光明の生活を伝えつなごう

九州支部だより

九州支部 平成26年7月

5月巡伝報告

福岡地区 西 悠哉

◇15日 福岡光明会 15名
◇16日 正法寺 40名

いずれの会所でも「念仏為先」を讃題にお話しさせていただきました。
福岡光明会様は二度目のご縁。お話の後、おいしいお菓子とお茶を頂きながら、皆さんと様々なお話をさせて頂きました。
正法寺様でお話しさせて頂くのは初めてでした。前の御住職から、お寺・仏教の未来についてご教授頂きました。
両会所で大事なご指摘を頂きまして、厚く御礼申し上げます。

佐世保地区 炭本 義空

◇22日 善隣寺 9名

今回の巡伝では、「不断光」についてお取次ぎさせて頂きました。

諫早地区 石崎 秀篤

◇25日10時 慶巖寺 20名
◇25日13時 安祥寺 8名

初めて当地区の巡伝のご縁を頂きました。

慶巖寺様には1時間早く、午前9時に到着。御住職にはお忙しい法務の中、本堂・位牌堂・納骨堂等をご案内頂き有難うございました。お話は「無碍光」についてでした。

安祥寺様では、「一枚起請文」より、至誠心=真実心についてのお話。また「山の郵便配達」という映画をたとえに、親子の絆とお念仏の相続について法話でした。
慶巖寺様・安祥寺様には色々とご配慮頂き有難うございました。

北九州地区 菅野 浄光

◇20日 大願寺 25名(慈眼寺にて)
◇20日 戸畑光明会 8名
◇21日 円応寺 休会

20日雨模様の中の巡伝。大願寺様では、6月1日に「晋山式」との事。末寺・慈眼寺での入山式。雨の中、多くの方が参詣して下さり「おかげ」について1時間程お話しさせて頂きました。

戸畑光明会様は19時30分から法話。21日は休会のため早めに始めさせて頂きました。昔なじみのお顔に緊張しつつ、自己の修行の励みにしたいものです。

筑豊A地区 大谷 決正

◇23日昼 定禅寺 5名
◇23日夜 福円寺 11名
◇24日  種善寺 12名

弁栄聖者のご法語の中、「くりかえし同じ様なものでも、変わりゆかねばならぬ。年またも明けて、一年三百六十余日、やはり同じ様にくり返すものの、その実日々刻々に変遷しつつあるお互いの身にて候。・・・心にかけて不可思議功徳なる、みほとけの御名を称えつつ日を暮らしたく候。念々おなじ称名ながら、阿弥陀仏よりは無量光の徳をもて、念々ごとに我らが無量の煩悩を亡して、無量の霊徳をわれらにあたえたもう。」
についてお取次ぎさせて頂きました。
熱心にお聴き下さり有り難い限りでした。

大分地区 今井 裕光

◇4日 善光寺 20名
◇5日 迎接寺 休会
◇6日 蓮華寺 休会

岩沼上人の代講でした。

お話は、「我らも完徳の鑑たる世尊にならいて・・・」と発願していながら、日常生活のだらしなさ・悔しさ・情けなさ。その矛盾について我が身を振り返りながらの法話でした。結論的には、木叉上人の「足らぬ自分の力では、越すに越されぬこの峠、まもるお慈悲の御力で、越されぬままに越せていく」で終わりましたが、はたして越せて行くことが出来ることやら…? 毎回が自省の巡伝です。

山口地区 今井 裕光

◇24日 長命寺 30名
◇25日午前 20名
◇25日 西蓮寺 20名

長命寺様は御忌法要。沢山のご参詣でした。元祖さまの「一紙小消息」の中のご文より、ご縁・おかげについての法話でした。二日間の八百三回忌の法要も無事に成満されました。

西蓮寺様は、久しぶりに藤本上人の御尊顔を拝し嬉しい限りです。まだまだ京都のお仕事のお忙しい中お出会い出来まして、色々とご教導頂きました。浄本上人・浄彦上人のご当山、身の引き締まる思いでした。法話は、以前ひかり紙に掲載された江角上人の「交通安全観音」を題材にしての一席でした。

聖恵病院 岩崎 念唯

◇23日 67名

初夏を感じさせる様な暑さの中、二年ぶりのご縁でした。お勤めの前に安松院長先生―林松寺御住職―と少しの間お話しすることが出来、医療と宗教のコラボの大切さについてご意見を拝聴しました。長寿社会には、お互いがしっかりと取り組まなければならないとの話で一致いたしました。新しくなった聖恵ホールで約20分のお勤めをして、その後約40分間「人生どう生きるか?」=「どう死を迎えるか?」についてお話しさせていただきました。

「生けらば念仏の功つもり、死なば浄土に参りなん」・「後の世もこの世もとも南無阿弥陀仏、仏まかせの身こそ安けれ」を結びとさせて頂きました。

合掌

摂化院親子別事に参加して

福山市 極楽寺 鶴山 豊教

新緑まぶしい五月晴れの5月3、4日に久留米市念仏道場摂化院にて8年目の親子別時が行われました。導師に金田昭教上人・西悠哉上人を迎え今年は参加者16名と少し少なめではありましたが日頃触れることが中々ないお念仏を通して少しでも仏さまとの縁を結んで頂く一泊二日の道場が始まりました。

私は昨年妻が妊娠中だったこともあり一人参加しましたが、今年は親子三人でお手伝いをさせて頂くことが出来ました。

今年の参加者の顔ぶれは下は金田上人のご長男隆聖くんとうちの優教、上は八十代の女性でみんな最初は緊張した様子でしたが、一緒に外で遊んだりするに打ち解けてまいりました。

お話の中で西上人が形から入るのも大切なことだという話をしてくださいました。最初この話は大人向けの話として話し始めたのですが、あまりにも良い内容だったので参加者のある女性から「この話をぜひ子どもにもしてくれないか?」と要望があり子どもも交じってお話を聞きました。野球でも剣道でもいきなり始めてすぐにルールや内容をわかったりはしない、まずは野球ならキャッチボールやバットの持ち方から剣道なら竹刀の持ち方や素振りから始めるそうしてやっていく内にルールがわかり内容がわかっていくんだと、お念仏も同じでまずは足が痛いかもしれないけど正座して大木魚に合わせて木魚を叩いてお念仏してみることです。そうしていく内にお念仏や信仰というものがわかっていくんだとお話しくださいました。

また、金田上人はジブリアニメ 魔女の宅急便の主題歌 松任谷由実さんの「やさしさに包まれたなら」を子どもたちに聴かせやさしさに包まれたならきっと目にうつるすべてのことは仏さまからのメッセージなんだよと優しく話してくださいました。

小さい頃は神さまがいて、不思議に夢を叶えてくれた
やさしい気持ちで目覚めた朝は大人になっても奇跡は起こるよ
カーテンを開いて静かな木漏れ日のやさしさに包まれたなら
きっと目にうつるすべてのことはメッセージ

子どもたちには少し抽象的で難しい話でしたが、曲が流れると「あ~! この歌知ってる」など口々に声が出て感心を誘っており、今はこのお話の意味はわからなくてもきっと日々お念仏をさせて頂いてるとこの世界は仏さまのお慈悲にあふれている世界だと気づく時が来るよと伝えてくださっている気持ちがいたしました。

さて、今回親子別時をお手伝いさせて頂く中でいくつか新しい試みをさせていただきました。

一つは灯の集いに少し儀式的要素の懺悔、三帰三竟、潅頂を加えてより仏の子になるという意識を強くしました。が、実際にやってみると子どもたちの年齢やそれに伴う集中力が様々できちんと大事な儀式なんだという意識を持たせることまで行き着かず全体的にザワザワした感じになってしまいました。

二つ目は親子別時のおつとめの中で使う経本を作成しました。内容は聖歌だけではなく少しわかりやすく歌いやすい歌を加えて、「わたしたちの願い」などの読み物を礼拝儀と合わせて加えました。

歌はあまり練習時間が取れず、最終日になってようやく覚えて歌えるようになりました。読み物はやはりいきなり礼拝儀は無理かなという印象でした。

三つ目はゲームを取り入れること、今年はビンゴゲームとこぶたぬきつねこをやってみました。ビンゴゲームはお題の範囲が少し広すぎて中々ビンゴにならず大変でしたがそれはそれで盛り上がりました。お手伝い頂き盛り上げ役まで買って頂いた西上人感謝いたします。結論としては灯の集いは子どもたちへの大切な儀式なんだと思わせる意識の徹底が必要であると感じました。経本についてはもう少し中身をわかりやすくし、お念仏ばかりではしんどいという感想もあったのでそこを踏まえた改善が必要だと感じました。

まだまだ新しい試みは始めたばかり、失敗と成功を繰り返しながら子どもたちがまた来たいと思うようなお別時にさせて頂かなくてはという思いを新たにいたしました。

最終日に今回もみんなでお念珠を作りました、昨年に続きこれは大人気で二連念珠を作ったのですが、たくさん作って兄弟やお父さん、お友達にあげるんだという子までいました。

最後にみんなで手をつなぎ輪になって「法の糸」を合唱しました。

あみだほとけの法の糸こころにとおせ親も子も、

また兄弟も友達もこのひとすじの法の糸

隣り合うお互いの手から伝わるぬくもり、みんな仏さまとの縁、一本の法の糸でつながった仲間であることを感じつつ会はお開きになりました。

下司さんが仏さまのことを少しでも広めたい、縁を深めてもらいたいと始められたこの尊い会がこれからますます発展し参加する子どもが増えていくようこれからも微力ながらもそのお手伝いをさせて頂こうと思います。

合掌

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