光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 令和2年1月

10月巡伝報告

《筑後地区》 今井 裕光

◇20日 浄土寺 19名

 秋の晴天に恵まれた1日でした。浄土寺のみの開催でした。当初「炎王光」についてのお話の予定でしたが、お勤めは「日常勤行式」でされておりましたので急遽「懺悔偈」の内容についての法話と致しました。それでも無明・惑・業・苦のお取り次ぎもしっかりとさせて頂いたつもりです。筑後地区は10年ぶりくらいで、浄土寺様の庫裡が新築されており、驚きと共に長らくのご無沙汰にも気付かされた様な事でした。若上人も参加されており頼もしい限りです。

《糟屋地区》 山上 光俊

◇13日 西林寺 60名
◇14日 珠林寺 40名

 大型の台風19号が接近中で、ご参加の方々や交通網の混乱・運休で心配でした。中部・関東・東北に甚大の被害が出ましたが、今回の巡伝は快晴に恵まれ無事に終えることが出来ました。法話は両寺共に「聖者百回忌」の年でもあり、光明主義の等相と生命観について例話を交えてお話しさせて頂きました。珠林寺様での2席目は老後を心豊かに生きる方法についてお話し致しました。両寺ともにご住職が若返り、優秀な才能を発揮してご活躍なされおり、心強く又嬉しく感じました。有り難うございました。

《福岡地区》 大谷 決正

◇15日 福岡光明会 12名
◇16日 正法寺 15名

 念仏の有難さ・尊さ・大切さをお取り次ぎさせて頂きました。尊いご縁を戴き有難い限りです。
 

《諫早地区》 菅野 浄光

◇25日 慶巖寺 30名
◇25日 安祥寺 10名

 慶巌寺様:大分を出る頃は少し雨模様でしたが、会所に着く頃はいいお天気になり天候にも恵まれました。ご住職より五年毎に五重相伝・受戒会をなされる由。改めてこの地区の信仰の深さを感じると共に、一番大切な信仰に心が受け継がれている重みを感じました。
 安祥寺様:久し振りにお伺いするような気がします。皆様どなたも熱心に聞いて下さり話しやすい雰囲気でした。後継者の御夫婦もしっかりとされており、益々のご発展を願うばかりです。合掌
 

《北九州地区》 岩崎 念唯

◇20日 大願寺 18名 
◇21日 円応寺 17名

 今回の当地区の巡伝は2年3ヶ月ぶりでした。今年は聖者の「百回忌祥当の年」ですので、弁栄聖者がご活躍なされていた今から100~130年前の明治中期から大正初期のかけての社会状況についての話をして(明治初期の廃仏毀釈による乱れに乱れた仏教界と、外国からのキリスト教流入による影響等々)、聖者が宗教・信仰の大切さについてどのように説き示して下さったのかをお話しさせて頂きました。大願寺様では、何時もながら熱心な檀信徒様に囲まれてアットホームな雰囲気の中でお話しさせて頂きました。円応寺様では付設の幼稚園児がお勤めに参加してくれて、元気な声で「念珠くり」と「宗歌月かげ」の斉唱がされ、微笑ましい雰囲気のうちに巡伝を終えることが出来ました。合掌

《筑豊地区》 西 徹空

◇23日 定禅寺 5名
◇23日 福円寺 10名
◇25日 長安寺 26名

 何れの会所も『如来光明礼拝儀』による勤行が厳粛に勤められて、力強い念仏が熱心に修せられていました。九州光明会の巡伝ですので、やはり『礼拝儀』を中心としたお勤めであって欲しいと思います。本年聖者の百回忌を迎えましたが、九州光明会の現状は気息奄々たるものがあるようです。それにも拘わらずこの度の三ヶ寺は、参加者の減少傾向はあっても純粋に頑張っているという感懐を深く致しました。大変に有難いことです。あるご住職が“光明会がどうなっても一ヶ寺・一ヶ寺が光明主義の燈灯をともし続けて行くことです”と云われた言葉が、この度の会所の頑張りを証明していると思いました。

《大分地区》 多賀 学昭

◇4日 善光寺 13名
◇5日 蓮華寺 23名
◇6日 西福寺 15名

 7月に引き続き連続して大分地区を担当しました。秋日和の下宮崎からのドライブは3~4時間かかりましたが、山々のきれいな景色や穏やかな別府湾を眼下に臨みながら走行は爽快でした。法話は、私自身が悩みながらも多くの光明会の先達に導かれてお念仏の尊さに目覚め、浄土の教えを心から喜べる様になった経緯をお話しさせて頂きました。どちらの会所でも皆様熱心に聞いて下さり感謝申し上げます。そしてこの秋から行橋市の西福寺様が会所を再開して下さり、御礼申し上げると共に大変嬉しく感じました。前日から西福寺様にお邪魔して、ゆっくり・じっくりと塩先上人と久しぶりに歓談出来たのも大きな喜びでした。

《聖恵病院》 鶴山 恒教

◇25日 138名

 1年ぶりのご縁となりました。聴衆は入院患者・患者家族・デイサービス利用者・医療関係者・職員など様々な年齢、様々な境遇の方々とお見受けしました。釈尊がゴータマ・シッダルタと呼ばれていた頃に心を痛められた厳しい現実がそこにあり、法然上人や弁栄上人が取り組まれた人間の苦しみや悲しみがそこには色濃くあると感じます。そんな場所で私の様な愚僧が、何を語り何を伝える事が出来るのか。厳しい現実に暗くなりがちな会所で、明るく楽しく努めて語るべきなのか、又眩しすぎる現実を見つめる話をするべきなのか毎回悩むところです。そんな私に語りかけて下さる法語が、法然上人の「もし少しも念仏に心を掛け候わん人をばいよいよ御勧め候うべし。これも弥陀如来の本願の宮仕いと思し召し候うべし。」であったり、弁栄上人の「尊き御名を称えているときアナタの御力はコナタの心を助け給う。尊き御名を称えてお慈悲を感じ、如何なる事も偲び通して後にこそ、まことにまことに深き深きミオヤのお慈悲が確かめられるのであります。」であったりします。そんな祖師方のお言葉に背中を押されつつ、仏法の全ての宝が含まれている最勝最易のお念仏を勧める内容でお取り次ぎをさせて頂きました。

11月巡伝報告

《佐世保地区》 岩崎 祐三

◇22日 善隣寺 5名

 今回初めて巡伝に出させていただきました。お集まりの皆様方は熱心にメモを取られ、聞き逃すまいと真剣な態度が見受けられました。私ども巡伝師はそれに答えて、信仰と熱意を持って布教に当たらねばと感じました。

《筑豊地区》 今井 裕光

◇23日 福圓寺 15名

 今月は福圓寺様一ヶ寺でしたので、富永上人にお願いして住職自説の例会をお願いしました。小生も少し体調を崩しておりご無理をお願いしました。ご快諾戴き御礼を申し上げます。九拝
      

《大分地区》 稗貫 光遠

◇4日 善光寺 17名
◇5日 蓮華寺 18名
◇6日 西福寺 11名

 清々しい秋空の下、3日間の大分巡伝でした。各会所ともに盛会でお念仏の声が高らかに響き渡っておりました。中でも行橋の西福寺様におかれましては、本年9月より例会を再会されましてお慶び申し上げます。ご住職の塩先上人より種々ご教導等を賜り有難いことでした。大いなる光の中に我が心に宿り給う如来様に、励まされ・勇気づけられながら力強く生きてゆくお念仏をお取り次ぎさせて頂きました。

《唐津地区》 辻本 良明

 

◇20日 安養寺 40名
◇21日 九品院 60名

 20年ぶりの唐津地区巡伝でした。二ヶ寺様共に「十夜法要」との併修でした。宿の料理旅館「松の井」さんの夕食に舌鼓を打ちながら、お二人の方丈様との会話が弾みました。特に九品院様から伺ったお話は、教化者としての覚悟を試されるもの大変刺激を受けました。法話は善導大師の「日中無常偈」を讃題にして、いよいよ人生の最後を迎えた時、私達が大事に思っているものが握った手の中にちゃんとあるかどうか、そこをしっかりと見つめることから始めましょう・・・と入りました。“今我身体は如来の霊応を安置すべき宮なりと信ず”との礼拝儀の言葉を紹介しながら、本当の幸せ・永遠の幸せとは何かをご一緒に考えました。帰り際にパネルシアターが大変楽しかったと喜んで頂いた事が、何より嬉しい出来事でした。

《熊本地区》 塩先 晋照

◇22日 荘厳寺 20名
◇23日 善樹院 20名

 荘厳寺様は永年にわたり「八代光明会」の拠点として檀信徒への教化の手綱を緩めること無く、自行相俟って弛まぬ活動を継続されている会所です。熊本地震では甚大な被害を蒙りこれは・・・と思うような場面にも遭遇された様ですが、御親の恩寵を頂き難を乗り越えて現在を迎えているとの事でした。小生の出家の原点に帰り、師僧・兄弟子の前でお話をするのはなんとも汗顔の至りでしたが、不肖の子の心情を吐露させて頂ながらも、大いなる懐に包まれている様な気になりました。何時も変わらぬお天道様の働き、同じ事を日々繰り返す事の難しさと有難さ。
 善樹院様もやはり永年光明会の会所として、念仏弘通の活動を継続されてこられました。先代の信順上人も今は無く、御遺志を継いで信照上人がそのまま拠点を維持されて居られます。ご参詣の皆様方拙い話をよく聴いて頂き有難い事でした。紅葉の錦に染められた山々を眺めながら帰途につきました。二日間とも八代の「妙見宮大祭」で、大変華やかな空気に包まれ幸せな巡伝で勿体ないことでした。

《山口地区》 尾関 快照

◇長命寺 10名
◇西蓮寺 13名

 今回初めての山口地区への巡伝のご縁を頂きました。宮崎出発の時は大雨で山口に入ってからも雨でしたので当日のお天気が、朝にはとても美しい晴れの景色を見ることが出来ました。午前中の長命寺様と午後の西蓮寺様共に、ご住職・御寺族の方々・ご参詣の皆様方が大変気さくに接して戴いた御陰で、落ち着いてお話させて頂きました。法話は「歓喜光」についてのお話で、私の体験からお話をさせて頂きました。お参りの方々からも“共感するところが多々ありました”とのご感想を頂き、大変嬉しく思いました。藤本先生・川端上人より貴重なご意見頂き誠に有り難うございました。今後もご指導のほど宜しくお願い申し上げます。合掌

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