乳房のひととせ 下巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇7 随行記 大正9年7月27日~8月24日〈つづき〉 (四)当麻山へ ◯七月二十九日。横浜の一夜は明けた。朝の勤行は始められた。自分は木魚をわが頭と思い、小我を打ち壊して…
(続きを読む)乳房のひととせ 下巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇7 随行記 大正9年7月27日~8月24日〈つづき〉 (四)当麻山へ ◯七月二十九日。横浜の一夜は明けた。朝の勤行は始められた。自分は木魚をわが頭と思い、小我を打ち壊して…
(続きを読む)乳房のひととせ 下巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇7 随行記 大正9年7月27日~8月24日〈つづき〉 (二)工場の説法 国府津〈神奈川県小田原市〉あたりの景色はいつ見ても良い。汽車が箱根の山渓を抜け、富士の霊峰をあと…
(続きを読む)乳房のひととせ 下巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇7 随行記 大正9年7月27日~8月24日 (一)汽車の中 七月二十七日。今日からこの夏休み中、お上人様のお供をして、お側で修行させて頂く事になったのだ。妻は四時頃から…
(続きを読む)乳房のひととせ 下巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇聞き書き その九 別時中の法話〈つづき〉 大正9年7月25~26日(五) 光明生活。(二十六日午後のお話) 信仰生活の三階─喚起(萌発)、開発(開花)、体現(結実) 活き…
(続きを読む)乳房のひととせ 下巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇聞き書き その九 別時中の法話〈つづき〉 大正9年7月25~26日 (三)神聖、正義、恩寵に就いて〈二十五日夜のお話〉 宗教の客体を如来といい、神といわぬ。支那では放人の…
(続きを読む)乳房のひととせ 上巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇聞き書き その九 別時中の法話〈つづき〉大正9年7月25~26日 (一)南無の二義〈二十五日のお話〉 如来に「南無」を要求するに、次の二義がある。一、救我 我に最幸福を…
(続きを読む)乳房のひととせ 上巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇聞き書き その八 別時中の法話〈つづき〉大正9年6月3日夜 黒谷光明寺塔頭瑞泉院にて (六)至心に帰命す 我等は絶大なる法身仏の御力によって生かされている。自分が生きてい…
(続きを読む)乳房のひととせ 上巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇聞き書き その八 別時中の法話〈つづき〉大正9年6月3日朝 黒谷光明寺塔頭瑞泉院にて (五)南無阿弥陀仏に就て〈つづき〉 世間には形式的の礼拝もせずして、一切経を持ってい…
(続きを読む)乳房のひととせ 上巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇聞き書き その八 別時中の法話〈つづき〉大正9年6月3日朝 黒谷光明寺塔頭瑞泉院にて (四)弥陀教義に就て 十二光仏の無量光、無辺光、無礙光は仏身論である。これを第一編と…
(続きを読む)乳房のひととせ 上巻 中井常次郎(弁常居士)著 ◇聞き書き その八 別時中の法話〈つづき〉大正9年6月2日 黒谷光明寺塔頭瑞泉院にて (三)霊枢五性 (二日夜の講話) 自力で人格の完成ができるならば、宗教の必要はない。生…
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