6月巡伝報告
大分地区 西 悠哉
◇4日 善光寺 20名
◇5日 長昌寺 休会
◇5日 迎接寺 18名
◇5日 蓮華寺 40名
いづれの席も梅雨の中休みで、天候に恵まれました。
善光寺様は古くなった雨樋を新調されていました。歴史あるお寺を守っていくことの大変さが思われました。
迎接寺様は高札に可愛らしいイラストが添えられています。見る度にふっと心が軽くなるのを感じます。
蓮華寺の山門をくぐるとお参りの方とお会いしました。話をうかがうと以前は福岡にお住まいだったとか。それだけで勇気付けられた気がしました。
福岡地区 炭本 義空
◇15日 福岡光明会 10名
◇16日 正法寺 休会
不断光についてお取次ぎさせて戴きました。
筑豊A地区 山上 光俊
◇23日 定禅寺 8名
◇23日 福円寺 18名
◇24日 種善寺 19名
ご多用のなか定禅寺の住職さまは伊田駅までお出迎え頂きました。寺に着き、久しぶりに立派な藤を見上げました。ご住職様がやっと藤に肥料を施し終えたところです、と仰いました。400年以上もそうやって大切にされてきたのだなと老いた藤の根元を見ながら感じ入りました。
法話は解かり易い弁栄上人の法語をミオヤの光から選びプリントを用意して「起行の用心」についてお話致しました。法話後、住職様が福円寺様まで送って下さいました。
福円寺様は五重お浚い以来でしたが、庭が整備された木々が青々として梅が落ちていたのでご住職様に話を向けると、今年は梅が豊作でたくさんの梅を樽に漬けられたそうです。なんとその梅干をお参りの皆様に差し上げるそうです。お寺の梅だから特別有り難いと仰るそうです。寺離れする時代に檀家さんとの絆にいいなと感じいりました。ご老僧様にもご尊顔拝眉できて嬉しく思いました。法話は同じく「起行の用心」でした。法話後、お子様を交えて歓談し夕食後、ホテルまで住職様が送って下さいました。翌24日は種善寺副住職様がお迎え下さり、山門をくぐると庫裡の改築工事中で屋根が銀色に輝いていました。今まで取り組んで来られた営繕の話を聞きながら御夫婦で寺を護る情熱はすごいなと感じ入りました。法話は同じく「起行の用心」でした。
法話後、黒崎で皆様と一緒に夕食をご馳走になりホテルまで送って頂きました。住職様、副住職様と歓談しながら寺の営繕に布教に希望をもって臨んでおられる心情に触れ感動しました。
聖恵病院 鶴山 恒教
◇28日 76名
初夏の候、8年ぶりにご縁を頂きました。超高齢化社会に向けて新事業が着々と進められている様子を拝見し、力強く感じました。
会場の院内ホールには、80名程の聴衆が集まって下さり、礼拝儀とお念仏を皆さんで勤めました。仏教に縁のある方が参集されているとはいえ、他宗派の方もいると考えられましたので、「念仏とは?念仏するとどうなるか?」ということをテーマに「智慧光」の教えをお伝えさせて頂きました。
院内に益々お念仏が興隆することを祈念しながら、会所を後に致しました。
佐世保地区 鶴山 恒教
◇22日 善隣寺 20名
「不断光」 についてお取次ぎさせて頂きました。
筑豊B地区 冨永 秀元
◇24日13時 西福寺 休会
◇24日19時 浄光寺 休会
◇25日13時 長安寺 28名
長安寺境内には、多くの蓮の花が咲き、宛らお浄土を思わせる佇まいに何とも云えない心地よさを感じる。梅雨の雨の中、集まる信者の思いも同感なのではないだろうか。雨にぬれた境内に響く木魚の音に心癒される感がある。
筑後地区 大谷 仙覚
◇19日 浄源寺 休会
◇20日 浄土寺 20名
◇20日 浄福寺 15名
◇20日 竜川寺 休会
◇摂化院 7名
何れの会所も「親縁」についてお取次ぎさせて戴きました。
熊本地区 永徳 光明
◇22日 荘厳寺 休会
◇23日 善樹寺 30名
例年5月23日に「花祭り法要」として勤修されている由。かなり若い方たちの参席も多く、熱心に聴聞下さった。
潅仏会(降誕会)についてお話して、後、忍土での日暮しの中で称名念仏によって如来様のお慈悲の光、特に歓喜光のはたらきで私たちの苦悩(悩み)が安らぎ、光明の生活、極楽の中に身を置くに至るーと、先達の事例を引用してお話しましたが、いつものことながら、自証の無い非力さを痛感しました。
山口地区 西 悠哉
◇24日 長命寺 35名
◇25日 西蓮寺 22名
◇26日 極楽寺 休会
長命寺様は御忌法要、西蓮寺様では25日ということもあり法然上人がお念仏を選択されたという事についてお話させて戴きました。
いずれの会所も天候に恵まれ爽やかな5月の風の中良いご縁を頂きました。長命寺様、西蓮寺様有り難うございました。
北九州地区 辻本 良明
◇20日 戸畑光明会 7名
◇21日 大願寺 35名
◇21日 円応寺 10名
台風4号の心配の中、北九州地区の巡伝にお伺いしました。戸畑光明会の岸田ご夫妻に久しぶりにお目にかかり、法話中のパネルシアターを見て3D法話だと喜んで戴きました。
大願寺様では、相変わらず聞き上手な皆様にすっかり乗せられ、大声と大騒ぎの中で法話を進め、最後帰る時には拍手まで戴きました。
円応寺は随分久しぶりの法話となりました。法話後に方丈様と随喜のご寺院方とお話できる機会を得る事ができました。
今回は「南無智慧光仏」を讃題に、自分も気付いていない心の闇こそが、私共をより深い所にに導く。その闇に気付くことを手がかりとして、光明の生活に入るとお伝えしました。
諫早地区 花房 尚美
◇25日 慶巌寺 40名
◇25日 安祥寺 休会
慶巌寺さまでは、前回とおなじ「歓喜光」について、皆様にお話し、最後は手話を交えた歌を一緒に歌わせて戴きました。
九州光明会布教研修会に参加して
光明園 佐藤蓮洋
九州光明会の布教研修会は、若手巡伝師の登竜門であると伺っていました。突然のご縁をいただき、関東支部からの「派遣」という大役でしたが、勉強の機会と思い参加させていただきました。
研修会場は大分県宇佐市にある豊前善光寺様(ご住職は菅野俊光上人)。ひかり誌で、お名前だけは存じ上げている多くのお上人様方ともお会いさせていただきました。研修は藤本淨彦上人の「十二光仏について」(五席)のご講義があり、布教実演として川口英雄氏、加藤淨道師、永徳和彦師が十二光仏の中から一つを選び、ご自分の体験をもとにお話しされました。実演後は、お上人の方々を中心にコメントをいただき、叱咤激励されながら、更に研鑽を重ねる仕組みになっていました。私は緊張感高まる雰囲気の中で皆さんの実演をうかがいながら、在家出身の還暦を過ぎた新米尼僧である私自身の身の丈に合ったお話とはなんであろうか、と迷いはじめ、準備した話を急遽変更することを考えました。実演の前夜、眞慧上人(善光寺副住職)のお部屋を借りてノートとニラメッコしながら、「まだお念仏を知らない、30代~50代の女性」を対象としたお話にチャレンジしてみようと決心しました。このような内容のお話がどのような評価を受けるのか、とても心配でしたが……。
ポイントは①お念仏の大切さ、②光明の不思議さ、③光明による豊かな人間形成について理解していだだくこと。そのために①尼僧になった私の体験、②還暦過ぎの新しいライフスタイルの構築(祈りの生活)、③仏教との出会い(釈尊、法然上人、弁栄聖者)、④光明(清浄光、歓喜光、智慧光、不断光・・・人間改造の光)による三垢消滅と人間形成、⑤証信(如来の実在の実験証明)をめざして、という内容にまとめました。
突然の変更にも関わらず、お上人方等には熱心に耳を傾けていただき(途中で居眠りされていたお上人もおりましたが、これは無言の直接的な評価として大いなる反省と励みになりました。)とても感謝しております。いただいたコメントは「仏教用語の読み方が間違っている」「光明の生活という具体的な内容がない」「語句の理解が不足」「念仏の大切さについて、体験が話されていない」等々、顔から火が出るようなご助言を含め、率直かつ温かい多くのプレゼントをいただきました。これからの精進の糧にさせていただきます。
ご本堂での三昧仏様を前にした早朝のお念仏と十二光礼拝はとても心に残るとともに、研修の場の緊張感と温かい雰囲気、参加の皆様の熱意、人材育成の積極的な取り組みを肌で感じさせていただきました。お会いさせていただいた多くのお上人、お世話をいただいた美緒子さんと下司さん、お抹茶をたてていただいた大和さん、そして研修終了後、宇佐観光を快く引き受けてくださった善光寺の邦子奥様等、ご縁のありました皆様にこの誌面をかりて、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。