光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成23年3月

1月巡伝報告

聖恵(めぐみ)病院 辻本 良明

28日 90名

昨年の当番の時は新型インフルエンザ騒ぎで休会になりましたので、久しぶりの聖恵病院となりました。

安松聖高院長先生ご不在の中、事務長先生に手厚いおもてなしを頂き、また病院の機関誌「めぐみだより」の巻頭の言葉で安松先生の文章に接し、西田哲学への造詣の深さに、あらためて多くを学ばせていただきました。

さて、法話は職員の方30名を含めての総勢90名へのお話となり、少年院の道徳授業での試みを再現しながら、私の問い掛けを に答えていただくやり方で、進めました。「三垢消滅し、身意柔軟に、歓喜踊躍して、善心生ぜん」を讃題に、身も意も柔らかくなるようにパネルシアター(現代風紙芝居)で楽しんでいただいた後、参加者一人一人に自分自身への問いかけを促しながら、今までの人生で得たもの、次代に伝えなければいけないものは何かを考えていただきました。最後にいつものように、唱歌「ふるさと」を 全員で合唱いたしました。

大分地区 石原 義堂

4日 善光寺 50名
5日 長昌寺 休会
5日 迎接寺 20名(鶴山瑞教師代講)
6日 蓮華寺 35名(鶴山瑞教師代講)

元祖法然上人八百年大遠忌正当に因み、法然上人が開かれた本願念仏による救いの宗教についての法話、本願を信じお念仏を通し仏を勧請することによって、戒定慧学の悟りの内容が私達の身心の中に働き出すようにお育てをいただくのです。

※今回、諸用により蓮華寺鶴山瑞教上人に迎接寺、蓮華寺(自説)をお願いし快くお引き受けいただき感謝いたしております。
[代講] 鶴山 瑞教 迎接寺)法話は「南無不断光仏」善男子の方も大きな声で称名の声が上がり、つみ重ねの大切さを痛感した。 蓮華寺)講師欠席なので、お念仏・礼拝の時間を長く取り、あとは光明婦人会の総会、来る春の団参の話などをした。

福岡地区 永徳 光明

15日 福岡光明会 10名
16日 正法寺 休会

1時間の称名念仏の後、感情の上にはたらく歓喜光について、老・病・死をどう受け取っていくかということと関連して述べました。

市街地のマンションの11階、二重窓になっている静寂な仏間で三昧仏の前に座した時、改めて福岡光明会の会員の方々の真摯なご精進がいと尊く感じられました。
お鏡開きのぜんざいをごちそうになりながらのお茶会でのお話がよい勉強になりました。

北九州地区 慶田 太龍

20日 大願寺 12名
20日 戸畑光明会 8名
21日 円応寺 休会

大願寺は、私の師僧である金田隆栄上人がご住職であられ、戸畑光明会は大和顕栄先生が「光明主義勉強会」の先生であるという関係で、緊張のなかの北九州地区巡伝でした。 も顔見知りが大半で、安心してお話をすることができました。

大願寺では、新装なった「檀信徒会館」で第1回「仏教講座」の講師として、戸畑光明会は発足したのが昭和25年で、田中木叉上人、山本空外上人、奈良女子大学の数学者として文化勲章受章者の岡潔博士等、光明会普及に尽力され、来訪された著名な先達の方々の末席を汚したのではないかと懸念しております。今回は、三身即一を宇宙カレンダーから、主に法身を中心にお取り次ぎいたしました。各会所の皆様には大変お世話になりました。

筑豊B地区 金田 恭俊

24日 西福寺 休会
24日 浄光寺 休会
25日 長安寺 33名

今回は『礼拝儀」の「至心に帰命す」についてお話をさせて頂きました。

「脳を縁として生じる心」よりもっと深い所にも心の世界を認めていく仏教において、私達の小さな意識(第六識)の計らいで、広大なる心(第七・八識)を統御していくのは不可能です。
身と心と、そして世界を如来様に投げ込んでお念仏していくことが大切です。
産まれたばかりの赤ちゃんには、親の姿ははっきりとは見えません。親の心もわかりません。しかし、子と親というものが、もっと深い心でつながっているように、私達もオオミオヤ(如来様)とつながっているのだと信じてお念仏を称えなければなりません。

合掌

筑後地区 金田 隆栄

19日 浄願寺
休会20日 浄土寺
休会20日 竜川寺
休会23日 摂化院休会

筑豊A地区 岩沼 光裕

23日 定禅寺 休会
23日 福円寺 44名
24日 種善寺28名

今回は川端瑞教上人の代講をさせていただき、筑豊A地区を担当させていただきました。定禅寺様は休会でした。
福円寺様は例会前に新年の役員会が行われていました。午後5時より定例会の合掌会の会員の方々とお寺の役員の方々も一緒に勤行し、法話を聞いてもらいました。話は、お供えの意義、灯明・香・花についてでありました。
種善寺様は、勤行・御詠歌と続き、少々休憩後、若上人の十分法話をいただき、その後約1時間、前の寺と同じ内容をお話ししました。

合掌

豊前善光寺「年頭別時念仏会」に参加して

慶田 太龍

平成11年に大腸ガンの手術を受け、今日まで生かされて意味を考えてみようと思い、元旦から5日までの年頭別時に参加させて頂きました。

笹本戒浄上人述『礼拝儀講話』の中の一節、

目的をたてて念仏しないと効果がない(中略)どうかお光明の中の日暮らしできる身とならせて頂きたいと念ずべき(中略)ただうかうかと講話を聞きたい位の気持ちで集まって来ただけでは、話はいくら聞いても心にお光明を頂くお念仏を一心にしなかったら何にもなりません。(中略)今度のお別時にはもっともっとお育てを頂きたい。親様の慈悲の聖容をハッキリかついつもいつも拝めるようにならせて頂きたいとの願いをもってせねば無駄であります。このことは最も大切なことであります。目的を立て真剣に大慈悲を仰がねばなりません。

が参加の契機となりました。

国道201号線の新仲哀トンネル付近では小雪がぱらついていました。善光寺では、積雪もなく初日を迎えることができました。夕食後、昏暮の礼拝。入浴後、明日からの念仏行に思いをはせ就寝。 は4名でした。

2日目。午前4時30分起床。午前5時入堂し、2時間のお念仏。膝に毛布を被せ、あまり寒さも気にならないほど集中することができました。十二光仏への五体投地。菅野俊光上人の朗々たる声に感動のうちに終える。温かい朝食を頂いてから、晨朝の礼拝。再び入堂念仏。昼食後、3時間のお念仏。5時夕食後、昏暮の礼拝。入浴して、布教堂の西の間で就寝。今朝はお天気がよく、夜は放射冷却の為一段と冷え込む。アンカを借りて、寒さをしのぐ。火鉢の炭火の明るさ、石油ストーブの暖かさに「ナムアミダブツ」。善光寺の裏方のみなさんのやさしい心配りに感謝。

3日目は、2日目とほぼ同じ日程でした。お念仏もだんだんと深まって行くように思いました。途中 が若干あり、一段と熱気を帯びてきました。

4日目は、善光寺さまの新年の例会で、檀信徒の方々と一緒にお念仏。昼から石原義堂上人による法話「寛容と忍耐」があり、良い勉強をさせて頂きました。夜の日程が終了してから、食堂で菅野俊光上人を囲んで、鶴山恒教上人、岩崎念唯上人、炭本義空上人、大谷決正上人等九州光明会の方々と楽しい団らんのひとときを過ごさせて頂きました。

最終日は、如来さまの後押しで満行を迎えられた感謝の気持ちと善光寺の裏方の皆さんのサポートがあればこそとの思いで一杯でした。朝、昼、晩の食事の準備、変化にとんだ献立、お風呂の準備等大変な「菩薩行」だったと思います。日頃の仕事から解放され、時間の観念すらなくなっていく生活をおくらせて頂き、ありがとうございました。阿弥陀さまから、大きな宝物を頂いたような気がいたします。充実した年頭別時であり、今後も一層の精進をし、光明主義の普及に尽力していこうと思います。機会があれば、また参加したいと思います。帰宅してからもテンションがハイになっております。

合掌

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