光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成22年9月

7月巡伝報告

諫早地区 石原 義堂

25日 慶厳寺 35名
25日 安祥寺 10名

7月25日諫早水害の日、慶厳寺では慰霊祭も併せて行われました。法話は施餓鬼に因んで、三界万霊有縁無縁の諸精霊にもお念仏のご供養を為し共に往生浄土(光明生活)の喜びを分かち合いましょう。

佐世保地区 辻本 良明(多賀学昭の代講をお願いしました

22日 善隣寺 20名

「美しい目の王子」のお話。「人は美しく生きたい」という願いを持って生きている。けれども実際にはなかなかその願い通りに生きられない現実がある。しかし、なおかつその中で、「美しい願を持って生きる」ということはとても大切なことである。

小生(多賀)の都合がつかなかった為、善隣寺副住職の辻本良明上人が代講を勤めて下さいました。お話の内容は右記のようなものであったとうかがいました。

筑豊A地区 多賀 学昭

23日 定禅寺 5名
23日 福円寺 15名
24日 種善寺 17名

梅雨が開け、連日34度の猛暑の中での巡伝であった。自家用車で出かけ、5時間運転して定禅寺の門前で車を降りるとあまりの暑さに頭がくらくらした。

酷暑の中、定禅寺では5名の方がお詣り下さってお念仏。頭が下がる思いである、無礙光のお話を終えて下がろうとしたら、御住職の大庭上人がひとこと「今日は歌わないんですか!」そこで『千の風になって』をリクエストにお応えして熱唱。「佳い声だわねぇ」とお誉めを頂いて退堂したが汗がびっしょり。「お説教の方は誰も誉めてくれないのにな~」と一人ごちる。

夜は福円得たrの例会に参加。昼間の仕事の疲れにも拘わらず壮年の男性も含めて15人の方がお詣り下さる。日が暮れてもなかなか気温は下がらず大変である。熱心な歴代御住職の教化の結晶であろう。力強いお念仏がお堂に響きわたり身の引き締まる思いであった。神聖正義恩寵の道徳的力は如来様の光明によりて与えられ育てられて行くことを力説。汗だくとなる。

翌日の種善寺も午後の例会。日曜日の午後でもあり、多数お参り頂いてお念仏。外の猛暑にも拘わらず堂内は爽やかな雰囲気。これも御住職の西上人のお人柄であろうか。夏バテ気味だった小生。例会が始まる前にちょっと午睡を取らせて頂いたので元気満々。お話に熱が入りすぎて、後で皆さんから「いや~ご上人、大きな声でしたね~」との講評を受け恐縮。

午後4時に種善寺様を辞して再び高速を5時間走って夜10時前に帰着。何故か足が腫れて通風の発作を起こし、そのまま1週間ダウン。お酒も飲まないのに・・・。エコノミー症候群だったのかしら・・・。

聖恵(めぐみ)病院 柏原 寿美

23日 87名

聖恵病院の玄関を入ると真正面に見上げる聖観音菩薩を拝し感動を覚えます。今回は観音さまのお話をさせていただきました。

  1. 観音さまは阿弥陀仏の脇侍である。向かって右側にまします慈悲のお方。左側にましますお方は智慧勢至菩薩さま(法然上人幼少の時、勢至丸さまとお呼び申し上げた)。弥陀三尊と申しまして浄土宗寺院や檀家にお祀りする形式となっています。観音菩薩の宝冠には阿弥陀仏を戴かれている。
  2. 観音さまは慈悲のお方で世間の苦の音声を観じて三十三の姿に身を変してお救い下さる(念彼観音力)。
  3. 六道能化の観音さんとして寺院のお庭などに六体の観音さまをお祀りされている。「六観音」といって地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天と救済の役目をそれぞれ分担されている。

当聖恵病院では観音さまをお迎えされて皆様に其の功徳力を戴いてもらいたいと思われている。「医療と信仰の一体化」されて病院経営をなさっておられる。まことに有難い事に思われます。皆様是非観音力を戴かれ治療に専念されますようにと申し上げました。

福岡地区 慶田 太龍

15日 福岡光明会 休会
16日 正法寺 25名

蒸し暑い今回の巡伝でした。正法寺さまには初めてのご縁を頂きました。冗長なお話になり、熱心に聴講していただきました皆様には退屈させてしまったのではないかと反省の念しきりです。お話は回向・供養についてと「三種行儀」。

筑後地区 金田 恭俊

19日 浄源寺 辻本光信師が代講
20日 浄土寺 21名
20日 浄福寺 12名
20日 竜川寺 休会
20日 摂化院 休会

今回は如来様の本願を通して、光明の生活について話をさせて頂きました。

自らの機を信じ、如来様を信じ楽う時、その思いがお慕いする気持ちへ結実し、如来様を思う気持ちに引張られて、できないながらにできてくる光明の生活であると、お取次ぎいたしました。

北九州地区 今井 裕光

20日 大願寺 22名
20日 戸畑光明会 8名
21日 円応寺 16名

風鈴や 気に入らぬ風 いる風に
変わらぬ音の いつも涼しき

真夏の巡伝、汗をふきふきの二日間でした。各会所とも『親縁」についての一席。聞いてくださる方も暑さの中のご修行。頭の下がる思いでした。年々に話が下手になる様で・・・

粕屋地区 岩沼 光裕

13日 西林寺 90名
14日 珠林寺 40名

私として初めての粕屋巡伝でありました。丁度行き帰りは、大雨の為高速道路使えずに、七割は一般道を走りました。定刻には間に合いましたが、時間通りに行けない不安と渋滞イライラの道中、逆に日頃何気なしに使っている高速の有り難さを思いました。無事に戻って当たり前ですが、「無事」という言葉の偉大さを改めて感じました。又当たり前のことに対して感謝の足りない自分を反省しました。

西林寺様には、約20年ぶりにお参りしましたが、粕屋篠栗という町の発展変貌ぶりに大変驚きました。お施餓鬼の法要の法話、「念仏の勧め」(脳の老化を防ぐ=かきくけこ)をお話させて戴きました。後の会所の珠林寺様は、初めてのお参りでしたが、一部のお檀家様とは京都でお会いしていました。山口と福岡の習慣の違いをお話しさせて戴きました。両会所とも、天候が不順のところ沢山の聴衆のお参りに有難く思いました。

大分地区 塩先 晋照

15日 善光寺 23人
5日 長昌寺 休会
5日 迎接寺 21名
6日 蓮華寺 40名

梅雨の最中の巡伝会でした。青々とした稲葉をながめて道路を通りましたが、それでも昔と比べると休耕の荒れ地が目に入り、我が心田もかくの如しかと思った次第でした。

五島地区 鶴山 恒教

4日 阿弥陀寺 13時 45名 19時 20名
5日 阿弥陀寺 13時 40名 19時 20名
6日 善福寺 13時 20名 19時 20名
7日 善福寺 13時 20名 19時 20名

長雨による土石流被害、ゲリラ豪雨による浸水被害等、今年の梅雨は激しいものがあります。

この度の巡伝先は、長崎県五島地方。初めてのご縁です。前日の天気予報にて、南九州地方に梅雨前線の影響ありとの知らせがありましたので、船会社に確認したところ、「多分、明日は大丈夫でしょう」との返事。早起きして午前7時半にはフェリー乗り場の到着しました。確かに「雨」は大丈夫でしたが、海上には「霧」がかかっている様子。「これぐらい大丈夫」と高を括って乗船窓口に行ってみますと「本日濃霧のために欠航」との張り紙。それでも「まだ出港まで2時間あるので大丈夫」との気持ちがどこかにあって待ちました。しかし結果は午後4時まで全便が欠航し、辛うじて5時の便にて会所に向かうことができました。天候のことはいえ、用心の足りなかったせいで、会所に迷惑をかけてしまい、大変申し訳なく思っています。安心のできない世の中であっても、お念仏の中に明るく正しく和やかでありたいと願い、謙虚な生活を送って欲しいと願ってくださる仏さまの御心に沿っていかない拙僧が伝道することを、深く反省しながら4日間勤めさせていただきました。お世話になりました。 合掌九拝

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