光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成25年3月

大分地区 金田恭俊

◇4日 善光寺 45名
◇5日 長昌寺 休会
◇5日 迎接寺 25名
◇6日 蓮華寺 30名

『礼拝儀』「至心に勧請す」についてお話しいたしました。阿弥陀様を私たちの「霊応を宿すべき宮」に勧請するとどのような具体的な生活の変化があるのかということを中心にお取次ぎさせていただきました。
それぞれの会所の皆様のおかげで、僅かですが勤めを果たすことができました。心よりお礼もうしあげます。

筑豊B地区 菅野俊光

◇25日 長安寺 45名

当日は元祖忌、1時より一緒念仏、礼拝儀後、『至心に回向す』のテーマで一時間程お話をさせて頂く。決正上人の微笑をもって総ての人に接せられる態度にはいつも自分もこうありたいと思うが?至心懺悔するのみ。
新年の初例会、参拝される皆様、お寺をあげて対応される寺族の皆様の心が解け合ってのアットホームな集いとお見受けしました。

福岡地区 石崎秀篤

◇15日 福岡光明 9名
◇16日 正法寺 40名

両会所とも初めてのご縁を頂きました。福岡光明会様では1時間のお念仏の後、礼拝儀その後1時間程お話させて頂きました。初めて参加された方もおられ、今後のお念仏生活に繋がる話ができたか心配でした。
正法寺様では、熱心にお話を聞いて下さる参詣者の方々と接すると不思議と話がスムーズにできました。軍嶋鳳龍上人様には色々と為になる話をして頂き有り難うございました。

筑豊A地区 西徹空

◇23日 定禅寺 8名
岩崎念唯
◇23日 福円寺 34名
◇24日 種善寺 25名

福円寺様は新年会も兼ねての例会でしたので、15分のお勤めの後、30分程「至心に発願す」“発願”についての話をさせて戴きました。上求菩提、下化衆生について、自分自身の信仰の確立とともに、子や孫たちへの信仰への導きについてはなしをしました。
種善寺さまでは昨年3月にご遷化なされた御母堂さまの回向をさせて戴いた後、約45分のお勤め、その後60分の法話させていただきました。“発願”について願いを発すことの大切さについて話をさせて戴きました。
二ヶ寺とも久しぶりの巡伝でしたが、子供さんがそれぞれ成長なされている姿に、びっくりしました。
念仏弘通、しっかり精進しなければならないと思った巡伝でした。

筑後地区 西徹空

◇20日 浄土寺 31名
◇20日 竜川寺 15名

浄土寺 、竜川寺ともに久しぶりのご縁を頂きました。浄土寺は庫裏が新築されており山内に威光満ち面目を一新していました。参詣者に男性も多く、お勤めの後のお斎には鏡開きのぜんざいを新春の和やかさの中でいただきました。
竜川寺は夜8時からの例会です。この日は暦の「大寒」に当り、日田の夜はしんしんと冷え込みました。その中をお参りくださる御熱心な皆様と「昏暮の礼拝」をお勤めし、私も思わず法話に力が入りました。各会所の方々と折々にお会いして、念仏による絆を確かめ合うことは本当に喜ばしいことと思いました

北九州地区 冨永秀元

◇20日 大願寺 自勤
◇20日 戸畑光明会 18名
◇21日 円応寺 16名

戸畑光明会では、如来様の光明のお育てについてお取次ぎいたしました。

年頭別時レポート

今井英之

◇日 時 平成25年元旦~1月5日
◇会 所 大分県宇佐市下時枝 善光寺

私が年頭別時に参加することになったきっかけは、もと東京深川の寺で育った私が如来様からの有り難いご縁により大分杵築の寺に入ることになり、以前から参加していた妻が一緒に行こうと誘ってくれたからでございます。昨年も参加させていただいたのですが、仕事の関係で1日しか参加できず何か後ろ髪を引かれる思いで、しぶしぶ帰った記憶があります。今年は有り難く仕事の都合もつき、妻とともに2日の夜から5日の成満まで参加させていただきました。

昨年少し経験し宇佐の寒さを知っていたので防寒対策を万全に準備して向かいました。2日の夜到着してすぐに国宝の善光寺のお堂に入り、先に始めていた方々に合流しお念仏をしようとしたところ、最前列正面から皆のリズムに全く合わせない大きな木魚の音が聞こえてきました。そして、そこから愛らしい幼子のお念仏の声が聞こえてきました。見ると、幼稚園生か小学校1年生くらいの女の子で、お母さんと一緒に隣り合わせて座りお念仏しておりました。小さいのによく長時間我慢して偉いなと感心して、その日の終了後、菅野俊光上人から、その子が知り合いの一般家庭の子で、親御さんに連れられて初めてお念仏した旨の話を聞きました。恐らく彼女は、如来様の存在やお念仏のこと等何も知らないであれこれ考えず、ただひたすらに純粋な気持ちで木魚を叩き、お念仏を称えていたのだと思います。雑念ばかりになってしまう自分もこの子のような純粋な気持ちで、如来様想いのお念仏ができたらいいなと思い、お別時に入り早くも大切なことを改めて学ばせていただいた気がしました。

次の日から外では雪が降り始め、お堂は凍てつく環境のお念仏中、いつものように様々な雑念が起こったり、日頃ついつい作ってしまう己の罪深い姿を反省したりといった心持ちになりました。しかし、そんな中でも雑念にすっと光明が射しこむように、お念仏に集中できるときがあり、如来様のお顔がにっこりと微笑み、自分が如来様の温かい慈光に包まれているような感じがしました。

こうしてお念仏が有り難いと思えるようになったのは、学生の頃に後輩である金田昭教様の誘いでしばらくの間、福岡久留米のお寺に籠りお念仏生活をしたことがきっかけでした。またそこで今回も参加されていた下司仁美さんに初めてお会いし、お別時中の生活について僧侶として恥ずかしながら何も知らなかった私にお別時のいろはを教えてくださったことも有り難いご縁でした。そして、その後現在に至るまで定期的に、古田幸隆様をはじめ、吉水岳彦様、金田昭教様等かけがえのないお念仏の仲間と各地で別時念仏会をさせていただいていることが自身の信仰を深める上で非常に大きなことだと思っております。今回の年頭別時の生活中、ふと、あの久留米での生活を思い出し、現在有り難くも自分にとって大きな仏縁のある九州でお念仏していることに対しての不思議さを感じ、ひと昔前の怠惰な自分を思い返すと到底考えられないことだと思いました。

また、お念仏会に参加し毎回思うことは、不思議と善知識の方々とお会いできるということです。このお別時でも様々なお上人方や信者の方と出会い、多くの如来様からの良縁をいただいたと思っております。4日の夜のお念仏には、菅野真美子さんの知り合いの別府観光協会の若い方々が1時間ばかり参加され、その後で少しお話する場をいただき感想を聞いたところ、若い方でも意外とお念仏に興味があるということ、寺院がそのような場を提供してくれたら有り難いということ等が分かり、今後、大分の寺で布教活動していく上で非常に参考になりました。

2日の夜から入った年頭別時もあっという間に終了し、しばらくの間、木魚の音とお念仏の声、清々しい朝の鐘楼の鐘の音が耳から止みませんでした。今まで経験したことのない有意義な正月を送らせていただきました。

最後になりましたが、善光寺住職菅野上人をはじめ年頭別時でお世話になった方々に感謝御礼申し上げます。特に、真美子さんを中心として美味しいご飯を作ってくださった裏方の方々のお陰で、何不自由なくお念仏に集中できました。心より厚く感謝御礼申し上げます。また今後もこのような光明会のお念仏会に参加させていただきたいと思っておりますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

合掌

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