篤
◇13日 西林寺 66名
◇14日 珠林寺 40名
4年ぶりの糟屋地区の巡伝でした。西林寺様は御忌法要。法然上人の御法語の「生らば念仏の功つもり・・・死生ともに煩いなし」を讃題に、心が仏心に成っていれば生きる上での悩みが無い。どんな問題がやって来ても、みんな仏心で受け止めていけますから、生きる上での悩みが無くなる。そして臨終の夕べには阿弥陀様が来迎して下さり、往生させて頂けるのは確実ですので死後も安心できる事をお伝えしました。珠林寺様は天候の悪い中にも沢山の方のお参りでした。法話は「其れ衆生有りて・・・善心生ぜん」について自分の体験を交えて聴いて頂きました。
《福岡地区》 辻本 良明
◇16日 正法寺 15名
昨年に引き続き正法寺様の巡伝となりました。法話の前に、幼稚園・保育園の子供たちにパネルシアターを披露する場を設けて頂きました。公演の会場に素晴らしい講堂を用意していただき、150名の園児の前で演じました。子供らしい反応が素晴らしく、お陰様で大変楽しいひと時を過ごすことが出来ました。公演終了後に本堂に移動しての法話となりました。「至心に勧請す」を讃題にして、“一見四水”を紹介しながら、同じ出来事であるハズなのに、自分の都合の良し悪しで受け取り方が正反対になる事をお伝えしました。「仏様って何でしょう?」と問い掛けた後、選ばない・責めない・見捨てない、如来様の救いについてお伝えしました。
《佐世保地区》 菅野 浄光
◇22日 善隣寺 15名
善隣寺様では、いつも寺族の皆様が暖かく迎えて下さり有難く思っております。天候にも恵まれ、参詣の皆様も熱心に聴聞して下さり、大変に話しやすい雰囲気でした。法話は「心」についてで、目に見えぬ中にも大切な“おかげ”についてお話しさせて頂きました。帰りの時の良明上人の門送のお姿に痛み入りました。
《諫早地区》 辻本 良明
◇25日 慶巖寺 25名
慶巌寺様にお伺いすると、方丈様から色紙に印刷された二河白道と、良忍上人絵伝の絵巻を頂きました。それぞれ複製品であるとしても、作成した経緯も含めて詳しいご説明を頂きました。五重相伝の記念品として配った物だということでしたので、教化に対する熱い思いも伝わってきました。お集りには男性の参加者も多数いらっしゃる大変活気のある会場で、パネルシアターを楽しみながらお聞きいただきました。法話は「至心に勧請す」を讃題として、阿弥陀様の救いについてお伝えしました。
《北九州地区》 金田 恭俊
◇21日 円応寺 23名
円応寺様では、自らの体験をもとに、信仰のコツについてお話しさせていただきました。皆さん熱心に聴聞くださりありがたい事でした。貴重なご縁に至心に感謝いたします。合掌
《筑豊地区》 西 悠哉
◇23日 定禅寺 7名
◇23日 福円寺 13名
◇25日 長安寺 25名
めまぐるしく天候の変わる平成最後の巡伝でした。何れの会所でもお集まりの皆様方が熱心に聞いて下さり有難く思っております。“巡伝師は会所に育ててもらうのだ”という言葉を噛みしめて精進して参ります。
《大分地区》 今井 裕光(鶴山 豊教師の代理)
◇4日 善光寺 18名
◇5日 蓮華寺 37名
鶴山 豊教上人が急遽ご都合が悪くなり、小生が代講しました。法話は、善光寺様は「至心に感謝す」の元に小生の70年のお礼をさせて頂きました。真に、ご縁に・おかげに感謝すべきは阿弥陀様なのですとお話ししましたが、実感の無い話に終始したようです。蓮華寺様は、「南無不断光仏」について、惑・業・苦の繰り返しの娑婆の説明と、その大元の「無明」についてのお取り次ぎでした。少々分かりにくい話でしたが、熱心に聞いて戴きました。鶴山瑞教上人が体調を悪くなさっておられるとの事、心配です。弁栄聖者の百回忌を迎えてのお願いもさせて戴きました。 合掌
《聖恵病院》 辻本 光信
◇26日 95名
病院で安松院長とも暫くお話が出来ました。死の床にある方々の心持ちや姿の様々について、大変に貴重なご教示を頂きました。法話の内容は、人と人との間柄についてでした。様々な実例を挙げ、なかなか手に負えぬ問題からも、教えられる事多々あり・・・との話を致しました。大変多くの方々に聴聞いただき誠に有難うございました。