光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成20年9月

6月巡伝報告

福岡地区 鶴山 恒教

15日 福岡光明会 11名
16日 正法寺 40名

聖名 初夏の候 福岡地区2会所にお邪魔しました。

社会を無難に切り抜けるためには、時には建前と本音を使い分けることも必要かと存じます。しかし問われる事柄が「人間の尊厳」に関わるようなことになりますと、途端にどちらの立場が自分の本音なのか分からなくなります。倫理観や道徳観を頼りに判断しようとしても、それらは時代や文化の変化によって変わるものであり、判断要素としては不安が残ります。三国伝来の釈尊のみ教えに従うことは、時には自分に都合の悪いこともあるでしょうし、辛く厳しい道を選ばなければならないこともあるかと存じます・・・。

何だか抽象的な話になりましたが、この度の御縁にて、私自身のお念仏がまったく足りていないことを痛感させて頂きました。凡夫の私はどこまでも凡夫のままですが、今後とも脱線せぬよう、仏様と皆様のご指導を心よりお願いする次第です。お世話になりました。 合掌九拝

筑豊(A)地区 冨永 秀元

23日 定禅寺 7名
23日 福円寺 15名
24日 種善寺 21名

自坊での話は、年を重ねるごとに難しさを感じる。寺に戻り30年近くなろうとしているが、まだ当分無理のようである。

筑豊(B)地区 辻本 光信

24日 西福寺 20名
24日 浄光寺 7名
25日 長安寺 20名

三ヶ寺共久しぶりに、法話のご縁を頂きました。とくに西福寺様は増谷上人御夫婦がご健在の頃以来ですから十数年ぶりでしょうか。時間的にはゆとりがあったのでそれぞれの会所で色々とお話を拝聴しました。

法話は如来光明歎徳章の中から「其れ衆生ありて斯光に遇うものは・・・善心生ぜん」をお題にしました。娑婆に生きる者が三垢消滅・歓喜踊躍などそうあるものかしらという気にもなりますが、お念仏の生活の中に有頂天をきっかけとして娑婆を教えられたり、つまずきを縁として安忍に導かれたりと実例をあげながらお話をさせて頂きました。この2日間良き縁を頂いたと思います。

筑後地区 慶田 太龍

19日 浄源寺 休会
20日 浄土寺 15名
20日 浄福寺 休会
20日 竜川寺 10名
21日 摂化院 休会

梅雨前線の影響で大雨の中を各会所とも熱心に参加された檀信徒の方々、その熱い思いを深く受けとめました。今回も御縁を頂き有難うございました。

北九州地区 多賀 学昭

20日 大願寺 105名
20日 戸畑光明会 9名
21日 円応寺 20名

北九州地方は大雨と聞いていたので心配しながら早朝電車に乗り込んだ。幸いに小康状態だったので各会所とも予定通り例会が実施された。

大願寺では同寺婦人会の総会と九州光明会婦人会総会が同日に行われ、併せて写仏会が組み合わされて105名参加の大盛況であった。11時過ぎに大願寺様に到着した時には既に多勢の皆さんが熱心に観音菩薩の写仏に取り組んでおられ、実に楽しそうなご様子。昼食をはさんでお勤め、法話の後、佐賀県在住の原健太郎さんご夫婦によるギターとオカリナのすばらしい演奏を聴くことが出来て至福のひととき。いつもながらご住職金田上人のアイデアと手腕には脱帽です。

戸畑光明会では、昼間大願寺での総会参加の方もいらっしゃったので引き続き観音様のお話をさせて頂きました。

観音様は常に「信・愛・欲」をもって阿弥陀様を尊信しておられる点で私ども信仰者の指標であること。「欲」とは旧字の「慾」とは意味の違う正しい願い、意欲のことで、何よりも如来様みさかえをあらわすべき勤めを果たしたいとの熱望であることを強調して説いた。法話終了後お茶の席で「今日は歌が少なかったわね」とは、会所の岸田夫人のひとこと。(昨年お伺いした時には歌ばかり歌っていましたので・・・)

翌日の円応寺ではご住職の矢野義明上人とお手伝いに来て下さった小倉全照寺の黒瀬上人とで、ご先代矢野俊雄上人の思い出話に花が咲いた。故矢野上人がテレサテンの歌が大好きでよくお説教の中で歌っておられたことや、諷誦文回向の最中に施主名を読み間違えて会所のご住職から注意されると「そうとも言う」とすまして回向を続けられた。エピソードをあれこれ伺って、そのユーモアあふれる自在な教化ぶりを懐かしく偲んだことであった。「あんな人、今は居ないね」とは3人揃っての感慨。

法話は前日と同じく観音菩薩の「願い」についてお取り次ぎさせて頂き、雨の降り続く中を辞去した。

聖恵(めぐみ)病院 大谷 決正

27日 93名

福岡聖恵病院の巡伝は私にとって初めてのご縁で、しかも僧衣を着ての病院訪問は初めてで少なからず心配しました。病院玄関を入りましたらフロアの真正面に立像の大きなやさしいお顔の観音様がおまつりしてあり驚きました。

観音様は別名を施無畏といい、畏れのない状態を施して下さるお方。観音様に手を合わせながら私も安心できました。

勤行・法話の行われた集会所には阿弥陀如来の慈悲の聖容の三昧仏様がおまつりしてあり、誰もが何時でも阿弥陀様と観音様に見護られ、また手を合わせることの出来る状態となっています。生老病死の不安の中、このような形で聖恵病院があることをありがたく感じました。

長崎地区 辻本 光信

22日善隣寺 15名

(宮崎地区の集中豪雨のため)岩崎念唯上人の代わりに、私が手語りしました。内容は筑豊B地区とほぼ同じものです。

島原地区 西 徹空

25日 慶厳寺 50名
25日 安祥寺 10名

朝方雨の中、お参り致しました。慶厳寺様では3月に五重相伝をされ、「五重同行会」として読経、念仏、聴聞と昼食会を熱心にされておりました。

安祥寺様では雨上がり、昼食・読経・念仏・聴聞の順でなされておりました。

ともに高齢化・うつ病と現代社会の難点についてお取り次ぎしました。

合掌

紫陽花や 雨のしたたる 寺詣で

大分地区 石原 義堂

4日 善光寺 25名
5日 長昌寺 休会
5日 迎接寺 22名
6日 蓮華寺 30名

早苗の美しい季節、至心に感謝す。如来様はこの身体をお護りお育て下さるのみならず、この世において仏の実をみのらせるために日々お育てを頂いています。その尊い御本願のおこころに今こそ目覚めて悔いなき人生を全うして参りたいものです。

合掌

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