光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 令和元年7月

5月巡伝報告

《福岡地区》 多賀 学昭

◇15日 福岡光明会 7名
◇16日 正法寺 20名

 5月だと云うのに福岡は28度と夏のような暑さの中での巡伝でした。この時期は毎年着る物に苦労します。下司様宅では“当初予定していた出席よりもずいぶん少なくなりました。”との事で、下司様は恐縮されていましたが、7名の参加者での和気藹々の例会でした。最高齢のご婦人は93歳との事。お姿も頭脳も本当に若々しくビックリしました。お念仏のお徳を戴いたのでしょう。感動ものです。正法寺様では、先代の鳳龍上人も、住職の信勝上人もバリバリの働き盛りで頼もしい限りです。鳳龍上人が建立しておられる新寺の話題を興味深く拝聴しました。いつもいつも話のスケールの大きさに圧倒されてしまいます。法話は、お念仏の中に如来様のお徳とお知恵が戴けてくることを出来るだけ易しくお伝えしたつもりですが、壁際に座って居られた方は演台との距離が遠く、お顔の細かい表情が見え辛かったのが残念でした。

《佐世保地区》 花房 尚美

◇22日 善隣寺 40名

 「歓喜光」を讃題にお話致しました。善隣寺の婦人会の皆様とともに過ごす時間を頂きまして感激しました。お話の終わりに参詣の皆様方と共に手話を交えて「つながる命」をテーマに歌を歌わせて頂きました。今回の巡伝のご縁を頂き感謝いたしております。 至心合掌

《諫早地区》 尾関 快照

◇25日10時 慶巖寺 20名
◇25日13時 安祥寺 15名

 二度目のご縁の諫早巡伝でした。年号が「令和」となって初めての例会と云うことで、身の引き締まる思いでした。しかし、会所の皆様が暖かく迎えて下さり有難く思っております。法話の内容は「?王光」についてで、私自身がご縁によって、無明や惑・業・苦について考えさせられたこと、それらとどう向き合っていくかについてお話しさせて頂きました。安祥寺様では若いご夫婦の方が初めて例会に参加されたとのことで、有難いことです。拙い話ですが心の何処かに止めて頂ければと思っています。初めてのご参加の方は貴重な機会ですので、分かりやすい内容をお伝えできるように心掛けて行きたいと思っています。

《筑豊地区》 石原 義堂

◇23日昼 定禅寺 7名  
◇23日夜 福円寺 10名  
◇24日 種善寺 15名   
◇25日 長安寺 16名 (石崎上人代講)

 「全てを大み親にお任せ申しあげて、常に大み親を念じ云々」を讃題に、お念仏を申す第一の心掛けは、真正面に在す如来様をいつもいつも仰ぎ恋したって申すことが一番大切です。如来様は念仏を申す申さないに拘わらず、み心をかけて抱いていて下さいますが、私が救われている自分となるためにはお念仏申すことが大事なことです。共に如来様のお育てを我が物として参りたいものです。
 

《大分地区》 辻本 良明

◇4日 善光寺 20名
◇5日 蓮華寺 26名

 久し振りの大分巡伝。善光寺様では先代・真定上人のお孫様から、真定上人とシズ夫人のお話を伺いました。真定上人はお孫様から見ても近寄りがたい存在で、その祖父より色々と話を聞かなかったことを今では後悔しているとの事でした。祖母であるシズ夫人はお念仏の人で、こちらから食事が出来たと伝えてもお念仏が終わらないと食卓に着かない事から、お婆ちゃんの食事だけは別に取っておいたとの事。体が弱って、起きる時間が遅くなってもお念仏を称える時間は変わらなかった事など、お孫さんから見たエピソードを通して本物の念仏者の姿が伝わってきました。
 蓮華寺様では当日すてきな宿をご用意頂き、また素敵な夕食も共にしながら熱意もあるお話を伺い、私の戯れ言にも辛抱強いお付き合い頂きました。蓮華寺様のお檀家様は皆さんお元気で話し好き、そのエネルギーを頂きながらの法話でした。帰りには興味を持たれた檀家様からパネルシアターを見せてほしいとの声をかけられました。パネルシアターで心も体も柔らかくした後、「日中無常偈」を讃題にして、本物の念仏者になる・・・というお取り次ぎをさせて頂きました。

《山口地区》 西 徹空

◇24日 長命寺 40名 25日午前 30名
◇25日 西蓮寺 16名

 長命寺様は二日間の遠忌の法要。過疎化が進む地域と云うことで、以前に比べると参詣者も少なくなっているそうです。しかし、皆様は熱心に聞いて下さり有りがたいものを感じました。またご住職・川端上人の個性溢れる教化の妙を随所に拝見して、大変勉強になりました。西蓮寺様は境内や書院の一部も新装なって、又副住職御夫妻も三人のお子様に恵まれて頼もしい進化を感じました。「如来光明礼拝儀」によるお勤めも、参詣者の勇みある声に歴代ご住職の教化を偲び励まされる思いがしました。地域社会が変化して止まない時代の中で、念仏の教えと実践を継承する場としての生きた寺院の発展を願わずにはいられません。

《聖恵病院》 今井 裕光

◇24日 106名

 午後2時より経本にての“くれの礼拝”のお勤めを15分しました。引き続き法話30分程度。礼拝儀の「至心に懺悔す」を讃題にして、根本煩悩・その大元の“無明”について分かりやすくお話致しました。(お分かり頂けたかは分かりませんが・・・)。百名を超すお集まりの皆様方が熱心に聞いて戴きますので、話す方も楽しい時間でした。法話の後、唱歌“ふるさと”を斉唱。院長の安松先生のターミナルケアにかける熱い思い、百名以上の参加者を集められる情熱にも感心させられました。往復300㎞、高齢者の小生には帰りのつらい巡伝でしたが、ご縁に感謝いたしております。新緑の青さに道中の長さの疲れも癒されました。  至心合掌

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